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ジャズドラマーの マーク・ジュリアナ(Mark Guiliana) がリーダーのバンド、 Mark Guiliana Jazz Quartet のライブを見てきました。 ジュリアナ以外のメンバーは、サックスのジェイソン・リグビー(Jason Rigby)、ベースのクリス・モリッシー(Chris Morrissey)、ピアノのシャイ・マエストロ(Shai Maestro)。

演目は、昨年発売されたこのバンドによるアルバム『Family First』の中から5,6曲だったと思います。

「わかる」のに「わからない」、高度で美しい演奏

で、本当なら「あの曲のここがよかった」とか書きたかったんですが、正直に言って「わからない」が多すぎまして(笑)、 **総じて「よかった」**としか言えません。すみません(誰に?)。

思っていたよりもリズムは単純なものが多く、グルーヴを見失うことは少なかったです。しかし、そのグルーブ上での演奏が高度なんですかね。「わっ⋯⋯、すごい」って言ってお酒飲んでる間に終わってしまいました。

逆に言うと、リズム以上にサウンドの作り方が素晴らしく、ひとつひとつの音がハッキリ聴こえました。そのうえでバンドとしての統一感もある。中でも、マエストロのピアノの繊細さはこのバンドの方向性をわかりやすく示していました。ソロの叙情的なフレーズは、間違いなく当日のハイライト。

「細かく刻む」ことがジュリアナの特徴か?

ジュリアナのドラミングについては、ちょっと遠目からで見づらかったんですが、 左足でのリズムの刻み方 は勉強になりました。

というのは、テンポの速さに応じて8分と4分3連を使い分けていて⋯⋯ とにかく細かい!

私もジュリアナを真似て足を動かしてみたんですが、10秒も経たずにツりそうに⋯⋯(笑)。あれはすごいです。

私が何かを演奏しようとするとき(ラップ)、だいたいは4分の表拍か裏拍のどちらかで考えていたんですが、もう1段階細かくとる練習をしてみてもいいかな、と感じました。


ちなみに会場の青山ブルーノートに行ったのが初めてで、「ジャズクラブ特有の緊張感があるのかなー」なんて思っていたんですが、張り詰めた感じがなかったのは意外でした。

飲み食いしながら聴けるので、フォークとナイフをブツけたりグラスを揺らしたりしてライブハウスの空気感を出せたのはいい思い出になりました(迷惑だったりして・笑。そんなうるさい音ではないので許していただければ)。

次は26日のクリス・デイブ!


    Kobori Akira

    IT業界の社会人。最近はプロレスと音楽の話題が多め。
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