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人生は素晴らしいものである。原宿ぽむ選手がSETUPオールアジア女子チャンピオンのベルトを奪取した。

ぽむちゃんを応援するファンは(すくなくとも私は)、原宿ぽむという女の強さを理解している。しかしそれと「ベルトを持つ」ことは別だ。彼女がタイトルマッチで――よもやシングルマッチで勝利してベルトを手中に収めることは、正直に言ってまだ想像していなかった。たとえば当然「いつかアイアンマンだよなー」とは思っていたが、それはある種”わかってるファン”のコメントであり、彼女の強さを真正面から受け止めて認めたものではない。今気づいたけれど、自分もすでに擦れたファンになってしまっていた。

それで今日の勝利である。試合の最終盤そして勝利後の立ち姿しかまだ見れていないが、そのソースだけで今でも泣いている。原宿ぽむの強さはきちんとベルトにも直結するものだったのだ。その事実と現実がこれほどまでに私の心を動かしている。ぽむ・ど・じゃすてぃすがハードコアマッチに適応したフェイバリットであることも衝撃だったし、本当に人生何があるかわからない。

年内の東京女子プロレスの観戦予定は未定だけれど(明日行くけど当然ぽむちゃんは不在だ)、なんとか年内に一度、直接おめでとうを言いに行きたい。そのときは笑顔でいたいので、いまのうちに泣けるだけ泣いておくことにする。


今週ついにレゴブロックを買ってみた。「そろそろできるから」といったタイミングでの購入だったが、読みは外れ、想像以上のスピードでテキストに載っているサンプルを組み立て、そのあとはサンプル同士を魔改造したりしている。写真はカメラとショベルカーの合体マシン。


IT健保で美味しいご飯に行くことにハマり、明日は久しぶりに鮨に行けるのでワクワクしている。PDFにいちいち記入するのが面倒だったので、ちょっと調べてPDFの印字機能をつくった。よく利用する友人たちに展開する方法がないか検討している。


ふと思ったけど「What The World Needs Now Is Love」の、

Lord, we don’t need another mountain
There are mountains and hillsides enough to climb

って「Ain’t No Mountain High Enough」のアンサーソングなのかと思ったけど、順番が逆だった。こうして愉快な誤読は生まれていく。

月ノ美兎さんの動画が面白い。

これをちょっと見て、もう1回AstroNvimやってみようかなと思った。

あとGitHub Copilot - Patterns & Exercisesの後半部分をちゃんと勉強しなおさないと。まだまだCopilotを使いこなせてない気がしてきた。


Sister QのNight and Dayという曲がある。Cole Porterの名曲「Night and Day」のカバーだ。ジャズでもスタンダードなのかな? そのあたりは知らない。

なにかがキッカケでこの曲を聴いた当時(もちろん後追いではなく発売後すぐだ)、本当に衝撃が走ったのを覚えている。CDを借りて録音して、学校に行く間ずっと流していた。


そんな曲を、先週の築地を散策中に思い出したのだ。ちょうど浜離宮恩賜庭園に着いた頃だ。

私は庭園の入口に立ち尽くしたまま彼女たちの歌を聴いたあとになってやっと自分が泣いていることに気づき、誰にも見つからないように庭園を後にした。米本珈琲でわざわざコーヒーを買って庭園内で休憩しようと思っていたのにである。それからは無音で汐留周辺を歩きつづけて、気持ちが落ち着いた頃になってようやく帰った。

なぜこの曲がそれほど胸を打つのか、今でもよくわからない。客観的に分析しよう。まずシンプルにカバーであることは自分の好みだ。しかもR&B調になっている。ボーカルは? 真っ直ぐでよい。歌姫は一人もいない。かといってアイドルの歌い方でもない。アコギが入るタイプのトラックも好きなことが多い。ブレークのJ-POP感も素晴らしい。ただどれだけ要素を集めてみても、この曲の本当の魅力には届いていない気がする。


帰りの電車に乗りながらSister Qが出した全曲を聴きなおしたところで終わればよかった(私は2枚目で一気に恋が冷めたので、3,4枚目は初めて聴いた。恋が冷めるのも当然だった)。Wikipediaをスタート地点に、各メンバーについて集められる情報をすべて集めようとしてしまったのだ。食える情報を何でも食うのは悪いことではないが、野暮であることは自覚すべきだ。最寄り駅に着く頃に知ったのは、1人はちょうど今年お子さんを産んで幸せそうにXをやっていること、もう2人は10年近く前に芸能界を辞めていそうなことだった(同名の芸名を持つAV女優がいるところまで知った。そもそも彼女らの顔を気にしたことがないけれど、とりあえず映像をいくつか見たうえで「なんか違うかも」とは感じた。正解はどちらだろう。どちらでもいい)。

「マグネット・ジョーに気をつけろ」で有名なギャル(女性のキャラクターを表しているわけではなく、そういうアーティスト名なのだ)がいるが、いつかSister Qもそういう扱いになる頃が来るだろう。すっごい若い子に「コボリさん、若い頃にSister Qって聴いたことあります? いま本当に一部で再評価されてるんですよ」なんて言われたときこそは、ちゃんと笑い飛ばせるようにしよう。そのときはNight and Dayは聴かずに「フリフリレディ」を流すようにする。


仕事はとりあえず。常に言っていることだけど「8時間コーディングだけして帰りたい」と思いながら、結局コーディングなんて1時間ぐらいしかやってない。あとは人と話したり、人と話すための準備をしたり、人と話したくないからテキストで代替する時間だ。

ものをつくる時間が楽しいので、そうじゃないタスクを一日の早めの時間に持ってきている。それらをやっている間にだんだんとコーディングする時間はなくなっていき、結局翌日へ見送ることになる。素晴らしい管理手法だ。コーディングなんてやりたくなったときにいつでもできるから。


夜はSMOOTH ACEのライブへ。計算が狂ってなければ24年ぶりだ。

24年前は台場のDECKSでフリーライブをしていた。私は彼らのデビューシングル『サクラ』を買って、そのフリーライブを聞いていた。まだ公式のBBSが存在していた頃の話だ。そのときもたしかCDにサインを貰えたはずなのだけれど、当時はとたんに恥ずかしくなって帰ってしまった。たしか友達と来てたからかな。そっちに気を遣ったのもあったはず。

で、今日。やっとそれ以来に生で彼らを観ることができた。会場の「晴れたら空に豆まいて」には100人近くのオーディエンスが集まっていたが、いわゆる「アカペラ界隈」みたいな客層もいる中で、いちばん自分が緊張して興奮していたと思う。

最初の声出しの瞬間から終わりまで、すべてが懐かしく新鮮だった。彼らの曲を聴いている間、私は遊戯王カードをまだ集めていた小学6年生でありながら、あまくだり氏のクソカード診療所を見ている35歳の左目のつぶれた男でもあった。音楽は過去にも連れていくし「いまここ」に私を連れてもくれる。

「tender」や「プラスアルファ幸せ」を歌い始めたときの多幸感を、まだ自分はテキストに起こすことができない。「足跡」なんかも聴けてしまって、正直今日で全部聴いてしまったと錯覚するぐらいだ(もちろんそんなことないことぐらいは理解している。「すてきなミュージック」だって聴きたいし「Hapiness」だって「Fly Away」だって…)。

ライブが終わって帰ろうと思ったら、買ったTシャツにサインをしてくれることを知って、いそいそと並ぶ。はじめて買ったCDが『サクラ』であることは伝えられたが、SMOOTH ACEやゴスペラーズにあこがれてStreet Corner Symphonyに入部したことはスッカリ忘れて喋れなかった。でもとうとう初めてサインを手に入れることができた。

そんなわけで小学生の自分に聞かせてあげたいのは、お前は2023年に東京女子プロレスにハマることでサイン会のようなイベントに慣れるから、いつかSMOOTH ACEのサインももらえるぞ。ただ3ショットの写真を撮ってもらうことになるが、そこに映るお前は2024年の中でいちばん貧相な笑顔をしているから気をつけろ。


礼賛の「GOLDEN BUDDY (feat. くるま)」はいつ聴いてもビビる。最近よく思うけれど、最近の音楽は「100点満点中、250点!」みたいな曲ばかりだ。これは素晴らしいことではあるけれど、正直魅力がないとも言える。

たとえば最近聴いたLe Coupleの「美しすぎて」は、ちゃんと「100点中100点以内」のスコアを出している。これは1mmもディス成分はない。ちゃんとした音楽である、ということを示したいだけだ。なにかのサイトでLe Coupleが紹介されていたのを思い出してアルバムをほぼすべて聴いてみたが、佳作がいっぱいあった。他には「Sofa」とか

Al B. Sureの「Nite and Day」を聴きたくて調べたら、Sister Qの「Night and Day」が目に入って、一気に時間が止まった。先日の築地での出来事だけれど、1時間ぐらい築地の記憶がないのはSister Qのせいだ。覚えていたらこの思い出を明日書く。



KO負け

2024/11/25

はじめて外で思いっきり転んで左顔を強く打った。喧嘩でボロ負けした子どもみたいな顔になっていて、情けなさを絵に描いたようだ。頬もすこし痛いせいで、平常時の口がへの字になっているのが一番おもしろい。デフォルトが負け顔になっているから。

(写真をアップしようかと思ったけど、2024年らしくないなと思って止める。2011年より前だったらたぶん喜んでアップロードしていた気がする。)

顔を打つまでの暮らしは、それはそれは立派なものだった。

金曜夜は、東京女子プロレスの『TJPW LIVE TOUR 2024 AUTUMN』を配信で視聴。ハイパーミサヲの復帰は本当に嬉しい。東京女子のメンバーが全員集合した久しぶりの日で、その最後のメンバーがヒーローなのはちょっと出来すぎている。

ねくじぇねトーナメントの決勝戦は、凍雅対風城ハルのマッチアップ。ハルちゃんの勝利にとても心を打たれて、今年のプロレス観戦のなかでもトップクラスに涙が流れた。勝利後のマイクアピールが素晴らしすぎた。この姿を見せてくれることをハルちゃんファンは想像できていたのか? だとしたらプロレスファン(アイドルファン)というのはすごすぎる。私は今日からやっと風城ハルという選手を認識した。


土曜ははじめて築地に行って「山田の鰻」を食べてきた。

推しのおかげで遠くに行く、「遠く」っつったって家から30分ぐらいですけど笑、という経験も東京女子のおかげで享受できている。ちょうどレスラーたちも鰻を食べた報告をしている頃だったので、ちょっと嬉しかった。

うな骨ラーメンとミニうな丼のセットに獺祭スパークリングをあわせて4,000円。東京女子のことを思うとあらゆる値段が安く感じるようになったのが今年の大きな変化だ。良くない。


そんで夜にいつも通り大井町で飲んでいたら、帰りに盛大にすっ転んで、今を生きている。自分のこともそうだけど、それ以上に店の人に謝りに行かないといけないなーという気持ちが強すぎて、ずっと気をもんでる。


Juice=Juiceが竹内まりやの「今夜はHearty Party」をカバー。「ねえ、パーティにおいでよ」が無いことは本当に大きな減点にも感じられるが、最後の「愛してるよ」ですべて取り返すような出来。たぶんこれからよく聴くことになるだろう。夏はFUNKY FLUSHIN’もあるし、これで冬の楽しみができた。

はじめてFRUITS ZIPPERの曲もいっぱい聴いた。結局のところヤマモトシュウがどれだけ素晴らしいか。自分が大学生だったら本当にドハマりしていたと思う。


築地で撮った写真たち。コーヒーショップがちらほらあったのが驚き。前者のライブコーヒーのブレンドが最高だった。

はじめて築地本願寺というのも知った。コーヒーを持ちながらだったので中に入るのは止めておいた。

こういう趣味はあまりないけど、それでもこの店名とキャッチコピーは素晴らしい。いつか作る曲またはアルバムのタイトルにすることを決めている。

大井町の「8(ハチ)」の前菜盛り合わせ。これで1,300円だったかな。なぜこれまで来てなかったのだと大後悔しながら、これから行けるようになった幸せを噛みしめる。


パワーパフガールズが限定公開されていたので、流し見しながら仕事。ひとつ重たいものが片付きそうでなによりだ。

「重たい」というより「やりたくない」タイプのやつだ。あらためて自分はワガママだなと思ったが、私が好むやり方や歩み方でないプロジェクトについて、自分以外に適任がいるならどんどん手放してしまうところがある。逆に「好きな方法でいいから、とにかく〜を解決してくれ!」みたいな場合がいちばん楽しいのかな。だからこそ炎上プロジェクトはちょっとだけ好物な自分がいる。

あとIT健保の寿司屋をひさしぶりに予約できて嬉しい。ちょうど東京女子プロレスの11周年当日だし、最高の日になることが確定した。


子どもがお絵かきや工作に本気を出し始めてきたので、すこし収納を変える。おもちゃを遠ざけて(やりたいと思ったときに出せるようにして)、工作道具などが出しやすくなるようにした。そろそろ勉強机とかも必要になるのかしら。一部屋が小さいタイプの家屋なので、どこに置けばよいか2,3年前からずーっと答えが出ない。


先週土曜日のThe Mountain top 2024のVOD配信を視聴。

渡辺未詩対ザラ・ザッカーのプリンセス・オブ・プリンセス選手権試合は、想像通りの好カード。ザラ選手が強ければ強いほど、未詩選手の輝きが増す。海外選手が東京女子の試合で輝くことって結構珍しいと思うのだけれど、この試合はザラ選手にとってのキャリアを代表する一試合になりそうだと感じた。

もともとユニバースキャスで見ていたものの、あらためて雪崩式のパワースラムを見て声が出た。「雪崩式の」と「パワースラム」ってくっつくことあるんだ。


php-fpm リクエストサイクル - Shin x Blogが気になったのでメモ。

[AIの女の子がわいわい競馬予想するシステムを個人展示したら倍率2000倍の馬券が当たってしまった (1)設計思想編 - Qiita](https://qiita.com/oktamajun/items/34c2287a9f4d9ac9c298)も友人から教えてもらったが面白い。単一のLLMを複数利用することはやっていたが、複数種類のLLMを使う発想は持ち合わせていなかった。たしかにいずれはそれが標準になりそう。


そういえば今週のグリーンベイ・パッカーズはベアーズ相手に20-19で辛勝。最後のFGをくらって逆転されるシナリオだったが「1割を引け!」と祈ってたら本当に外れた。神様はいる。チーズが好きなのだろう。


先日の夜はお好み焼き屋とatticに。

渡辺未詩の防衛を祝いながら、しもふりロ万を飲む。ユニバースキャスで当日のメインイベントを流してくれたおかげで、すばらしい土曜日になった。あと錫のおちょこが良かったな。あたらしいQiita記事のアウトラインをChatGPTでつくったりもできて、ちょっと生産性のある飲みになってしまった。

atticは隣に座った人がハードコアロック(?)や渋谷系が好きな方だったようで、色々教えてもらった。Terry Callier / テリー・キャリアーa。しきりに「自分ばかり喋ってすみません」と言わせてしまったけれど、こういう話を聞くのは本当に楽しい。話を聞きたい人が主導権を握る会話というのはたいていが幸せだ。逆になるときだけ、細心の注意がいる(別に気にしなくてもいいっちゃいいけど)。

Dan Hartmanの”I Can Dream About You”がかかっていて、曲名はまったく知らなかったのだけれど、昔好きだったことを思い出す。80年代の

金井夕子の「午前0時のヒロイン」、越美晴(コシミハル)の「ラブ・ステップ」あたりが記憶に残ってメモ。あと少年隊の「stripe blue」が驚くほどよかった。「ミッドナイト・ロンリー・ビーチサイド・バンド」がベストだけど、第2位に位置づけそう。

https://youtu.be/zLBL926YF9I?si=5CHpxQhLxc6ALASh


今週は久しぶりに週次レビューをやった。あらためて仕事がちょうどよいことに感謝しつつ、その間にやるべきことを考えた。どんな観点で検討したとしても、結局は「アウトプットを出す」ことが通過地点になっている。今週マジでやれよ自分(こういう煽りはあまりやったことなかった。珍しいので残しておこう)。


竹内朱莉「愛だろ、やっぱ!」が最高に素晴らしいのでメモ。これぞハロプロ。

けっこう毎日YouTubeがひたすら流れている生活なのだけれど、意識的に「〜を見た」と残したいものって少ないなと今更ながら気づく。そういうメディアだから仕方ないけれど、流し見ではないものも意識的に観たほうがいいかもなとはちょっとだけ思う。テレビ好きだったり、もともと流し見人間なのだけれど、さすがに警鐘が鳴らされているように感じた。


Tシャツがらみの失敗が多い東京女子プロレス。おかげさまで購入できるので嬉しい。