TJPW CITY CIRCUIT '23~名古屋公演~
再来週の「XP祭り」というカンファレンスのための原稿を制作。Qiita記事を発展させた内容をやろう、とまでは決めていたけれど、実際に書いてみると記事のアラが見えてきてしまい、あらためて「何を伝えようか」というところに戻ってきた。もともとは「進捗」がテーマだったのだけれど、結局は「計画づくり」の話がポイントなんだよな、というのが気づき。
そんなのを考えるなかで、ストーリーポイントや大きな見積りが効果的でないことを、(翻訳) ストーリーポイント再考 - forest bookで読む。これはその通りだ。ただ自身の感想としては「結局計画をつくることは変わりないじゃん」ということで、それが「なにかしら見積もる」のか「小さく分割する」のかの違いであるように感じた。「計画なんてしなくていいんだよー」という最先端の主張があれば楽になるのになあ。これもAIに頼るか。
「小さく分割する」ことの重要性は理解しているつもりだけれど、ハウツーとしては上手い気がしないので、また今度考えてみよう。
『GitLabに学ぶ 世界最先端のリモート組織のつくりかた ドキュメントの活用でオフィスなしでも最大の成果を出すグローバル企業のしくみ』という本も読み始めた。そのなかで「同意しない、だがコミットする」という考え方が書いてあった。
「同意しない、だがコミットする(Disagreeandcommit)」という言葉があります。責任者の方針について、他のメンバーは懸念や反対意見があればはっきりと意見を示す必要があります。そうした意見に対して、責任者も同様に説明責任(accountability)を果たさなければなりません。双方が意見を述べる責任を果たした上で責任者が決定したことであれば、それ以外のメンバーは賛否を問わず全員が決定を尊重してコミットし、全力で支援します。そうしたメンバーのコミットメントに対して、責任者は結果によって応えるのです。こうした考え方はマッキンゼー・アンド・カンパニーの「反論する義務」にも共通しています。
p.67, Kindle版.
上記はとても納得する考え方だった。組織でなされる意思決定において、賛成できないものは必ず出てくる。しかしゆえに「協力しない」は誤った行動だ。納得はできないけれど意思決定がなされたのであれば、その決定が成功となるように努める必要がある。
なおこの前提として、意思決定がきちんとされること、つまりは最終的な責任者が誰なのかが明確であることの大事さが説かれている。なんとなく決まったことではなく特定の人物が決めたことにコミットするほうがわかりやすいな、と個人的にも思う。結局は意思決定者を立てることの難しさ、意思決定者になることの難しさになっていくのかな。
東京女子プロレスの名古屋大会がストリーミング中継されていることに気づき、急いで見始める。青木詩織さんがレフェリーをやっていて、これがめちゃくちゃ良かった。東京女子の面々も楽しそうだったのが印象的。辰巳リカ選手の首締めが誤爆していたけど、HOTより極悪非道な誤爆なのでは。相変わらず原宿ぽむ選手はメッタメタにされていて、本当に大好きな選手にこんなコメントしていいのかわからないけれど、端的に言って最高だ。
そのあとの上福ゆき&桐生真弥&凍雅対角田奈穂&乃蒼ヒカリ&上原わかなの前哨戦は、いちばん興奮させられた試合。ここ最近の東京女子で、上福選手と角田選手の交わりはいちばんゾクゾクする。ひとつひとつの技や動きに感情がこもっていて、それは東京女子であまり見ない類のものだ。東京女子に恨みや憎しみは必要ない。しかし「この人には(いろんな観点で)負けたくない」という気持ちは必要だと思うし、その感情はさわやかなものからジメジメしたものまで、どんなものでもいいと思う。
瑞希&中島翔子対山下実優&伊藤麻希のセミファイナルは「タイトルマッチ?」と間違うぐらい、激しい攻防の連続だった。そのなかで久々に画面越しに見る伊藤ちゃんがとにかく輝いていて「世界に行く」ってことの意味をやっと理解した気がする。評価とか地位とか、そういうものって本当にちっぽけというか、一所懸命やっていればその人が輝く場所はどこかに見つかったり、自然とそういった場所が生まれたりするのかもなと感じさせられた。
メインは赤井沙希&荒井優希対愛野ユキ&宮本もかのタッグマッチ。令和のAA砲の見納めとして良い試合だった。本当に今年から東京女子を観れて「間に合ったな」という感じ。今年のテーマは「間に合った」だと思う。試合後、シングルマッチの約束をしたのも胸熱。なんとか会場に行ける日程だと嬉しいな…