「ゆらぎ」を身体化するためのツールキット(5連符の活用)


菊地成孔による「モダンポリリズム講義」が面白く、こんな講義をなかば秘密裏に受けていていいのかという気分になっています(ニコニコ動画の有料チャンネルで、たしか月800円ぐらいだったかな。や、安い!)。これまでは「3×4のクロスリズム」を理解・会得し、最終的に「1拍の分割自由」と「ゆらぎ/なまりの獲得」まで目指そうというところですが、「5×4」が始まった瞬間に、前述のことが「ああなるほど」とまさしく腑に落ちまして、何年もモヤモヤしていたことがついに全貌を表した感じです(まあ「ヴェールが剥がれた」あとは、虚無しか残ってないこともあったり、実は剥がれていなかったり、色々とあるので油断はできませんが)。

ゆらぎについての考察は後にして、とりあえずこのエントリの説明をしたいと思います。

以下に載せる音源は、1拍5連符でつくったビートです。zipファイルもありますので、よろしければダウンロードして聴いてください。
分割した5つの音は、アクセントから次のアクセントまでを1かたまりとして扱うことにします。「ツ」をアクセント、「ッ」をノンアクセントとすると、「ツッッツッ」は「3−2」、「ツッツッツ」は「2−2−1」といった具合です。このようなパターンを5種類つくりました。
構造は、まずノンアクセントの音もわかるようにしたものが16小節、次にノンアクセントの音をより小さくしたものが16小節、そしてノンアクセントの音を発音しないものが16小節、の計48小節で成り立っています。
最後の16小節を5連符を意識しながら聴けるようになればゴールかな、と考えています。

付録として、1拍4連(いわゆる16ビート、基本的なビートですね)から1拍5連に変えたビート(8小節ずつ)を入れています(「16beat-20beat」)。これは4連と5連の刻むスピードの違いを確認するためです。図で見ると、下のようになります。

・1拍4連(16ビート)
poly1

・1拍5連
poly2

さらに、実験として、1拍7連を使って、「2−2−2−1」のビートを作っています。

上のビートを聴くコツとしては、おそらく「最小単位の音をしっかりと意識して刻むこと」だと思います。私はこれをこれまで怠っていたために、リズム音痴ぶりを露呈していたのでしょう。

16ビートに慣れすぎて、5連符を身体に染み込ませるのは非常に難しいですが、これが自然と刻めるようになってくると、リズムの解像度が格段に上がると思います。
あらためて、「リズム」や「グルーヴ」という高くて真っ暗な山を、もう一度登ってみましょう。

※下のファイルをまとめてダウンロードする場合は、こちらから。

・16beat-20beat

・3−2

・2−3

・2−2−1

・2−1−2

・1−2−2

・2−2−2−1


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