「Million Dollar Girl」という、ただの名曲


「いつか書こう」なんて思っているうちに時間がすごい経ってしまいました。というのは、w-inds.の最新シングル『FANTASY』のカップリングである「Million Dollar Girl」についてです。

w-inds.「Million Dollar Girl」は「FANTASY」以上の傑作かもしれない

まあ、とりあえず曲を聴いてみましょう。

ハネ具合のちょうどいいリズムを貴重としつつ、少しチープな音色に感じるホーンセクションが気持ちよく絡み合い、慶太のボーカルがタイトにキメてくるアッパーなパーティーチューン。
簡単にまとめれば「ノレて、楽しくて、カッコいい!」という、男性アイドルのポップスとしては最高のパターンではないでしょうか(笑)。

とくに、Aメロの慶太のボーカルは、まさしく「踊れるボーカル」と言いますか、歯切れよくスパッと音節(一言ずつ、みたいな意味です)を区切って歌うので、聴いている側も慶太のリズム感が身体に入ってくるような感覚を覚えます。

ちなみに、歌詞は「You’re worth more than million dollar girl」とフックで提示されるように、ド直球のラブソング。マイコー好きな自分にとっては、やっぱりこういうストレートなラブレターを歌にしたものは聴くと泣きそうになっちゃいます(下の「Baby Be Mine」など)。


マイケル・ジャクソン ジャクソン5和訳集 Baby Be Mine – Michael Jackson 和訳

やはり編曲はRyosuke Imai=今井了介

そして「またお前か!」となりますが、「Million Dollar Girl」のクレジットを見ると、やはり。アレンジャーはRyosuke Imai=今井了介さんでした。リズムの組み立て方や音色(とくにラッパの音!)などに注目すると、「Make you mine」と似た感じがあるのがお分かりでしょうか。


※w-inds.初見の方は、ぜひ上のyoutubeだけは1分44秒間観てほしい。世界が少し変わる可能性あります。

今井了介さんの作る曲に毎回ハマってしまうのは、なんといっても音楽界の流行をしっかり追いつつ、それをJ-POPとしても聴けるように落とし込んでいるところ。毎回申し訳ないですが、今回も「Suits & Tie」の流れをきちんと汲んでいて、個人的に「Suits & Tie」が好き過ぎるってのもあるんですが(笑)、それを差し引いても、この技術はある種の世界標準だと思います。

※一方で、「Suits & Tie」は実はもう2年前の作品でして、おそらく次作または次々作あたりで変化があることは当然予想されます。そのとき、今井了介氏はどのような「ネタ」を掘り出して調理するのか。w-inds.ファンとしてでなく、J-POPファンとして非常に興味があります。

「NEW WORLD」で「これからどこ目指そう/オレが連れて行くよ/まだ見たことのない世界を求めて…」なんて言い始めてから、今井了介さんには本当にすごい世界に連れてきてもらっちゃったなー、と思います。

「Sweetest Love」アレンジャーのRob Derbyshireも凄かった

ちなみに、w-inds『FANATSY』のカップリングは他にあと2つありまして、「Frozen in my heart」は申し訳無いながら「EXILEっぽい、よくできたポップス」の域を出ないのですが、「Sweetest Love」はなかなかの佳作でした。

こちらは編曲にRob Derbyshireという方が関わっていて、調べてみると、かなりベテランのプロデューサーでした。
Rob Derbyshire | High Definition

※以降、w-inds.ファンの方には恐縮ですが(一人ぐらい「オー!」ってなったら面白いですけど・笑)、マーサ・リーブスやエドウィン・スターのキーボーディストとして活動したあと、UKの名門レーベル「Dome」と契約して、フル・フレーバーというバンド(ユニットですかね?)として色々な曲を出しています。
個人的に調べた感じだと、シーシー・ペニストンをフィーチャーした「You are the universe」(ブランニュー・ヘヴィーズのカバー)あたりが良かったです。w-inds.ファンかつ洋楽ファンの方は、チェックしてみてはいかがでしょうか。


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カップリングの出来栄えからわかる、w-inds.の体力

と、長々と書いてきましたが、このエントリで言いたいことは「w-inds.のカップリング良かったよ!」ってことで(笑)、あとはオタク的な情報でした。

これは何の論理も無い、ただの信念ですが、「カップリングはアーティストの体力を示している」と思っていまして、カップリングが良いアーティストは即ち元気だと判断しています。
そういった意味で、w-inds.は3,4年前あたりからずっとパワフルで、いまだに飽きる兆しがありません。次のシングルも、その先に待っているアルバムも、期待してしまいます。

とりあえずは『FANTASY』を復習しながらその時を待つことにして。