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ちょい早起きして東京女子プロレスの「TJPW Bright Eyes」を視聴。

第一試合。遠藤有栖&鈴芽のでいじーもんきーが第一試合に出てくると、興行の盛り上がりが格段に変わるように感じる。第四試合。他の選手もそうだけれど、瑞希のキャラクターや可愛さは日本でも世界でも変わらないことを感じた。一切のアジャストがないし、アジャストの無さがこそがみずぴょんって感じ。メインイベント。伊藤麻希が表現者として一流であることを何度知ればよいのだろうか。正確にはアニメの表現であり、必要な表現のための身体操作が完璧すぎる。ダンサーが指の先まで神経を張り巡らしているとするなら、伊藤ちゃんはむしろ逆方向の考えで、デフォルメに振り切っていることがすごいと思う。

セミファイナルは、ザラ・ザッカーと中島翔子渡辺未詩の組み合わせがとてもフレッシュで、攻防のすべてに見応えがあった。大怪獣対ザラのカードは、来年の東京女子の貴重な財産だ。未詩ちゃんのジャイアント・スイングが決まったあとの会場の盛り上がりは興行のピーク。


今日は東京女子三昧ということで、お昼は両国KFCホールで「世界を見渡すけど日本ってやっぱりすごくない!?」を観戦。大会の発表された瞬間に行くことを決意したのだけれど、それは「ここでプレ東京女子的なことをやるだろう」と予想してのことだった。しかしその予想は大きく裏切られた。良い意味でだ。

すべての試合が「いつもと同じぐらい盛り上がったか」と言われれば、そりゃあ遠征組のメンバーも見たくなる。しかし動きや攻防はともかく、どの試合もそれぞれの個性や感情が出ているから試合に入り込める。とくにらく鈴木志乃高見汐珠のアップアップガールズ(プロレス)メンバーは本当にすごいと思う。今日をふくめ、彼女たちの試合を見て「何もなかったな」と思ったことが無い。とくに今日はらくはんの試合もそうだし、締めのマイクに笑ったり愛おしむべきなんだろうけど、ちょっと泣いてしまった(「東京女子プロレスが宇宙人にも知ってもらえるように、(相手チームを見て)今日は敵だったけどこれからも頑張りましょう〜」って書き出してみたけど、文字だと単なるトンチキだ! でもそれが彼女の言葉として出てくると感動するのよ本当に)。

そしてその頂点にいるのが原宿ぽむであり、最推し(?)である前提を取っ払ってもこの結論は変わらないと思う。

ぽむちゃんが入場してから退場するまで、見逃してよい瞬間はないし、入り込めば入り込んだ分だけのリターンが必ずある。忘れないように具体例も挙げておこう。水波綾=アニキの入場曲がかかった瞬間の踵の返し方(このときのアニキコールは大会のピークのひとつだ)、リングから逃亡したあとの連れ戻され方、どちらも涙が出るほど素晴らしい。他にはWRESTLE UNIVERSEのコメント欄に「ウナギアタックは効かなかったあともウナギだったのが良かった」とあったが、まったくもってその通りだと思う。あとはアニキが連続チョップ中に天へ投げキッスをしたとき、その行方を追って見上げている間に最後のチョップを食らっているところとか。

ぽむちゃんの試合やその他の配信を見て感じるのは、彼女のその感受性や反応が彼女の内から本当に生まれているということだ。いったん東京女子の世界観から抜け出すが、原宿ぽむの「永遠の3歳児」という”設定”は「ああー、そういうキャラクターなのね。だからポストが平仮名なんだ」とか「そろそろデビュー6年ですけど、まだ3歳なんですね笑」みたいなパターンや、あるいは「もうここまで来たら素なのかキャラクターなのか分からないですね笑」というパターンでもない。本当に永遠の3歳児なのだ。周りが鼻で笑いもしないぐらい荒唐無稽なウソだと思わせておいて実際は本当だった、というのが正解だ。昔水ダウでやってたホントドッキリに近い構造だと思う。

配信もほぼすべて見るしファンイベントも行けるものは全部行きたいと思っているので、単なる「好きな選手」の枠からは桁外れに逸れているけれど、仮に私がプロレスに興味がなくて単なるお笑いと音楽好きだったとしても、彼女の試合を見たときに「これはすごい人だ」ぐらいは感じ取れるはずだ。


やっぱりブログを書かないと、と思って、とりあえず今日のことを書いている。過ぎた日を振り返れなかった後悔より、今を振り返れない後悔をまず消すべきだ。わかってるんだけど、どうしても難しいんだよなー。

夜はひたすら散歩。なんとなく「1万歩ぐらいは歩かないと」という直感で、歩きながらINBOXを整理をやり、バーミヤンで半額のビールを飲み、ルーティンワークの各ステップを計測して次回に活かすことにして、このブログを書き終わったところ。もしかしたら「スケジュールをパンパンに詰めたほうが今は向いてるんじゃないか?」と思ったので、明日のスケジュールを遊びはもたせつつもバチッと決めたら寝る。


Kobori Akira

IT業界の社会人。最近はプロレスと音楽の話題が多め。
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