『私、部屋、ブルース。』紹介(1):「マイルーム・ブルース」
昨日、『私、部屋、ブルース。』を公開したばかりなのですが、早速新曲のデモを作っています。ひとつまとまったものを吐き出すと、それまでのアルバムに課していたルールのようなものが無くなるため、別種の創作意欲が湧いてくるんですよね。
そんな感じで、自身の気持ちは新しい曲に向かっているのですが、そうは言っても『私、部屋、ブルース。』も当然皆さんに聴いてみていただきたい。
ということで、アルバムの収録されている各曲の解説をすることで、アルバムの告知をしたいと思います。制作後期でもあるので、同業のアマチュアミュージシャンの人が参考にしていただければ最高、ってことで。
まずは、1曲目の「マイルーム・ブルース」です。
歌詞について
この曲は一番聴きやすいかなと思ったので(まあボーカル曲ですし)、視聴用にMVを作ってアップしました。10分で完成した、かなり雑なアレですけど、噂では動画じゃないと10代は見てくれないらしく、まあ無理矢理ですよね(笑)。
歌詞はこちら。無力感、のようなものを歌っているのだと思います(明確なプロットを作ったりしていないので、歌詞については自分もリスナーと同じ立場でしか解釈できない)。
ただ、ボーカル曲ではあるのですが、韻は結構踏んでいます。「ジョーク」、「(だい)じょうぶ」、「トーク」、「ドープ」とか。「昨日、今日」、「ヒーローショー」とかですね。
サビもライミングと呼べるかは怪しいですけど、「テ(ーブル)」、「め(んどう)」のように、アクセントになる箇所の母音は揃えているつもりです。
これは上で説明した「歌詞の意味は自分でもわからない」につながるのですが、発音を第一に考えて歌詞をつくっているから、どうしても意味はストレートに届かないんですよね。これ、ラップの面白いところだと思ってます。自由連想法に似た感じで、「おお、そういう言葉が出てくるのか俺は」という驚きがあったりします。
楽曲について
コードは「ⅣM7 / Ⅳm7 / Ⅲm7 / ⅥM7(9)」です(キーはF Major)。Ⅳから始まるコード進行がとにかく好きなんですよね。で、大体ⅠかⅢに逃げちゃいます。多分、死ぬまで一生似たようなコード進行は使い続けるはずです。
ドラムは808です。Drakeが好きなやつですね。彼の『So Far Gone』が本当に衝撃的で、それ以来808は使いまくってます。リズムはちょっとモタつかせた感じ。一応、ドラムパターンを貼っておきます。
意外にこういうの見ることって無いですよね。企業秘密であろうことだから当然ですが…。
サビに関して、最初はverseと同じくコーラス無しでいこうと思っていたんですが、途中で「ゴスペルっぽくしたいな」と思い、上と下にそれぞれコーラスを入れました。3度上げ/下げを基本に、フィーリングで適当に歌ってます。
これは多分、Donnie Trumpet & The Social Experimentの「Miracle」に影響されたんだと思います。あとは、流行的に「生」っぽさがあるような気がしたのも一因かもしれません。
こんな感じで、全曲紹介していきたいと思います。 ぜひ一度、アルバムをチェックしてみてください! よろしくお願いします。