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このフロウ・ダイアグラムは16分音符、ないしは3連符(これも後述になりますが)を捉えるときに非常に役に立ちます。Track2をフロウ・ダイアグラムで記述してみましょう(図3 )。

1小節目、1拍目の「さ」と2拍目の「し」の間に、また1つ「さ」が入りました。1拍とは4分音符のことですから、つまり、4分音符をさらに半分にした箇所に「さ」が入ったわけです。この「さ」が8分音符の位置になります。他の文字も同様ですね。

また、この「さ」の上に「&」があることを確認してください。ここで理解してもらえるように、この 「 &」は8分音符の箇所を表しています。丁寧に言うと、1拍目と2拍目の間 でもあり、手拍子をするときにて両手がもっとも離れる位置というとわかりやすいでしょうか。この **「&」の位置を、一般的に、「裏、(ウラ)」と呼びます。**対して、 数字が書いてある位置(手拍子する箇所)を「表(オモテ)」と呼びます。

オモテとウラの関係は、リズムを語るうえでは非常に重要なタームですが、本書ではそれほど必要にならないはずです。

ついでにTrack3もフロウ・ダイアグラムで記述しましょう。図4のようになることがすぐにわかる方であれば、これからの話は簡単に読めるはずです。

適当に入力した「 **ふっかつのじゅもん」**に見えなくもないですが(笑)、以上のことがらを捉えていただければ、次のエントリから起こる私の試みの成功と失敗について、共感したり冷笑したり、さまざまな読み方ができることをお約束します。それでは、お待たせいたしました。ヒップホップを練習してみましょう。


    Kobori Akira

    IT業界の社会人。最近はプロレスと音楽の話題が多め。
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