横浜F・マリノス vs. 柏レイソル戦のレビュー(2015 J1 第4節 )

ここ数年、サッカー熱がジワジワと高まってきたのですが、ついに本格的に高まりまして、テレビ放送はなるべく録画して見るようになりました。ちなみに、応援しているチームは横浜F・マリノスです(最初に観戦に行ったチームなので)。

で、昨日はラッキーなことにBSでマリノスの試合が放送されていたので、今回はこの試合のレビューにチャレンジしてみたいと思います。

概要

前節で初勝利をしたマリノスが戦うのは、勝ち点で並ぶ柏レイソル。ファーストシーズンの優勝争いに加わるために勝ち点3が欲しい両チームの試合は、なかなかハードな展開でした。

結果は、前半にカウンターで失点こそしたものの後半に2点を返し、2−1で逆転勝利。「わたし、今年は最後までマリノスを応援するわ」と誓えるような、熱い展開でした(笑)。
日程・結果:Jリーグ.jp
2015 明治安田J1 1stステージ 第4節 vs 柏レイソル 試合レポート | 横浜F・マリノス 公式サイト

フォーメーション

スタメン

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大きな変更は、これまでトップ下に起用されていたアデミウソンがFWに入り、トップ下に初スタメンの喜田が入ったことです。
ただ、アデミウソンは仲間を使うことを考えられる選手だと感じていたので、この起用にはすこし不安を感じていました(試合が始まると、この疑問は解消されてきました。アデミウソンが縦横無尽に動く選手だったからです)。

その一方で、ワントップを務めていた斎藤は、左サイドに移動しました。斎藤の本来の力を発揮できそうな気もしますし、「そもそも斎藤のワントップって機能するの? 斎藤ってボールを収められる選手なんですか?」と疑問に思い続けていたので、これは良いフォーメーションだと感じました。

ちなみに、ディフェンスラインとボランチは、前節と変わらず。安定した布陣です。

交代

  • 63分:伊藤IN ファビオOUT
    ファビオの位置には喜田が入り、伊藤はアデミウソンとツートップを組むような形に。
  • 71分:中町IN 小林OUT
    小林の位置には三門が入り、三門の位置には中町が入る。

結果的には、途中交代が完全にハマりました。途中出場の伊藤は1ゴール、右SBへ配置変えされた三門は2アシストを記録しています。

考察

喜田、アデミウソンの積極的なプレスが効果的だった

これまでの試合と比べると、大きく違う点がありました。それは、トップ下の喜田とFWアデミウソンによる前からの積極的なプレスです。上述した記事を引用すると、

横浜FMの戦い方は明確だった。アデミウソンと喜田拓也が、柏の攻撃の“入り口”となるアンカーの大谷秀和、CBの鈴木大輔、エドゥアルドに対してプレスを仕掛け、そこで柏が中盤やサイドへ展開すると、連動してボランチとサイドがタイトなプレッシングで追い込む。

ということで、前線4人のハードワークでレイソルの攻撃の起点を封じることができていました。前半のレイソルの攻撃で上手くいったものを思い出すと、クリスティアーノへロングボールを投げて、うまく通ればクリスティアーノの個人技でチャンスを作る、ということぐらいだったと思います。斎藤が一生懸命戻ってくれたおかげで、その数も少なく済みました。

過去の試合の解説を思い出すと、今年のマリノスの守備のデフォルトは、まず引いて陣形を整え(ブロックを組む)、安全にボールを奪うようにしていました。
ただ、下のモンバエルツ監督の発言を読むと、以降は今回の守備がデフォルトになるようです。喜田の運動量や守備力に期待してるんですかね。

質問:今日の、いいボールの奪い方は、対レイソル用に準備をしたことだったのでしょうか? それともチームとしての基本的なコンセプトでしょうか?
「守備に関しては、特に柏用ということではなくて、我々の前線の二人の守備が非常に重要で、そこが非常に機能しました。これを今後も続けていきたいと思います。そして今日の勝利を呼び寄せた理由としては、攻撃の方で、奪ったボールをしっかりとキープして前に運ぶというところが良くなってきています。そこが今日の結果につながってくれたと思います」

ワンボランチの左右のスペースを利用できた

今回の2得点はどちらも右SBの三門のアシストによるものでした。

そして、このアシストまでの流れを見返すと、柏のワンボランチ(7番大谷)の左右のスペースを上手くつけていたことが成功のカギだったのではと感じました。
とくに、トップ下の2人さえ上手く誘い込めれば、守備に積極的でないレイソルのFW陣のおかげもあり、より大きなスペースを作り出すことができました。

以降、上の動画を説明してみたいと思います。

後半49分(動画1:29)

後半最初のチャンスは、三門から喜田へのパスが通って生まれました。そこから上手いターンで前を向いた喜田から兵頭にパスが出て、兵頭がシュート。喜田が大谷の左にあるスペースを上手く使って作ったチャンスです。

ちなみに、このとき、右SBの小林はドフリーのまま駆け上がってきていました。左WGのクリスティアーノがまったくマークしなかったからです。まあ、それでも使われるぐらいクリスティアーノの攻撃力が良かったんでしょう。下の記事の宇佐美と同じ扱いだったりして。
2015JALチャレンジカップ 「日本対ウズベキスタン」のレビュー – pal-9999のサッカーレポート

後半72分(動画2:21)

1点目の得点シーンは、中町から兵頭に通ったパスからです。このパスも大谷の左右のスペースを突いたものでした。

もちろん、このシーンが作られたキッカケもあります。それは、自陣でボールを拾った喜田(ボランチに配置変え)による右後方から左へのドリブルです。
これで、相手のトップ下の大田をひきつけることができ、空いたスペースに中町が入れました。ちなみに、このスペースはクリスティアーノ(場合によってはレアンドロ?)がケアすべきだったと思いますが、ボールウォッチャーでした。

図にすると、こんな感じでしょうか。わかりづらくてすみません!

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より詳しく知りたい人は、ぜひ下のサイトを。「4−3−3あるいはワンボランチの弱点はこれだろうな」と思って検索したら、2014年のレアルも同様の問題を抱えていたようです。
レアルマドリード433守備の弱点 / 精度の低いビルバオのレアル崩し | 明日は曇り | スポーツナビ+

後半82分(動画2:41)

2点目の得点シーンは、斎藤がフリーのままボールを持つシーンから始まります。
これは、まずFWアデミウソンが降りてボールをもらい、それに大谷が誘われて空いたスペースに斎藤が入りました。

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これもレイソルのFW陣がケアすべきだったと思いますが、どうなんでしょう。
ちなみに、このときの左WGは途中出場の山中でしたが、スペースはケアしないわ、あがってきた三門にクロス打たれるわ、個人的には失敗だった気がします。

次回に向けて

今回は非常に気持ちよく勝てましたが、観戦中は結構暗くなるシーンもありました。アデミウソンの他メンバーの連携です。

というのは、「アデミウソンのイメージが周りに共有されてないんじゃ?」と思うような場面がいくつかあったからです。失点シーン(動画0:47)は、アデミウソンとファビオの連携ミスから起きましたし。
ファビオは元CBなので仕方ないのかもしれませんが、前線の連携が強固になってワンタッチでボールが回るようになれば、面白い攻撃ができるような気がしています。
時折見せる個人技はやっぱり凄いと思いますし、「ものすごいプレーで決定機を演出!」みたいなプレイヤーになってくれたら最高ですね。

サッカーは真剣に見ても面白い

というわけで、はじめてサッカー観戦記を執筆してみました。
けっこう真剣に見て、ところどころは巻き戻して見たりもしましたが(笑)、こうやってサッカーを見るもの楽しいですね。

ちなみに、この記事を書いてみようと思ったのは、もともとある記事を読んだからです。
その記事のおかげで「サッカー観戦、もっと楽しめるかも!」と思い、実際に楽しめるようになってきたので、今後はその記事の紹介をしようと思います。