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w-inds.の2014年ライブツアー「TIMELESS」が先日終了しまして(まだ香港があるようで、モノホンの人達は日本を飛び立つことになるわけですが)、飛び込みで国内千秋楽を見てきました。

感想は「言わずもがな」でも十分にいいんですが、開演直前と終演直後にメモったテキストを見返してみると、


(開演直前) ・見どころは、ジャスティン・ティンバーレイクからインスパイアされた「Make You Mine」を筆頭とするアーバンポップさをw-inds.がどれくらい披露するのか。ないしは、4つ打ちを推し進めた前作・前々作から、当初の彼らのキャッチコピーである「ヒップホップダンスグループ」にどれぐらい戻るのか。

・個人的には「killin’ me」がどんな風に歌われて、ファンがどんな風に受け入れていくのかが楽しみ。 (終演直後)

・ヒップホップダンスユニットになってるじゃない!!!ヤバかった!!!!! ・不満がひとつもないライブだったなー。


ライブ中に知能指数が極限まで低下したと思われてもおかしくない気の変わりようでして、実際、いまこのテキストは終演から30分ほど経っていますが、それでも興奮が冷めません。目当てのグループをなが〜い間追っているアイドルファン(「ドルヲタ」でしたっけ)が、どういうカタルシスを味わっているのか、その端っこだけでも感じられた気がします。

私がw-inds.を観る/語るとき、そこには「w-inds.は《ヒップホップダンスユニット》であった」ことが前提としてあるのですが、『TIMELESS』のアルバムならびにツアーのパフォーマンスは、この前提を存分に証明してくれて、そこにブワッと想いが込み上げてきました。

あえて言えば、今回とくに素晴らしかったのは「New World」や「Let’s Get It On」などの4つ打ちの楽曲——ちょっと意地悪に言えば「絶対にアガる楽曲」——を封印して、「グルーヴ」を主体としたパフォーマンスであったことです。意外にも(?)、メインボーカルの橘慶太でなく、コーラス・パフォーマーの緒方龍一が「今回のアルバムは生の演奏が加わることでより映えるようになる」という趣旨の発言をしていましたが、完全に同意します。

であるならば、当然のことながら「Sexy Girl」や「killin’me」は盛り上がるに決まってるでしょ!!ってことで、そうやって一人でバカ笑いしながら踊っていると、前述のようなメモ書きになっていったのです。

昔のブログが消えてしまったので、もう一度書き直す必要がありますが、私がw-inds.を追い続けようと決めたキッカケは「HYBRID DREAM」でした。その後、今井了介を中心としたプロデュース陣によって、世界標準のクラブ・ミュージックでヒットチャートに舞い戻ってきたわけですが、私は「今の彼らでもう一度ヒップホップに取り組んでほしい」と思っていて、それはたとえば「Don’t Remind Me」であったりするわけですが、こっちの路線が主となったらどれだけヤバいだろうか。というか、これをメインとして楽しめるお客さんで溢れたらどれだけヤバいだろうか、と妄想してきました。そして、これが実現したわけです。

いつものことながら「上手に伝える」ことが全くできていませんね(笑)。とにかく、ファンになってから5年。ついに「俺のターンがきた!」ってやつでしょうか。あらためて、もう一度まとめたいと思います。


Kobori Akira

IT業界の社会人。最近はプロレスと音楽の話題が多め。
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