持続可能的欺瞞
仕事は順調。「頑張る」代わりに「話す」ってとこだけで本当に楽して働いている気がする。レバレッジを効かせている、みたいに言えば聞こえはいいんだけど、私の真の認識を書けばやはりペテンだ。
『物語思考』を読みながら、なりたい自分を考えてみる。本書の提案はもっともだし、なんらか自分も同じように考えるのだけれど、正直に言えばやっぱり「年収5000万を稼いでいる」みたいなことを考えてどうするんだろう? みたいなそもそも論が頭の中に飛び出てしまう。ではそういった観点を抜いて考えてみると、今度は「まあ別に…現状でもよいか…」みたいな感覚が強くなる。
たぶん私が「将来の自分」を想像するときに「成長していること」を暗黙的に含んでしまっているんだろうな。別に”more”を求めなくてもいいのだろう。たとえば”less”だっていいし、なんなら10年後に現状維持できているだけで凄いことかもしれない。
「もっと金を稼ぐ! もっと良いものを食べる! もっと良い人間関係を築く! もっと良い父親になる!」という姿勢を素直に受け入れること自体が才能なのかも。ペテンの私は「なった自分」を受け入れる毎日を過ごしている。「持続可能」と「成長」は本当に並べられる単語なのか? という問題提起でもある。
めちゃくちゃ、本当にとんでもなく遅くなったけれど、原宿ぽむ選手からもらった年賀状の返事を書いた。明日投函して完了。なんでこんなに時間がかかったのかと言えば、おそらく字が汚いことのコンプレックスだ。昔何度か練習したことあったけれど、いつも初期化されて終わってるイメージ。もう「メモれればいいや」と割り切ってしまっていたが、やっぱりきれいに書けると嬉しいタイミングはあるもんだな…
日常はハードボイルド。これ聞きながら仕事したらすごい捗った。