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レコメン度:★★★★☆

  1. Beyond The Blue World
  2. In Love With The Music
  3. Show You Tonight
  4. LOUD
  5. I’m all yours
  6. CANDLE LIGHT
  7. Cat Walk
  8. This is the Life
  9. The Right Thing
  10. 134
  11. TIME TO GETDOWN
  12. FANTASY

(太字は良かったトラック)


w-inds.の11枚目のフルアルバム『Blue Blood』が7月に発売されました。 デビュー15周年という節目を迎えたw-inds.ですが、最近はその音楽性を評価されることが増えてきました。前作『Timeless』は、非ファンからのチアーも多かったかと思います。

かくいう私も『TImeless』は彼らの最高傑作だと思っていまして、今回の『Blue Blood』には「それを越えるのかどうか」という心配は多少なりともありました(先行シングル「FANTASY」、「In Love With The Music」がどれだけ良くても、です)。 しかし、蓋を開けてみると、『Blue Blood』は素晴らしいアルバムでした。いわゆる「スルメ曲」が多く、聴けば聴くほどハマっていきます。 以下、インタビュー記事などから『Blue Blood』の音楽性をまとめつつ、個人的な考察も入れていこうと思います。

「ネオ・ファンク」とは? 『Blue Blood』の下地を整理する

今回のアルバムの告知で、w-inds.がしきりに公言している言葉があります。 「ネオ・(ソウル)ファンク」 です。

自分なりに説明させてもらいますが、「ネオ・ファンク」は彼らの造語だと理解するのが適切かと思います。つまり、「ヒップホップ」とか「トランス」とか「音頭」みたいに、誰でも共有できるようなワードではありません。

いくつかインタビュー記事を引用して、意味を解読してみますが、

-『In Love With The Music』はソウルファンク的なアプローチです。
橘慶太 ネオ・ソウルファンクといった感じですね。昔っぽくなりすぎると古臭い感じになってしまうんで。やっぱりw-inds.は常にモダンな感じを大事にしながら常に新しく、 現行のファンク なつもりで作りました。
-ファンクの新しい形。
橘慶太 そうですね。やっぱり音楽も時代で巡っていきますけど、巡る中でも新しい要素が加わってることが大事だなと思って。
-世界的にもソウルファンクをベースにしたものが流行ってます。
橘慶太 ダフト・パンクの『Get Lucky』くらいから、みんなやってますね。
w-inds.の進化と「世界挑戦への想い」 » ドワンゴジェイピーnews - 共有する音楽情報

ダフト・パンク(Daft Punk)の『Get Lucky』は、2013年に発表されたヒット曲です。今聴いても、メチャクチャに良い。

同じ記事からもう一つ。

橘慶太 僕の母親がDJだったんで、そういうソウルファンクが僕のルーツだったんです。ずっとアース(アース・ウィンド・アンド・ファイアー)とかを聴かされて、好きだったんで。ディスコとか。ルーツがそこにあったんでずっとやりたいなって思ってて。

Earth,Wind & Fireは、たとえばこんな感じです。有名どころから2つ(本当は「September」なんですが、下の2曲のほうが雰囲気が伝わると思います)。

ざっくりとまとめれば、『Blue Blood』は、上のEarth, Wind & Fireのような曲を祖先としつつ、そこに現代的な音(打ち込みやシンセサイザー)や他ジャンルのアイデアが混ざった、ハイブリッドなアルバムだと言えます。

ただ、これで済ませてしまうと、ほんの少し楽しみが減ってしまうかもしれません。体力があれば、「ネオ・ファンク」の「ファンク」について、ちょっとでも知っておくとより楽しくなるはずです。

「ファンク」をサラッと習ってみる

前述の通り、 『Blue Blood』をもう少しハッキリと捉えるためには、「ファンク」をちょっとでも知っておくと楽しめます。

で、「ファンク」の歴史うんぬんは全て排除して、音楽的な面のみを整理して伝えると、次の3点になるかと思います。

  1. 同じパートをループしながら進む2. リズムにハネがある(16ビート)
  2. 独特のコード進行コード進行はマニアックな話になるので、とりあえず上2つに絞って説明します。

ファンクは、同じパートをループしながら進む

「ファンク」と言うと、避けて通れない存在がいます。James Brown(ジェームス・ブラウン)です。下の「Sex Machine」は、そんな彼の代表曲。

曲名や彼のダンスに惑わされず、曲だけに集中してみてください。すると、この曲がずっと一定のパターンを繰り返していることに気づきますでしょうか。ギターだけ聴くとわかりやすいです。

あなたが一度でも楽器を弾いたことがあるなら、1曲を完璧に弾きこなすのがどれだけ大変か知っていることでしょう。しかし、ファンクであれば、たった1小節さえ覚えれば、バンドに参加して名声を勝ち取ることだって出来るのです。

『Blue Blood』で言うと、「FANTASY」は「Sex Machine」のパターンに一番近い曲です。2小節単位で、ずっと同じことをやっています(これもギターを聴くとわかりやすい)。

近田春夫先生が週刊文春で連載している「考えるヒット」というJ-POPの評論コーナーで、「FANTASY」が取り上げられたことがありました。

曰く、J-POPには「FANTASY」のような単純なループで最初から最後まで進む曲は少なく、「遅かれ早かれ花開くように大仰な展開をして熱い熱い盛り上がりを見せる」のがJ-POPなのだ、と指摘しています。

「遅かれ早かれ花開くように大仰な展開」というのは、**感動するようなコード進行に、バイオリンとかの弦楽器がどんどん絡んでいってバーッン!**みたいな(笑)。伝わりますかね…。今日は最高のデートをしてウットリしたけど、明日は大喧嘩をして号泣。その翌日は仲直りして熱い夜を過ごしたけれど、その翌日に彼氏に浮気の噂が立って不安に落ちる。でも最後はアタシ幸せ! みたいな感じがJ-POPのイメージです(笑・もちろん偏見も入っています)。

一方で、「Fantasy」やJBの「Sex Machine」は、あるパターンの繰り返しです。そういう意味では、上のような熱い盛り上がりはありません。毎日がほとんど同じで、デートと言えばいつも散歩しながら喋るだけ、みたいな(例えのほうが楽しくなってしまう)。

しかし、こういう曲にも強みはあります。それは、 繰り返しによる「ジワジワとした盛り上がり」と「演奏者の自由」です。

「ジワジワとした盛り上がり」については、さきほど「1小節さえ覚えれば」という話をしました。これ、リスナーも同じで、パターンさえ掴めば、あとはずっとこれに乗りながら楽しめば良いわけです。

外から腕組みして聴いていると、退屈な繰り返しに見えてしまうかもしれません。しかし、一度でも曲に合わせて身体を動かしてみると、この繰り返しがどれだけエネルギーを持ったものか分かると思います。

子供が面白いゲームを覚えたら何百回でもやるのと同じような、 永遠にこの曲で踊っていたい! みたいなエネルギーがファンクにはあります。

散歩しながら喋っているうちにどんどん盛り上がって、結果として最高のデートになる、みたいな感じですかね(笑・もう止めます)。

そういう意味で、今回のアルバムは非常にライブ映えする曲が多く、ライブでこそ真価をハッキリする曲が多いと思います。すでにツアーが始まっていますが、「生で聴いてノってみたらめちゃくちゃ良かった」みたいな事が多発するはずです(恋愛の例えが使いたくなる)。

「演奏者の自由」というのも同じで、ずっと同じ繰り返しが根底に続くわけですから、演奏者はそのパターンを守りつつも、ちょっと変化を加えたりして楽しむことができます。修学旅行の夜、先生の見回りが一定のパターンだと分かれば、安心して大声出せるようなもんです(笑)。要所さえ抑えればあとはその場次第で遊べる。

こんな風に考えると、原曲は3分強の「FANATSY」も、ライブなら10分、下手したら20分ぐらい繰り返しても楽しく遊べます。そういう強さが「FANTASY」や『Blue Blood』にはある訳です。

ファンクは、リズムにハネがある(16ビート)

無駄話が長くなってしまいました。もうひとつの「ハネがある」というのも重要です。

16ビートというのは、下の音源のように「ドツツツ┃タツツツ┃ドツツツ┃タツツツ」と細かくドラムが刻まれたリズムのパターンです。音(文字)が16個あるから16ビートです。

16個の音を使うので、複雑なリズムのパターンを作ることができます。

一般的なリスナーであれば、ある曲が何ビートになるのかはとくに気にしなくてもいい、というのが個人的な感想です。しかし、「ハネ」については分かっておくと絶対に音楽が楽しくなります。

もう一度「ドツツツ┃タツツツ┃ドツツツ┃タツツツ」に戻して、「ハネ」を説明します。 「ハネ」を作るのに必要なのは、「ド ┃ タ ┃ ド ┃タ」の太字の箇所です。4つを1まとまりとしたときの、2つ目と4つ目です。

この箇所を、さっきより遅めのタイミングで叩きます。そうすると「ハネ」が生まれてきます。ちょっとキツめに表現すると下のような感じ。

「ドツツツ┃タツツツ┃ドツツツ┃タツツツ」という配置は同じでも、体感するリズムが全く違うことが分かると思います。さっきの複雑なパターンも「ハネ」させてみましょう。

このように、『Blue Blood』、ひいてはファンクは、この「ハネ」が特徴です。音楽用語だと「裏」とか「裏の裏」とか言わてるはずです。 というか正直に言うと、ほとんど全ての楽曲で「ハネ」は使われています。 その強弱がそれぞれあります。『Blue Blood』はボーカルを含めて、このハネをしっかりと打ち出してます(久保田利伸は、これがものすごいボーカリストです。最新作、本当にヤバかった。「Cosmic Ride」は小学生に歌わせたほうがいい)。 この「ハネ=遅めのタイミング」を使いながら、さらに抑揚(音の大小)をつけて叩きなおすと、こんな感じになります。ノレるようなリズムになっていると良いのですが…(笑)。実際は、このドラムに絡みつくようにベースも乗ったりして、さらに良い感じになるわけです。

ネオ・ファンクな楽曲たち

えー、やっとアルバムに戻ってきました。 上のような「ファンク」の構造が分かってくると、彼らの言う「ネオ・ファンク」というのが、もう少し細かく理解できます。

つまり、ファンクの構造(ループ、ハネ)を持ちつつも、各パートで音の足し引きがあったり、ちょっと違うパターンに飛んだりするようなのが「ネオ・ファンク」である、ということです。 たとえば、 「Show You Tonight」 などはその典型的な例だと思います。(※ぜひアルバムを借りてください! いや、買ってください!)

「Show You Tonight」は、Aメロがファンクになっています。そして、Bメロの龍一&涼平パートでEDMっぽいシンセや音に様変わりします。 ちょっと前のw- inds.であれば、サビは『MOVE LIKE THIS』のようなEDMっぽい、アッパーなサビになるはずです。しかし今回のサビは、ここでEDMに展開せずにもう一度Aメロに似たファンクに振り戻します。

個人的には、この瞬間にライジングプロダクションの方角にガッツポーズしました。本当に素晴らしいです。上の「FLY HIGH」は、これと真逆のタイプです。AメロやBメロはずっとファンキーな(繰り返しのある)パートですが、サビで一気に扉が開くというか、一気にポップになります。もし『Blue Blood』風に「FLY HIGH」をやるなら、Aメロのトラックを流したまま、サビを上手く作ることになります。 「LOUD」 も「Show You Tonight」のパターンに近いですね。Aメロでパターンの提示をして、Bメロで展開させて、サビでまたAメロと同じ土台に戻る。そう簡単に泣かせにかからないというか、ジワジワと攻めてくる感じがあります(恋愛の例えを使いたくなりますねー)。

この**「ジワジワ感」**、今回のアルバムのテーマになると思います。

「アゲアゲ」でもなけりゃ「サゲサゲ」でもない。いい塩梅をキープしながら進んでいく。これをJ-POPでやるのって、本当に難しいし、勇気があります。近田先生の言うように、「遅かれ早かれ花開くように大仰な展開をして熱い熱い盛り上がりを見せ」たくなるんですよね。

王道的ソウルファンク「I’m all yours」

それで、このジワジワ感を解放してくれるのが、今作のハイライトとも言える曲 **「I’m all yours」**です。「これぞネオソウルの王道!」と言わんばかり。Musiq Soulchild好きなコボリにとっては、一発でした。というか、アルバムのサイン会で流れてた時から胸アツでした。(※アルバムを買ってください!)

ドラムのハネ具合、それに絡まるベースライン(とくにハネの位置でのスラップとか)。浮遊感のあるエレピとワウのかかったギターによるオシャレなコード進行。アクセントをつけるシンセ。サビになるに連れて顔を出してくるホーンセクション。どれをとっても最高です。在日ファンク以来かも。

この1曲だけでも十二分に素晴らしいのですが、この曲が本当に映えるのはそれまでの曲を聴いた後です。前述のジワジワとした盛り上がりをたくさん溜めてから、「I’m all yours」に入ると、それまでの溜めが解放されるかのようなカタルシスがありました。

緒方龍一、千葉涼平による絶妙なアクセント

『Blue Blood』の、もうひとつの特徴として「緒方龍一、千葉涼平によるボーカルの参加が増えた」ことも挙げられると思います。またインタビュー記事からですが、

――涼平くんが「ボーカル面でも」と話しましたが、今作では龍一くんと涼平くんがリードボーカルを務める曲が格段に増えましたよね。
慶太:僕は昔からずっとふたりには歌ってほしかったですからね。そんな願いも込めて。
涼平:数年前からもう3人ともバラバラですけど、慶太は僕ら3人が一緒に住んでた頃からずっと言ってましたからね(笑)。
慶太:少しずつでも構わないから、ふたりのパートを増やしたくって。しかも、龍一くんも涼平くんも、すごく特徴的な声をしているので、「この曲は龍一くんが映える曲だ」とか「あ、こういうスタイルの曲は涼平くん、きっと苦手だろうけどあえて挑戦させよう」とか、そういう考えも浮かんできますからね。
涼平:ちょっと、初めて聞いたんだけど、それ(笑)。でも、『MOVE LIKE THIS』の頃は、「少しでも慶太を引き立てることができれば」って思って歌っていた部分もあるけど、今はそこにも自信がついてきたというか、変化は起きました。
僕と龍一くんのボーカルで、また違ったw-inds.らしさを感じ取ってもらえたらうれしいですね。
w-inds.が語る、J-POPの新標準「“失敗する”というイメージがまったく沸かなかった」 - Real Sound|リアルサウンド

結果から言うと、千葉様の言う通りでした。 「LOUD」の涼平パートは、たしかに橘慶太でなく千葉涼平が歌うべきですし、「Cat Walk」のサビ後半も2人が歌うのが正解だと感じました。 とくに「The Right Thing」の龍一ラップパートは、「え、え、どうしたの?」って言うぐらいヤバいです。遅いビートにたくさんの言葉を詰め込めばある程度カッコよくなるのは自明なのですが、そのまんま遅いラップを乗せてもカッコいいのは、発音やメロディの取り方やアクセントなど、色々とキメないといけない箇所があります。これをクリアしてるんですよねー。いわゆるヒップホップ的なラップではないかもしれませんが、なるほど15年のキャリアというのはやっぱり凄いです。

「完成形」であり、「再スタート」でもある

という感じで、ちょっととっ散らかった部分もあるかと思いますが、なるべく音楽的な面を取り上げてレビューをしました。

w-inds.を初めて聴く人にこのアルバムをパッと勧められるか? となると、もしかすると『Timeless』のほうが分かりやすいのかもしれません。

しかし、少なくとも(EDMに限らず)ダンスミュージックが好きな人には、このアルバムは激プッシュです。

---最後に、いつもの大好きな妄想タイムです。 昨年末書いた「w-inds.概論―w-inds.の最近の変化を5,000字で」というエントリでは、下のように締めています。

ザッとまとめると、w-inds.は「ヒップホップ」の「アイドル」であるところからスタートしましたが、途中でこの肩書きを「世界標準(のダンスユニット)」に書き換えようとしました。
しかし、最終的にはもう一度「ヒップホップ」と「アイドル」に戻ってきたわけで、その道のりが『Timeless』のツアーや「FANTASY」に強く反映されていると感じています。
w-inds.がこれからどんな曲をやるか、正確には特定できませんが、ぜひともこの方向を続けてみてほしいと思います。
あるいは、今こそ初期作を録り直したりすると、彼らがたどった道のりがどのようなものであったかわかるかもしれません。

『Blue Blood』は、上のようなテーマから捉えると、彼らの活動の「完成形」に近く、「これぞw-inds.」というような音楽を作り上げたアルバムだと思います。

しかし一方で、実はこのアルバムは彼らにとって「新しい試み」でもあるように感じました。そういう意味で、コボリは、今作の評価以上に、次作の期待感が強くなっています(気が早いですが)。

もちろん、このアルバムが彼らの全力を出し切った成果であることは明確です。ただ勝負は全力を出した後です。「出しきった。終わった」となるか、「出しきった。ということは、次はどうなっちゃうの?」となるか。『Blue Blood』は後者に繋がるアルバムだというのが判断です。

また、「今こそ初期作を」という気持ちはまだ強くて(笑)、実現味はまったく無いですが、少なくともライブではいくつか披露されるはずです。で、それが実のところ『Blue Blood』を経た彼らの裏テーマになるとさえ思っています。 過去にも、『Blue Blood』の要素を感じさせるような楽曲はありました。ファンク系で言うなら「Spinning Around」とか「Song 4 U」とかはその典型例ですし、ソウルっぽい曲なら「Give you me heart」とか「Don’t Remind Me」とか(思い浮かんだ順に書いてます。もっと適切な例があるはず)。 『Blue Blood』を通過した彼らが、『Blue Blood』的な過去曲を演じるとき、そこにはハッキリと彼らの「進化」が見てとれるはずです。 というわけで、ライブが待ち遠しくて仕方ありません。私のToDoは、いくらかのお金と、丈夫な腰を準備しておくだけです。

(備考)twitterのまとめ

アルバム初視聴時の感想を書いていたので、蛇足ですが貼り付けておきます。shungo.先生を待望している(笑)。

(1)Beyond The Blue
World:協会風のコーラスから軽快な4ビート(8ビートか?)に入る、1曲目にふさわしい曲。裏で入ってくるベースが気持ちいい。橘慶太のボーカルはちょっとレベルが違う。ビブラートを入れてほしいところと、入れずに歌いきってほしいとこの区別が完璧。

— コボリアキラ (@kobori_akira) 2015, 7月 7
(2)In Love With The
Music:最新シングル。言わずもがな、16ビートのファンキーかつアダルトな1曲。サビのコーラスの処理が面白くて、「Don’t Stop it(Keep
rockin’)」の箇所が、真ん中から始まって左右に広がっていくところが気持ち良い。

— コボリアキラ (@kobori_akira) 2015, 7月 7
(3)Show You Tonight:Nu
Discoみたいな4つ打ちから、BメロでEDMっぽくなるのだが、サビでもう一度ファンクに戻すあたり、まさに2015年のw-inds.だ!!
「FANTASY」のような「かわいさ」も盛り込んであり、このバランス感覚にあらためて驚く。

— コボリアキラ (@kobori_akira) 2015, 7月 7

(4)LOUD:「あれ、shungo.先生?」と思ったらKAMIKAORU先生だった。イントロのボーカルと同じメロディでシンセでループさせた、いわゆる「ループ物」が土台。サビ前の龍一&涼平のパートは、ご飯食べれるやつだ。サビの歌詞をバカ丁寧に載せてくれるレーベルにもリスペクトを。

— コボリアキラ (@kobori_akira) 2015, 7月 7
(5)I’m all yours:Ryosuke Imai先生! そしてMANABOON先生! 最高です!!!!
シティポップが土台なのだが、シンセの音作りが曲のテーマを反映していて甘い! サビに入る前の「so lets get 〜」のウラ!
これ、ライブで泣いちゃうやつだなー。

— コボリアキラ (@kobori_akira) 2015, 7月 7
(6)CANDLE
LIGHT:前曲から流れで聴くと、かなり感動してしまった。ピアノ1本で歌い上げるバラードが苦手なのだが、これはちゃんとグルーヴがあって良い。「あなたがほほ笑む場所」のラインとか、これまでのw-
inds.のバラードでは無かったタイプじゃないだろうか。

— コボリアキラ (@kobori_akira) 2015, 7月 7
(7)Cat Walk:このタイプもやるのか!! EXILEの「Super
Shine」と似た種類なのだが、リズムはヒップホップ。すでにドラムブレイクで涼平が踊る姿しか見えない。サビの後半でエレピが入り音数が増えるところは、今回のアルバムの一番盛り上がりになるかも(暫定)。

— コボリアキラ (@kobori_akira) 2015, 7月 7
(8)This is the Life:おおダブステまで!
個人的には2015年版「ブギウギ66」だろうか。慶太の作詞は誰から影響受けてるんだろう。真面目に話すと、「複数のジャンルを1曲に落としこむ」ってのが『Blue
Blood』のキモなんだろうな、と感じました。

— コボリアキラ (@kobori_akira) 2015, 7月 7
(9)The Right Thing:マジかよ!!!!! Ryosuke Imai先生!!!!
Drakeをアイドル的に解釈するとこうなるんすか。龍一のラップがここで爆発。最初の入り方、そして最後の「彼方えェイー」の部分、最高です。もしやアルバムのハイライトだったりして・・。

— コボリアキラ (@kobori_akira) 2015, 7月 7
(10)134:タイトルは国道の番号から。 http://t.co/dX6NAt7DHZ これが残ってたか!
文句なしに最高のリゾートソング。ドラムとベースとボーカルがリズムを作り出しているのだが、凄い気持ち良い。あと、地味に同名のAKIRAさんの歌詞が良い仕事してる。

— コボリアキラ (@kobori_akira) 2015, 7月 7
(11)TIME TO GETDOWN:「shungo.先生?」と思ったらKAMIKAORU先生でした2曲目。正統派ディスコはまだやってなかったなー!
4つ打ちにシンセベース、ワウギター、カッティング、ホーンセクション、ときたら踊るしかない。何でもアリじゃないですか!!

— コボリアキラ (@kobori_akira) 2015, 7月 7

(12)FANTASY:最初にトラックリスト見た時、これが最後に入ってる時点で名盤になるのは確信してました。自分がプレイリストを作ることを想像してみると分かるんですが、この曲をラストにするってかなり難しいと思うんですよね。曲はループ物を土台に展開するパターン。ラストのベースが粋。

— コボリアキラ (@kobori_akira) 2015, 7月 7


Kobori Akira

IT業界の社会人。最近はプロレスと音楽の話題が多め。
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