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もう2015年も半分が過ぎてしまいました。現在は無職のため、本当に暇な時間を送っているわけですが、おかげさまでバラエティ番組はダラダラと見ることができました。

以下は、2015年前半のバラエティの簡単なまとめです。覚えている順にダラーッと、1時間ちょいで書き上げています。たくさん観てる割には、キーパンチに至ってないものがたくさんあるんですよね。後半はもう少しキレイにまとめたいな。

マイベスト

『内村さまぁ〜ず』「寺門ジモンに5人掛かりで勝利してとにかく黙らせたい男達!!」

まさか『内村さまぁ〜ず』でこんなに笑うとは思わなかったです。失礼を承知で言えば、寺門ジモンが「普通に」面白かった初めての回かもしれない。ジモンの一所懸命さが過度にスカされることなく、きちんと5人とブツかっていたのが良かったのだと思います。

一番好きなのは、後半で上島竜兵が言った「少しコイツが好きになった」。120%同じ意見です竜ちゃん!

覚えている番組

『ナカイの窓』という、中居君によるバラエティ解説番組

一時期、『アメトーーク』などでお笑い芸人の技術や陰の努力が紹介されていたことがありましたが、最近はあまり見なくなりました。ある程度視聴者が理解してしまったことと、そもそも「そんなことより笑わせてくれ」というのが同時にあるんだと思いますが、そんな2015年現在に惜しげもなくバラエティの裏側をどんどん明かしてくれるのが芸人ではなくアイドルであることには、あらためて驚きます。

とくに、「『ナカイの窓』スペシャルで知った中居正広の戦術と哲学」は凄かったですし、ゲストMCが集まる回は絶対に見たほうがいい番組になっています。中居くんの「陰の努力」に対する愛情と恥ずかしさを感れる、バラエティ好きにはたまらない番組。

『水曜日のダウンタウン』、謝罪しても謝罪感が伝わらない説

『水曜日のダウンタウン』、何が起きても笑ってしまう説」でも書きましたが、藤井健太郎のつくる番組には「悪意」がある、ということはよく語られることです。もっと分かりやすく書けば、それはいわゆる「レッテル貼り」だと思いますが、では、何故いまだにニューヨークがこの番組にハマり出していないのかは調べてほしいところ。あと、『チーム有吉』という危険すぎた番組も今年の話です。恐ろしい。

『オサレもん』の勝〜ちの〜こ〜り〜(はできなかった)

「結局、オサレ横綱とは何だったのか?」という疑問が解消されぬまま終わってしまったネタ番組。また、8.6秒バズーカを世に送った番組でもあります。ディレクターは、『レッドカーペット』と同じ薮木健太朗さん。いずれ、シソンヌ、チョコレートプラネット、アキナで何かしら番組をやったりするのだろうか。そして、一番重要なことは、この番組が松岡茉優のバラエティ能力の高さをバリバリに証明した、ということです。

『ネリさまぁ〜ず』のサトミキと愛菜

TBSから日テレに移った、さまぁ〜ずファンにとっては癒しの時間のような番組。面白いか面白くないかはあまり関係なかったのですが(さまぁ〜ずが見れれば良い)、グラビアアイドルのワンノブゼムとして出た愛菜が爆発的に面白かったおかげで名番組となった、なかなか珍しい番組でした。とはいえ、さまぁ〜ずが女子アナや女子タレントを上手く使って、彼女たちの好感度やバラエティ能力を向上させる、というのはよくあることです。愛菜の凄いのは、ほぼ最初からそれが身についていた。

一方、愛菜の裏に隠れていた純アイドルの佐藤美希=サトミキが、番組終盤から愛菜に喰らいついていったところは感動すら覚えるときがありました。私は横浜F・マリノスのファンですが、この日だけは鞠サポを辞めようと思ったぐらいにはサトミキのことを好きになっていました。

『夜の町を徘徊する』のマツコと徘徊する「私」

すっかり<テレビの人>=<有名人>になったマツコ・デラックスが、自身に対する諦めに似た感情も持ちつつ、素人と絡む番組。なので、新しいマツコを見ることができる面白さもあるのですが、この番組をコボリが好きな理由は、出てくる「素人」がすべからく「私」であること。ガラの悪そうな兄ちゃんも、カメラに映らないところから大声でマツコを呼ぶ声も、急にマツコを見つけて驚く彼/彼女も、マツコに会えたことに感動するおばちゃんも、マツコと一緒にカラオケを歌った青年も、その全てが「私」でした。

ちなみに、同番組名で検索すると「“笑う”芸人、“受け入れる”マツコ―『夜の街を徘徊する』感想と考察」が上位に来るぐらいには、まだマイナーな番組です。

『しくじり先生』が「しくじり先生」になる時は来るか?

深夜帯には、杉村太蔵が「うるせぇ」という流行語を作ったり、最終回ではオリラジ中田敦彦に全出演者、全視聴者が立ち上がり「お任せください」と叫ぶなど、確実に2015年のバラエティを牽引する番組。ゴールデンに変わってからもその姿勢は変えず、「ハッピーエンドにしないと出てくれないんだろうなあ先生方」感は若干あるものの、未だに面白いです。個人的にはバラエティ番組というより哲学番組なのだと思っています。中高生にDaiGoの講義を見せてあげたい。

人生とは『LIFE!』である

「内村光良がNHKでコント番組をやる」と知ったときの、われわれの感動は計り知れないものでした。それが今では「あ、見逃しちゃった」と言えるぐらい、日常に溶け込んだことに、あらためて感謝したいです。NHKは「受信料」なんて曖昧な言葉を使わずに、この際、「ウッチャン税」とか「NHKなんで税」とかに変えてほしい(適当)。肝心のコントは、たまに見る人でも楽しめる単発物とファン向けのシリーズ物がいいバランスでミックスされています。

何よりも凄いのは、ここでもウッチャンの「共演者を伸ばす」力が働いていることで、とくにムロツヨシと石橋杏奈はこの番組をキッカケに色んな場所に行くことができそうです。悩み相談でムロツヨシが「喉が弱いんです。どうしたらいいですかね?」とウッチャンに聞いたとき、

「辞めちゃえば!?」 と愛の言葉を投げかけられ瞬間はファンには忘れられません。あと、マモーミモーもやりました。

『さんまのお笑い向上委員会』

「いつ終わるのだろうか」と毎回感じる番組(ポジティブに)。流れ星が出ずに終わった初回は、本当に笑いました。太田光とホリケンのことが100%嫌いな人は絶対に見ないほうがいい。そして、99%嫌いな人は、一度でいいから見てほしいです。好きになる可能性、この番組ならあります。とくにホリケンについては、本当にカッコいい芸人だなと思います。それは『ネプリーグ』というファミリー向け番組を見れば分かるはず。

ちなみに、この番組自体の感想ですが、「27時間テレビの深夜帯のアレを毎週やってる」というのが答えだと思います。だからこそ面白いし、だからこそすぐお腹いっぱいになる。個人的には、2時間ドラマにしてもらって、季節ごとにやってみたらもっと笑えそう。

M-1』の復活(未確定)

なんだかんだで、2015年はこの話に持っていかれるのでしょうか。最大のスカシになる可能性もありますが、全ては準決勝あたりで分かることでしょう。「優しさは失敗のもと―2015年のM-1は成功するか?」で書きましたが、出場資格がコンビ結成15年以内というのはやはりマズいと思います。もう間に合わないのかな。

ちなみに、当ブログ一番の人気記事に「THE MANZAIはM-1を殺した―中川家から博多華丸・大吉まで」があります。長文注意。


Kobori Akira

IT業界の社会人。最近はプロレスと音楽の話題が多め。
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