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Into the Fight

2024/02/25

「ブログを書いていないとき」というのは死んでいる日に近い。実際「何をしたか?」と聞かれても、「仕事か子育てかLOST JUDGEMENTだ」としか答えられない(これらが死んでるという訳ではないのだが)。

じゃあなんでいま書いているかと言えば、ちゃんと気力が戻ってきたことと、そして2.25のDDTの「Into The Fight」のメインイベントが素晴らしかったことを覚えておきたいからだ。


このメインイベントはEXILE TRIBEの武知海青のプロレスデビュー戦だった。

これがメインイベントであることは一切問題がない。なぜなら後楽園ホールは札止めになるほどチケットが売れ、それはどう考えても武知「くん」が出るからだ。自分が配信を観たのも興味本位であることは間違いない。

エンターテインメントの快楽のひとつは「裏切り」にある。最上級の裏切りが今日あった。それは武知「選手」の入場、そして一発目のドロップキックだ。たった一瞬でプロレス初見の武知くんファンたち、そして武知選手がどんなものか観てみようとしていたプロレスファンたち、ほぼすべてを魅了したと思う。

頭で理解してはいたけれど、あらためて声援がどれだけ重要かということも体験した。2.14の「花より熱波3」における上野勇気対男色ディーノ戦でも声援の凄さを味わったけれど、今日の声援はもっとプリミティブなものだった。武知選手がリングから落とされたときの悲鳴、そう、悲鳴があった。応援や声援だけではないリアクションがこれでもかというぐらいあった。このリアクションが武知選手、そしてその他のレスラーたち全員を最高のコンディションにしていたのだ。



Kobori Akira

IT業界の社会人。最近はプロレスと音楽の話題が多め。
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