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先日、下のような記事を書いたぐらいにはアメフトが好きなのですが、1月3日はライスボールを見てきました。

__アメフトのルール・見方を最短ルートで覚える

ライスボウルとは?

ライスボールとは、社会人と大学の優勝チーム同士が戦う試合のことです。今回の出場チーム、富士通フロンティアーズ(初出場)と関西学院大学(4連続出場、13年ぶりの勝利を目指す)でした。

こういう試合は大抵社会人が勝つものでして、スワローズファンとしては毎回関西を応援しています。今回も当然ながら関西寄りで観戦/応援しました。

観戦記

**(2015年1月7日追記) 非常に詳しいレビューがありましたので、本当にご興味のある方は下記のサイトを。

コボリの意見も想定しつつ書かれており、勉強になります。** __MAJIK MIRROR【アメフト】ライスボウル2015観戦記

というわけで大変楽しみにしていたのですが、まさかの寝坊をしてしまいまして(笑)、第2クォーターの途中から見ることになってしまいました。

そのときは同点だったのですが、終了直前になってタッチダウンを許すなど、10点差がついて前半は終了。

ただ、今年はこのあとから非常に盛り上がる試合になりました。

まず、第3クォーター。富士通の攻撃をパントに終えさせると、関西はパスを主体にランも織り交ぜながら進みます。パス・インターフェアにも助けられ、2度のギャンブルも成功し、エンドゾーン数インチまで。

しかし、ここでダイブオプションも本当のダイブも失敗し、無得点に終わってしまいます。この時点でモメンタムは富士通に大きく傾いたと思いました。

しかし、次の富士通の攻撃を関西がいきなりインターセプト!もう一度モメンタムを取り戻すチャンスを得ると、パスとスクランブルから、再度エンドゾーン数インチまで。これをダイブでタッチダウン!さきほどのオプションが効きました。これで3点差。

さらに、次の富士通の攻撃をフィールドゴールで抑えた関西は、フェイクを巧みに使いながら進み、最後はスクリーンパスからタックルミスを突いて一気にタッチダウン!逆転に成功して第3クォーターを終えます。

そして第4クォーター。富士通の攻撃から始まるも、関西がまたインターセプト!ここで関西が勝利する可能性を感じたファンも多いことでしょう。。

しかし、次の関西の攻撃。4thDOWNまで追い込まれ、ギャンブルで仕掛けるも、これがインターセプト。そのまま富士通にタッチダウンを許し、再度逆転。このギャンブル、非常にもどかしい気持ちでした。

再度逆転を狙う関西ですが、ファーストダウンが奪えずまたもや4thDOWN。フィールドゴールは狙えないのでパント…からのフェイク成功!しかし、そのあともファーストダウンは奪えず、またパント…からのまたまたフェイク!しかし、これは完全にバレていた!ガッツリ潰されてしまい、富士通の攻撃。これをフィールドゴールとされ、9点差で万事休す。

残り5分となり、かなり厳しくなった関西はこのあと持ち味を出せぬまま、33-24で富士通の勝利となりました。

感想

今年のライスボウルで勝敗を決めたところは、やはり第4クォーターの2度のギャンブル、そして2度のパントフェイクだと感じました。

「リスクを追うプレー」と「無謀なプレー」は異なります。前者は期待値が高いけれどもリスクを含んでいるプレーで、後者はそのような考察をしない楽観的なプレーです。第4クォーターの関西の選択は、コボリには「無謀なプレー」に見えました。

とはいえ、関西は相手との力差を踏まえたうえで、「弱者の戦い」に徹し、その創意工夫はスワローズファン/野村野球愛好家としてはとても応援したくなる内容でした。ぜひ来年こそ社会人を打ち負かしてほしいですね。ランニングバックかレシーバーにウルトラ級の選手が生まれることを祈りつつ、また来年も応援させてもらいます。


    Kobori Akira

    IT業界の社会人。最近はプロレスと音楽の話題が多め。
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