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1月23日(土)に東京Zepp DiverCityで行われた「KEITA FRAGMENTS LIVE」に行ってきました。

昨年12月に発売された2ndミニアルバム **『FRAGMENTS』**のリリースツアー。w-inds.のライブは5年前から見ている自分ですが、KEITAのソロライブを観るのははじめてでした。

「ちょっとツアーの記録でも書いとくか」と思って書き始めたんですが、結果としてはKEITAのこれまでをちょっと振り返るかたちになってます。

「KEITA」に対する印象、前作『SIDE BY SIDE』について

w-inds.に関するコメントは、もうほんとうに腐るほど書いているのでそちらに回しますが(笑)、KEITAのソロ活動については、w-inds.とはすこし違った見方や期待をしていました。

それはザックリ言うと、 w-inds.以外のファンがつくれるか?

「アイドルなのに〜」という上の句なしに音楽性やスタイルのみで評価され、メインストリームをかき回すような存在になれば最高だな、と考えていました。

この点でデビュー作 『SIDE BY SIDE』 はとても充実したアルバムです。日本のR&Bシーンに一石を投じたと思いますし、「Hey Love」や「Nice & Slow」はマジで名曲です。自分の好きな「遅いけど、速い曲よりも踊れるバラッド」ですね。(ヤバい、卒倒する。ライブに行ったら俺が座ってる可能性もあったんだ。行ってブチ壊しにしなくてよかった・笑)

「つまり、KEITAも三浦大知とか安室奈美恵のようなポジションに行ってほしい 。ってことだよね?」

そう、そういうことです。でもその考えが今回のライブでちょっと揺らぎました。最後に書きますね。

『FRAGMENTS』は、自身のポテンシャルをさらに引き出そうとした実験作

で、今作『FRAGMENTS』です。

本格的な曲作りを開始したのは、2年半前に出した前作『SIDE BY
SIDE』以降だそうだが、「こんなに達成感があるのは初めて」と語るほど、彼のクリエイター魂に火を付けた意欲作。
http://musicshelf.jp/pickup/id18304/ (以下、記載していないものは同じリンク先より。)

というように、今作は『SIDE BY SIDE』にくらべると「日本のR&Bを変えてやるぞ!」みたいな鼻息の荒さはあまり感じず、「曲つくりたい!」というピュアな熱意でつくられたアルバム だと感じました。

作詞をするアイドルは珍しくありませんし、作曲をするアイドルもたまにいます。しかし編曲やミキシングまで手掛けるアイドルはほとんど聞きません。

「編曲はプロと協力してるだろ」とつぶやいたら本人から否定のコメントが来たぐらいガチです (その説はすみませんでした!)。

というわけで作曲家としてはデビュー作となる『FRAGMENTS』ですが、なかでも **「Brand-New Day」**はKEITAのポテンシャルの高さとちょっとした天才性のようなものを感じます。

Aメロのバックトラックを聴いてほしいんですが、「ウン・カンカン、カン・カン」と木の叩いたような音が鳴っていますよね。

これはボサノヴァなどでよく聴かれるリズムパターンで、これがサラッと入ってくる感じにシビれてます。 **「どんだけ細かいとこ褒めるんだよ(笑)」**って話ですけど、ほかに誰も書かないと思うので。

正直、『FRAGMENTS』はマスターピース(一生聴き続けられる、そのアーティストの最高傑作)ではない、というのが自分の判断です。しかし「クリエイター」としてのKEITAのまぎれもない第一歩であり、その一歩が想像を上回るもので今後の活動に期待を持たせるものだったことは言えると思います。

——どうぞどうぞ(笑)。……って、これからリリースされる作品を完成形じゃないというのはすごく失礼な話なんだけどね(笑)。

いや、でも、そういうところはありますから。こんなことを言うのはおこがましいですけど、俺はまだまだこんなもんじゃない!と思って作ってましたから。

「FRAGMENTS=破片」とはよく言ったもので、このアルバムにはKEITAの可能性が散らばっています。

「KEITA FRAGMENTS LIVE」の感想

やっとライブの感想です(笑)。「おせーよ!」という読者の方もいらっしゃると思うんですが、すみません、これがこのブログの持ち味だと思ってください(笑)。

ライブについても、アルバムと同様の感想です。 今回のライブはとにかく「やりたいことをやった」に尽きると思います。

ドラムソロを叩きながらの登場。間奏ではボコーダーを操り、ギターやピアノ、ベースも弾く。楽曲制作とおなじく、とにかく 「俺がやるんだ!」感がハンパ無かったです。

ただ、このパフォーマンスが成功かどうか、という点では私はちょっと懐疑的です。その楽器で統一されたパフォーマンスができればいいんですが、今回は「つまみ食い」感も出てしまっていて、「ふつうに歌うだけでも十分だよ!」と思うシーンも。

ちなみに、これを突き詰めていくとあるアーティストにたどり着きます。 KREVA です。 (これが「ボコーダー」です!笑)

上の動画じゃわかりづらいんですが、KREVAは以前「本当にひとりでライブを全部やる」という偉業を武道館でやりまして、これが大成功しました。この匂いを今回のKEITAには感じたんですよね。

『FRAGMENTS』の楽曲は生演奏になっているのでKREVAとまったく同じようにやるのは無理なのですが、もしかするとKEITAがMPC(曲をつくる機械。これ1台で1曲作れます)を持ち込んでライブする可能性はあると思っています。というかそうなったらもっと応援するしかない(笑)。

「脱w-inds.」なわけじゃなかった

そんな訳で、演奏された楽曲自体には文句なくも(アンコールで「Hey Love」をやったのがアガった。「Nice & Slow」もやったし。基本的にKEITAと趣味が同じなんでしょうね)、「FRAGMENTS=破片」とはよく言ったもので、全体的な統一性のようなものは感じられず、そこがちょっと残念でした。

ただこれは、1stと2ndの方向性がまったく違うせいでもあります。それほど問題ではありません。 それ以上に、むしろビックリしたのが、 ライブ中にw-inds.の話がめちゃくちゃ出たり、実際にメンバーが登場してた ことでした。

これは決して批判とかではなくて、なんとなくな想像として「このライブはw-inds.とは別なんだ。俺はソロシンガーとして今日この舞台にいるんだ。 俺はw-inds.ではないんだ」みたいな気持ちだろうな、と思っていたんです。しかし見事にくつがえった。

KEITAにとって、このソロプロジェクトは「w-inds.であることの危機感」から生まれたものではまったくなく、本当にただただ「曲をつくりたい」とか「もっと色んなことにチャレンジしてみたい」とか、オドロくほどまっすぐな感情から始まったものなんだろうな、と感じた次第です。

愛のみ。

で、そんなことを考えていると、アンコールでSKY-HI先輩が登場しました。彼らの初共演作「Slide’n Step」のエクスクルーシブを見ながら、この二人の違いについて考えざるを得ませんでした。

彼らの違いは、「自分がアイドルであること」に対する意識です。SKY-HIはかなり自覚的なタイプで、

SKY-HI:そう。いわゆるヒップホップヘッズが、俺がAAAのメンバーというだけでSKY-HIの曲を聴かないという偏見があるとします。逆に
「AAAの日高のファンです、でもSKY-HIはラッパーなんでしょ?
じゃあ聴かない」という偏見もある。さらに「日高ってすごいよね。AAAなのにがんばっていて」という偏見もある。ツイッターでプチ炎上することも多いんですよ。今日も「出自上、人に曲を作ってもらってるお人形さんアイドルだと思われることを払拭したい」とツイートしたら、プチ炎上して(苦笑)。俺はアイドルに対してネガティブな思いなんて全然なくて。でも、これだけのアルバムを作って歌詞も曲も自分で書いてないと思われる状況はやっぱり心外なんですよね。そうすると「じゃあAAAはお人形さんアイドルなんですか?」ってリプライがくる。
http://realsound.jp/2016/02/post-6168_3.html

とあるように「自分はアイドルで(も)ある」ということを頭に入れたうえで、そういった固定観念のすべてを取っ払うような活動をしています。

しかしKEITAはこの点で掴みどころがなく、そもそも 「アイドルであることを意識していない」 感じがしたんですよね。

繰り返しますが『FRAGMENTS』はKEITAのピュアな熱意でつくられたアルバムです。そういう意味では、めっちゃ乱暴ですけど、私がアルバムを作ってるのと基本構造は同じです(あ、ラップをやっておりまして⋯⋯。「自分がブサイクだから彼女の目をつぶしてしまおう」みたいな暗いラップをしています・笑)。クオリティが6億倍ぐらい違うだけで(笑)、そうじて「趣味」の作品とも言えるわけです。 「趣味なんて言い方ヒドい!

彼は本気なのよ!」と怒られると思うんですが、もちろん一概に批判している訳じゃありません。「音楽シーンに一発喰らわせるんだ」でつくるよりも「なんかいい感じだよね〜」でつくったほうが面白いことが多々あります。

ただとにかく、今回のミニアルバムもライブも「気負い」のようなものが感じられなかった。 本当にやりたいことをやっているように見えたんですよね。そういう意味で、KEITAはもしかすると「アイドル発」のアーティストとしてははじめて、

「自身がアイドルであることを強く否定することも、反発心のさらなる裏返りでアイドル性を強調しすぎることもないアーティスト。というか、アーティストであることも意識してない、ただの音楽好き」

になるかもしれないと思いました(アイドル史を知らないので「はじめて」は言い過ぎかも。ちなみに、『1998年の宇多田ヒカル』という新書で「アイドル」と「アーティスト」の定義が語られています)。その裏には、いまのw-inds.の音楽性がKEITAの向いてる方向と一致していることが強くはたらいているんでしょう。

——それほど曲作りに心を奪われてると(笑)。

もともとは歌をずっと続けていけるようにトラック作りを始めたんですけど、今はトラックをつくること自体が楽しいですもん(笑)。家に帰ったらとりあえず机の前に座ってビートをつくってみたりして、本当、楽しいですね。

——じゃあ、今、音楽人生の新しいスタートラインに立てている感覚があるんじゃないですか?

ありますね。僕、30歳になるのがすごく嫌だったんです。このままで30になっても若い人に負けるというか、どんどん追い抜かれるだけだ、みたいな気持ちがあったんですよ。だけど、今回自分でつくってみて、ようやく気持ちよく30歳を迎えられるなって。新たな自分へのスタートラインに立てたと思うし、若い人に追い抜かれるもんか!という気持ちにもなりましたし。なにより新たな音楽の楽しみ方を見つけましたから。そこがすごく大きいですね。

アイドルであることも、アーティストであることも意識していない。そこにあるのは音楽に対する愛のみ。

KEITAが「音楽への愛」だけでどんな曲をこれから作っていくのか。次作を楽しみに待ちたいと思います。


JPOPオンリーのクラブイベントです!1Fはゆったり音小さめでのんびり。2Fは踊れるJPOPと素敵なライブ! 2016.1.31@BATICA
ろくでなし☆J-POP vol.37 https://t.co/sLaxffHQ8e
pic.twitter.com/mFORHqiqrr

— ろくでなし☆JPOP (@rokudenashiJpop) 2016, 1月
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1月31日(日)、恵比寿BATICAで 「ろくでなし☆J-POP vol.37」 が開催される。 **「文化系によるJ-POPオンリーのクラブイベント」**と名乗るとおり、クラブイベントにありがちな威圧感な敷居の高さがまったく無い、パーティーピーポー初心者にも優しいのがこのイベントの特徴。

場所となる恵比寿BATICAは、1階のバースペースで「おしゃべり」を、2階のフロアで「ダンス」ができるような構成になっている。会話と音楽を好きなバランスで楽しむことができるのも嬉しいところ。

はじめて遊びに来る人は、 **入場料が1,000円オフになり缶バッチももらえる「初めて割」**が利用可能。当日フラッと行っても「初めて割」は適用されるので、予約などのメンドウな手間は不要(※コボリ注釈・予約していただけるとメッチャ安心します!笑)

小規模イベントの何が楽しいかというと、当然会いたかったあいつとあいつでカンパイももちろんそうだけど、初めて会った人が楽しいと思ってくれてるのを見るのがとても楽しい。

— ろくでなし☆JPOP (@rokudenashiJpop) 2016, 1月
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演者は、サマソニ出演経験のあるP.O.Pと、フジロック出演経験のある元TAMTAMベースが主催する新バンドTHE DHOLEの2組のゲストライブが要チェック。DJ陣はいつものDJ陣に加え、エドボル、えすとー、K.EGがゲスト。

なお、500円オフになる予約は、PeatixまたはFacebookイベントページから可能。

今週の日曜は、世間を騒がすあのアーティストたちも躊躇なく流すであろう「ろくでなし」なDJ陣のJ-POPを楽しむ一日にしてみては。

詳細

◆イベント概要 ろくでなし☆J-POP vol.37 ~文化系によるJ-POPオンリーのクラブイベント~ 2016年1月31日(日) @恵比寿BATICA
http://batica.jp/ 東京都渋谷区恵比寿南3-1-25 ICE CUBE1F Open 17:00~22:00 ◆価格
初めて割:1500円 with 1drink + [初]缶バッチ ※ろくでなし☆JPOPに初めて来るお客様は受付で言っていただければOK!
[初]が皆に伝わり話しかけられるようになります。 前売:2000円 With 1drink 当日:2500円 With 1drink 前売りは
Facebookイベントページより参加ボタンを押していただくか、
Peatixよりご購入ください。

参考情報

P.O.P (ピーオーピー) - Watch me (Official Music Video)

THE DHOLE - STUDIO LIVE MOVIE Vol.2【LIVE】


というわけで、いつものように「ろくでなし☆J-POP」に出演させていただきます。ナタリー風に書くのにハマってるんですが、伝わってますかね(笑)。

今回は新機材を導入して、さらに面白くなるように頑張ります! ゲスの極み乙女がめっちゃいい曲を作っていることに気づいたので、1曲は必ず流したいですね。

ぜひよろしくお願いします! 恵比寿でお待ちしております。


モーニング娘。なら知ってるよ。いまは年号がついてるんだっけ?」ぐらいの情報の方にもオススメしたいので丁寧に書きますが、彼女たちの所属する**「ハロープロジェクト(ハロプロ)」** から最近あたらしくデビューした こぶしファクトリーというユニットの2ndシングルがいいので、オススメします。 来月2月17日発売、タイトルは**『桜ナイトフィーバー/チョット愚直に!猪突猛進/押忍!こぶし魂』**。どれとは名言しませんが、トリプルA面のうち2曲ほど「なぜこんなタイトルをつけたんだろう⋯⋯」と心配になってしまうネーミングがされています。

しかし本エントリのコンセプトは、タイトルを読み上げて笑うものではありません。 このシングルに収録されている 「桜ナイトフィーバー」が20代後半のJ-POPファンを狙い打ち したかのような楽曲だったので、これをシェアしようとするものであります。

まず楽曲を聴いてみましょうか。「ハロステ」というyoutubeチャンネルから。 ( 曲は51:40から。 youtubeのページに飛ぶと、詳細欄からすぐ再生できたりします。)

(毎度のことながら、アイドルご本人の情報を知らずとも20回ぐらい聴いているとさすがに「推し」も出ますね。浜浦彩乃さんがめちゃくちゃ気になりつつ、ルックス的には井上玲音さん一択です。)

⋯⋯まだ聴いてないじゃないですか。まず聴いてください! その300秒はきっと無駄にならないです。

80年代をベースにした楽曲

ザックリ書くと、J-POPの好きな20代男子はたいてい「なるほどねー、確かに悪くないねー」って感じだと思います。私はその感情がかなり大きく出た部類でした(笑)。

まず周辺情報をお伝えすると、この曲はこぶしファクトリーのオリジナル曲ではなく、 KANのカバーです。KANってのは、「愛は勝つ」でおなじみのKANですね(KANもハロプロ所属)。下のページでは、KANバージョンの原曲も視聴できます。 KAN オフィシャルウェブサイト New Single『桜ナイトフィーバー』“逆”段階的試聴

原曲は「 ストック/エイトケン/ウォータマンのサウンドを強く意識した80年代調のビートに、KAN作品特有の流麗なストリングスが美しい、とことんポップなディスコナンバー」を目指して作られています。「ストック/エイトケン/ウォータマン」というのは、

上で紹介したような曲を作っているプロデューサー集団です。「80年代調のビート」ってのは、たとえばドラムの音色や表ノリのリズムなどを指しています。KANの原曲はこれらを継承しつつ、歌謡曲っぽさも取り入れた名作です。

名手ダンス☆マンによる、あの頃のハロプロの復活

それでこっから本題なんですが、こぶしファクトリーはこの曲をカバーしました。そこでアレンジャーとして白羽の矢が立ったのが、この記事の主役であるダンス☆マン です。

ダンス☆マンをザックリ説明すると、モー娘。黄金期の曲をほとんど手がけた人です。**「LOVEマシーン」「恋愛レボリューション21」「ザ☆ピース」**などなど。あのテイストの曲はすべてダンス☆マンだと思ってもらって間違いありません。(※「ダンス☆マンの「LOVEマシーン」制作秘話 - はてなでテレビの土踏まず」あたりを読むと、面白いかもしれません。)

私から見るとかなりの功労者なのですが、ハロプロの楽曲にダンス☆マンが起用されるのは実は久しぶりです。言い方を変えると、ハロプロにおいてダンス☆マンはすでに「役割を果たした」人物 でして、彼を起用するのは(ファンとして苦しいですが)時代遅れになる可能性もありました。

しかし、結果としては「時代遅れ」なんてとんでもない、というより「満を持して」感がとても強く、 「そうなんだよ! こういうのを待ってたんだ!」という作品に仕上がったと思います。 ここで重要なのは、この曲がKANの手によるものであり、 つんく♂はこれには関わっていないことです。それなのに、この曲には「あの頃のハロプロ」がたくさん詰まっている。

何が言いたいかというと、ダンス☆マンというミュージシャンがハロプロに与えた影響力は想像以上に大きかった、ハロプロの礎はダンス☆マンなくして作られなかった、ということです。「今更かよ」ってツッコミが入るとは思うんですが、こういうのは一時代が終わってからやっと分かるようになるものです。

ちなみに、こぶしファクトリーの歌唱力が当時のモーニング娘。を彷彿させるのもバツグンに効いています。「いい湯加減の下手さ」が曲の魅力を高めるんだ、という証拠音源はいくらでもあります。てっとり早いのは「LOVEマシーン」のボーカルとかですかね(AutoTune/Melodyne世代にとっては下手すぎて卒倒するかも・笑)。

「桜ナイトフィーバー」を単なる回顧主義の産物だと断じるか、それだけじゃないプラスアルファを感じるかは人それぞれでしょう。

個人的には、歌詞以上に作曲・編曲における批評度の高い楽曲だと感じています(意識してないと思いますけど)。ハロプロとバブルの相性の良さは確かにあって、AKBがある種の悲痛さ(まあそういう商売だと思いますけど。「この娘をキャバクラから俺が救い出すんだ」みたいな・苦笑)を感じさせるのに対して、ハロプロはそういうのを全てスカッと飛ばしたところに独自の良さが出てくると感じています。そりゃあダンス☆マンがハマる訳だよな〜。

とりあえず、「桜ナイトフィーバー」はこぶしファクトリーにしか歌えない、かつ、ハロプロでしか世に出すことのできない傑作です。あと、好き嫌いは別として、やっぱそういう音楽つくるのがカッコいいよね〜、という結論でした。

早くシングル発売されないかな〜。


ジャズドラマーの マーク・ジュリアナ(Mark Guiliana) がリーダーのバンド、 Mark Guiliana Jazz Quartet のライブを見てきました。 ジュリアナ以外のメンバーは、サックスのジェイソン・リグビー(Jason Rigby)、ベースのクリス・モリッシー(Chris Morrissey)、ピアノのシャイ・マエストロ(Shai Maestro)。

演目は、昨年発売されたこのバンドによるアルバム『Family First』の中から5,6曲だったと思います。

「わかる」のに「わからない」、高度で美しい演奏

で、本当なら「あの曲のここがよかった」とか書きたかったんですが、正直に言って「わからない」が多すぎまして(笑)、 **総じて「よかった」**としか言えません。すみません(誰に?)。

思っていたよりもリズムは単純なものが多く、グルーヴを見失うことは少なかったです。しかし、そのグルーブ上での演奏が高度なんですかね。「わっ⋯⋯、すごい」って言ってお酒飲んでる間に終わってしまいました。

逆に言うと、リズム以上にサウンドの作り方が素晴らしく、ひとつひとつの音がハッキリ聴こえました。そのうえでバンドとしての統一感もある。中でも、マエストロのピアノの繊細さはこのバンドの方向性をわかりやすく示していました。ソロの叙情的なフレーズは、間違いなく当日のハイライト。

「細かく刻む」ことがジュリアナの特徴か?

ジュリアナのドラミングについては、ちょっと遠目からで見づらかったんですが、 左足でのリズムの刻み方 は勉強になりました。

というのは、テンポの速さに応じて8分と4分3連を使い分けていて⋯⋯ とにかく細かい!

私もジュリアナを真似て足を動かしてみたんですが、10秒も経たずにツりそうに⋯⋯(笑)。あれはすごいです。

私が何かを演奏しようとするとき(ラップ)、だいたいは4分の表拍か裏拍のどちらかで考えていたんですが、もう1段階細かくとる練習をしてみてもいいかな、と感じました。


ちなみに会場の青山ブルーノートに行ったのが初めてで、「ジャズクラブ特有の緊張感があるのかなー」なんて思っていたんですが、張り詰めた感じがなかったのは意外でした。

飲み食いしながら聴けるので、フォークとナイフをブツけたりグラスを揺らしたりしてライブハウスの空気感を出せたのはいい思い出になりました(迷惑だったりして・笑。そんなうるさい音ではないので許していただければ)。

次は26日のクリス・デイブ!


ラップグループ 08G-z の主催するイベント「 08G-z Homeparty Vol.4〜SAPPORO SP 」が、1月10日(日)17時より渋谷shiftyにて開催される。

08G-zと親交の深いアーティストたちにより作られるアットホームなパーティ。今回のメインゲストは、フリースタイルのもっとも有名な大会である「Ultimate MC Battle」の北海道覇者 しろくま 。08G-zのメンバー Nowbass(ナーバス) が札幌で出会ったラッパーだ。

三連休の中日にあたるこの日。2008年、2010年とトロフィーをゲトった彼のラップスキルをぜひ味わってみては? なおこのイベントには、 コボリアキラもDJとして登場。


というわけで、ナタリーを真似できた、のかどうかわからないような文章ですが(笑)、あらためて。

つぎの日曜日の夕方頃、久々にヒップホップのイベントにDJ出演させていただきます!

Nowbassさんとは、彼の前身グループからお世話になっており、その縁もあって呼んでいただきました。

「ホームパーティ」ということなので、ほんとうに気楽にお越しください!

私はおそらくオープン直後の17時から回す予定です。札幌スペシャルですし、バカ正直にサッポロでも飲もうかな(笑・ただ好きなだけです)。

参考リンク

08G-z(@08gz_news) | Twitter


THIS IS NATSの主催イベント「パピプペポップ!〜111で丸儲け!春の二時間ちょいスペシャル〜」に、絶対忘れるなが出演する。1月11日(月)の12時開場。

初の全国流通盤『ロンリーロンリーロンリー』のレコ発を記念したこのイベントでは、ライブイベントにしては珍しくランチ付きのチケットが発売され、会場の下北沢モナレコードでは曲名でもある「ナポリタン」が特別に注文できる。

ライブ特典も15個あり、音楽以外からもTHIS IS NATSの世界観を味わえるイベントになっている。

絶対忘れるなは、新メンバーとしてスモール・ラ・伊藤、益若つばめが加入。今回のライブは、益若つばめが参戦する初のイベントとなる。

他、共演は、変人変態女子二人、ハザマリツシ。 三連休の最終日のランチタイム、すこし独特な時間を過ごしてみるのはいかが?


1月11日(日) 下北沢モナレコード THIS IS NATS レコ発企画 「パピプペポップ!〜111で丸儲け!春の二時間ちょいスペシャル〜」 【出演】
THIS IS NATS / 変人変態女子二人 / 絶対忘れるな / ハザマリツシ 【時間】 open 12:00 / start 12:30 【料金】
Lunch Set¥2500 / 1drink¥2300 スペシャル特典15コあるよ ★年賀状(ご予約の方には名前入り) ★おみくじ
★↑を用いたビンゴ大会的なの ★コラボメニュー ★THISCO(ビスコ) ★ナポリタンを弾いてみようコード表 ★会場限定デモ音源CD ★ライナーノーツ
★初物販を先行販売‼ ★おすすめ漫画BEST5 ★おすすめ映画BEST5 ★あの頃は若かった写真展 ★ポンジュースを飲もうのコーナー
★でっかいCDくるくる回せるし写真も撮ってもいいよコーナー ★サングラス置いとくから自由に写真撮ってねコーナー

---というわけで、私の親友である「益若つばめ」さんが絶対忘れるなにめでたく加入し、いよいよライブに参戦するようです。ぜひ一緒に遊びにいきましょう! 新曲もやるようです。

絶対忘れるなについては、こちらのページも参照ください。本当に面白いんで、ぜひ一度!

1回は見て損はしないです!

twitter問い合わせフォームから連絡いただければチケット確保します!

参考

http://nananananats.webcrow.jp/