村田晴郎アナウンサーの魅力(下書き)
村田晴郎アナウンサーが好きだ、というnoteを書こうと思っている。その下書き。
村田晴郎アナウンサーが好きだ。思えば女子プロレス観戦に深くのめりこんだ大きな要素だと思う。拙いなりにその素晴らしさをメモっておこうと思う。
はじめて村田アナの実況をちゃんと認識したのは、2022.10.1のスターダム、ジュリア対鈴季すずの5★STAR GPだった。
これは試合そのものがすごすぎたのだけれど、あらためて観ても村田アナの実況の「間」や気持ちの入れる度合いがとても自分に合う。思うに技名を叫ぶタイミングが視聴者である自分と同じところが気持ちよいのだろう。
決してワードセンスが独特で、キャラが立っているわけではない。だけれど気がつけば村田アナの実況に乗せられてどんどん試合にのめりこんでしまうのだ。
実況が主役になるようなことはまったくないのだけれど、それでもたくさんの実況を聞くうちに、印象に残るフレーズも出てくる。
今でもよく思い出し、実況込みで観たくなるのは、3.18の東京女子、渡辺未詩対辰巳リカのインターナショナル・プリンセス選手権試合だ。
渡辺選手の「開花式」ジャイアントスイングを食らうも、執念で身体を起こす辰巳選手が反則スレスレの首締めで反撃する。
さあこれは? 開花式ジャイアント…戻ったもどった! 花が閉じた!
この「花が閉じた」というフレーズのように、一瞬差し込まれるこうしたコメントが試合をさらに面白くしてくれる。
どんどん面白く感じるうちに、大事な一戦や大会の実況が村田さんだと嬉しくなるようになった。その中でも、次の上谷沙弥対白川未奈の試合は、とくべつ嬉しかった。
上谷沙弥が必殺技のフェニックス・スプラッシュを誤って白川未奈の顔面にあててしまい以降放てなくなってしまうも、5ヶ月また同じタイトルマッチで対戦したこのカード。誤爆によって試合は突如終了してしまった。
一度は飛ぶのを躊躇した上谷選手が、意を決して5ヶ月ぶりに飛んだとき。村田アナは次のように実況しt.あ
上谷沙弥にとっては、飛ぶに十分なコンディションをキープできているということか。ならばあとは気持ちの問題。フェニックスが、フェニックス足り得る気持ちをつなぎとめているかどうか。さあ、5か月前のチャンピオンが再び宙を舞うか。フェニックス・スプラーッシュ! 解禁!
そして記憶に強く残ったのは、このすぐあと。白川選手は、この必殺技を2.9で返す。
あー! 返した! さあ、ここからが白川未奈の時間です。時計の針が動いた!
この「時計の針が動いた」を聞いた瞬間から、白川未奈がフィギュア・フォー・ドライバー・MINAを決めるまで。4.23の横浜アリーナで最も印象に残り、そして今でも何度でも見返すシーンだ。
繰り返しになるけれど、あらためて試合そのものが本当に素晴らしい。それは当然として、その素晴らしさを増幅するような実況をしてくれるのが村田アナだ。
総じて素晴らしい試合の魅力を120%引き出してくれるような期待や信頼がある。当たり前だが配信のある試合でしか実況を聞けないのが寂しいほどだ(先月のTJPW夏フェス2023をもし実況したら、とたまに妄想する)。