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とりあえず、2014年のテレビも楽しみですよね。日本エレキテル連合売れろ!(レッドカーペットを再度見ながら)

2013年のテレビ、2014年のテレビ

新年1発目のお笑い番組として立ち位置を確保している「おもしろ荘」ですが、なんだかんだでしっかり見てしまいました。バカみたいな感想ですけど、テレビでネタ見れるのってやっぱり嬉しいですね。

昨年は応援した通り、日本エレキテル連合が大売れしまして、2011年にMXテレビの「新世紀ネタキング決定戦」で彼女たちを知ったときに「すごい好きだけど絶対に!売れない!」とか思ってた自分に報告してあげたいですね。そして、「であるなら中央線withyouだって売れるはずだよ!」と思ったけど、もう解散済ですから、やっぱり続けることが大事なんでしょうか。

(ネタ動画もこれを除いてなくなっていた。悲しい。)

そんな話はともかく。

以降、忘備録として、トップ3に選ばれた芸人とその他の芸人を載せておきます。おもしろ荘でやったものと関係ないものも多くありますが、とりあえず。

マセキ芸能社といえば、三四郎とジグザグジギーでしたが(ビギナー向けにいえば、ウッチャンナンチャンやバカリズム、狩野英孝がいる事務所です)、しゃもじも応援しないといけなくなりました。

あと、小杉まりもさんは「宇多田ヒカル感」がすげーなーと思ったので「ホンマもん」だと判断します。ただ、「鳥居みゆきと似た雰囲気を感じる」とかいう人もたくさん出てくると思うので先制しておくと、全然違うよ!

そして何十回目の「あらためて」ですが、あらためて、出川哲朗の優しさに心温められています(「内村さまぁ〜ず」の200回がこのペークです。いまタッチミスがありましたら、経緯を評して、「Web上で噛んだ」一例としてこのままにしておきます)。

3位…クマムシ

2位…ダブルアート

1位…おかずクラブ

その他出演者

8.6秒バズーカー てんしとあくま シュークリーマーズ トンツカタン しゃもじ 高橋ちゃん (動画なし) ブッダマリア 尼神インター ばーん(動画なし) 小杉まりも


**※追記※ w-inds.の緒方龍一さんご本人にツイートしていただきました。

言葉足らずで恥ずかしい箇所もありますが、読んでいただけて大変ありがたいです。**

ありがとうございます。ベッドで世論調査。http://t.co/ahpHqycX07

— 緒方龍一 (@ryu_winds) 2014, 12月
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女性アイドルとジャニーズが日本の音楽界を席巻する時代、w-inds.という3人組の男性アイドルグループをご存知でしょうか。

おそらく名前ぐらいなら、1曲ぐらいなら、ちょっとしたゴシップなら、知っている方は多数いるはずです。

ですが、彼らが2014年現在、バリバリに活動していて、出す楽曲のほとんどがヤバいことは知られていないかもしれません。

アイドルソングに名曲が多いことは、もはや周知の事実です。 ですが、非ジャニーズの男性アイドルにおいて、このテーゼは共有されていない気がいつもしていました。

であるなら、その突破口を準備してみようか。 というか、「もっとw-inds.評価されてもいいよなー」という単純な動機のもと、この記事は執筆されました。

これから語るのは、w-inds.の簡単な歴史と、2015年の展望の予想です。

youtubeの音源もたくさん用意していますので、お時間あれば、ぜひともいくつか聴きながらお読みください。

あと、ファンの人からの補完もお待ちしています(笑)。

最近のw-inds.をまず聴いてみよう

まず、この記事を読んでいるあなたが、最近のw-inds.をまだ聴いていないなら、『Another World』、『MOVE LIKE THIS』、『Timeless』のどれでもいいので一度聴いてみることをおすすめします。 各アルバムより、有名曲をピックアップしました。

■New World(『Another World』より)

■Let’s Get It On(『MOVE LIKE THIS』より)

■Make You Mine(『Timeless』より)

他2作とくらべて気色の違う『Timeless』の評価は後述するとして、とりあえず押さえておきたいのは、ここ最近のw-inds.の楽曲が「カッコいい」ことです(笑)。 では、デビュー時から振り返ってみましょう。彼らのデビュー年である2001年です。

「ヒップホップダンスユニット」の「アイドル」としてデビュー

w-inds.は2001年3月に「Forever Memories」でデビューしました。 コード進行がJ-POPっぽくてスカスカな音響ではありますが、ビートを聴くとわかるように、彼らのキャッチコピーは「ヒップホップダンスユニット」でした。

■Forever Memories デビューから2008年あたりまでをものすごい削ぎ落として説明すれば、w-inds.は「Forever Memories」のような「ちょっと踊れる」楽曲を中心に、「少年らしいかわいさ」を持っているアイドルでした。 (大人のカッコよさはDA PUMPが担当していました。)

「大人」の不可避と世界標準志向

そんな彼らですが、お世辞にもセールスは好調に進んだとはいえませんでした。

2004年10月発売の『四季』以降はセールスも落ち込み、アイドル路線を変更するべきかどうか考えたのではないでしょうか。

(参考:アーティスト別シングル売上補完 @ ウィキ -w-inds.

また、彼らも当然歳をとりますし、声変わりもしました。

昔は「5オクターブの声が出る」と言われたボーカルの橘慶太ですが、デビューから数年した頃にはすでにその特性は失われ(自分も今書きながらその早さに驚いています)、セールスの状況から考えても、どこかで方向転換する必要がありました。

(参考:w-inds.橘慶太の過去を偲ぶ | -K太’s Cafe-ちょっとしたひとときに。

そこで彼らの選んだ戦略は「音楽性を高めていくこと」、つまり「世界標準の楽曲を生み出すこと」であり、実際に最新の流行を取り入れた音楽を世に出していきました。

この戦略のスタートは2008年11月発売の「CAN’T GET BACK」、戦略のひとつの完成を見たのは「New World」でしょう。

■CAN’T GET BACK(『Another World』より)

そして、ここが最近のw-inds.を語るときに重要だと思うので、ぜひ音楽用語を知らない人にも知っていただきたいのですが、前述した「世界標準の楽曲」とは「エレクトロダンスミュージック」のことです。

少しわかりやすくすると、「キツめの電子音を使った4つ打ち」、もっと抽象化すれば「4つ打ち」です。 では、4つ打ちとは何でしょう。

「4つ打ち」の甘い蜜

4つ打ち(よつうち)とは、主にダンス・ミュージックにおいてバスドラムにより等間隔に打ち鳴らされるリズムのことを指す。曲の中でバスドラムを使い、1小節に4分音符が4回続くリズムであることからそう呼ばれる。ディスコとエレクトロニック・ダンス・ミュージックで多用されるビートである。簡単に言えばダンス・ミュージックにおいて「ドン・ドン・ドン・ドン」と延々と低い音が入っていれば、そのことである。
4つ打ち - Wikipedia

4つ打ちの一番の特徴は、「等間隔に打ち鳴らされる」から踊りやすいところ。そして、踊りやすいから盛り上がりやすいところです。 2010年以降のw-inds.の曲は、ほとんどが4つ打ちです。ライブで定番となっている「Touch The Sky」などはその顕著たる例でしょうか。

■Touch The Sky(『MOVE LIKE THIS』より)

この方向転換によって、w-inds.は(セールス面で大きな変化こそ見えませんでしたが)もう一度人気を取り戻しはじめ、かくいう私もこのあたりからw-inds.にドハマりし始めました。 ただし、「4つ打ち」というのは、簡単に盛り上がれる一方で、廃れが来るのも早いジャンルです。

お手軽に盛り上がれる4つ打ちに頼りすぎるのは、ある意味、甘い蜜でもありました。

脈々と流れる「ヒップホップ」とその発芽

このように、流行の4つ打ちを取り入れたw-indsは再度盛り上がりはじめましたが、私はその裏でw-inds.が持ち続ける「ヒップホップ」の要素に注目していました。 たとえば、『Another World』の「Truth〜最後の真実〜」や「HYBRID DREAM」、『MOVE LIKE THIS』の「黄昏ONE WAY」などです。 (これ、プロデューサー陣も豪華でして、「Truth」はNe-Yoで、「HYBRID〜」はBATHLOGICです。)

■HYBRID DREAM(『Another World』より)

大々的に取り上げられないものの、私はどこかでヒップホップを続けているw-inds.に期待していました。

いつか彼らはヒップホップを中心に据える。そのとき、これまでの試みが一気に昇華されるだろう、と考えていました。

その発芽は、2013年にボーカルの橘慶太が「KEITA」としてソロデビューした『SIDE BY SIDE』にも見られました。

業界で名を上げはじめたばかりのAKLOを起用したり、AAAのメンバーでありラッパーのSKY-HIをfeat.に招いたり。

これらのアプローチには本当に驚きました。 (アルバム自体も名盤です。「Hey Love」だけでも聴いてほしい!)

そして、このような中で、最新アルバムにあたる『Timelsss』は、レーベルの説明通り、「エレクトロ」=「4つ打ち」からの転換点となるアルバムでした。

エレクトロダンスミュージックへの傾倒から2年を経てたどり着いた大人の心地良さの溢れるレトロモダンなアルバムが完成しました。

w-inds.tv|w-inds. 10th ALBUM「Timeless」収録曲&ジャケ写公開!
|INFORMATION

レーベルのいう「レトロモダン」という言葉は、Justin Timberlakeの「Suit &Tie」に代表されるような最新型のアーバンポップ、つまるところオシャレな歌詞とコード進行が流行りのビートに乗ったブラックミュージックを指しているのでしょう。要するに(現代的な)R&B=ヒップホップです。

■Justin Timberlake – Suit & Tie すでに紹介した「Make You Mine」をもう一度聴いてみてください。

構造としては4つ打ちではありますが、これまでの「エレクトロ」とは一線を画し、グルーヴのある、横ノリの、クールな曲です。

全てが昇華された「Timeless」ツアー

そして、この方向転換が最も示されたのは、アルバムではなく、同名のライブでした。

というのも、「レトロモダン」というテーマを軸に選ばれたライブ曲には、前述の4つ打ち楽曲は入っておらず、過去のw-inds.の楽曲をアップデートしたものだったからです。 (参考:【超ネタバレ注意!】Timelessセットリスト(7/19横浜) :w-inds.ライブ現場からの中継です

私もこのツアーには参加したのですが、そこで聴いた「move your body」や「Whose is that girl?」は忘れられない時間となりました。

オケ一発でない、バンドと一緒に生み出していくグルーブの上で歌って踊るw-inds.は本当にカッコよくて、w-inds.がw-inds.である瞬間を見た気がします。

私がw-inds.を追い続けようと決めたキッカケは「HYBRID DREAM」でした。その後、今井了介を中心としたプロデュース陣によって、世界標準のクラブ・ミュージックでヒットチャートに舞い戻ってきたわけですが、私は「今の彼らでもう一度ヒップホップに取り組んでほしい」と思っていて、それはたとえば「Don’t Remind Me」であったりするわけですが、こっちの路線が主となったらどれだけヤバいだろうか。というか、これをメインとして楽しめるお客さんで溢れたらどれだけヤバいだろうか、と妄想してきました。そして、これが実現したわけです。
w-inds.「TIMELESS」ツアー雑感(9/11@国際フォーラム)

「アイドル」であることも思い出す「FANTASY」

こんな具合に、再度自分たちの原点も踏まえたw-inds.ですが、翌年2015年1月にリリース予定の「FANTASY」は、この方向を更に進めるような楽曲だと感じてます。 (参考:w-inds.「FANTASY」|無料動画GYAO!|音楽

少し意地悪く言えば、『Timeless』で提示していたレトロポップというのは、世界的にも流行っています。

そういう意味では、『Timeless』で提示した方向転換は、単純に「世界標準」の意味合いが変わっただけとも考えられ、ある定度の歌唱力さえあればw-inds.じゃなくても誰でもやっていた可能性がありました。 (もちろん、これを歌唱したのは慶太ぐらいですし、その実力は賞賛されるべきでしょう。)

しかし、「FANTASY」はw-inds.にしかできないレトロポップです。

それは、w-inds.がそもそも「アイドル」であったということでして、このタイミングでいよいよ彼らの「アイドル性」=「かわいさ」を持ってきたところに、非常に驚きつつ(多少の戸惑いもあったのですが)、何度か曲を聴いているうちに「もしかしてこの曲はめっちゃヤバいのでは…」と思うようになりました。

おわりに

以上、とりとめなく書いてしまいました。

ザッとまとめると、w-inds.は「ヒップホップ」の「アイドル」であるところからスタートしましたが、途中でこの肩書きを「世界標準(のダンスユニット)」に書き換えようとしました。

しかし、最終的にはもう一度「ヒップホップ」と「アイドル」に戻ってきたわけで、その道のりが『Timeless』のツアーや「FANTASY」に強く反映されていると感じています。

w-inds.がこれからどんな曲をやるか、正確には特定できませんが、ぜひともこの方向を続けてみてほしいと思います。

あるいは、今こそ初期作を録り直したりすると、彼らがたどった道のりがどのようなものであったかわかるかもしれません。

どちらにせよ、2015年も非常に楽しみです。

追記(『Blue Blood』発売によせて)

2015年7月、ニューアルバム『Blue Blood』が発売されました。w-inds.の初期衝動のようなものをあらためて感じられる、とても良いアルバムです。

このアルバムについても、いずれレビューを書きたいと思います。楽しみにしていただけると幸いです。


はじめに。 橘慶太氏、松浦亜弥氏に最大限の祝福を送ります。 ご出産、おめでとうございます。

w-inds.の34枚目のシングルとなる「FANTASY」が、2015年1月21日にリリースされます。

音楽バラエティ番組「魁!音楽番付Eight」の2015年度1月度オープニングアクトのようです。 現在、下記のサイトからMVも含めて視聴が可能です。

(参考:w-inds. 「FANTASY」|無料動画GYAO!|音楽

「FANTASY」の感想と聴きどころ

この曲の聴きどころをザックリ説明すると、2014年7月にリリースされたアルバム『Timeless』の持っていた「クール」で「セクシー」なR&B路線に、w-inds.のこれまでの曲にあった「かわいさ」や「ハッピー感」をミックスさせた、まさしく「今のw-inds.でしか表現できない」ようなところです。

2014年の流行は、まさしく「Make You Mine」のような、もっと有名どころでいえばファレルの「Happy」のようなアーバンポップでした。 そして、2015年のw-inds.は、これをトレースするだけでなく、ちゃんと彼らの「味」を混ぜてきたところに、製作陣の想像力の豊かさや余裕を覚えます。「幸せを詰め込んだレトロモダンなParty Tune」ってレーベル側の表現も、ちゃんと合ってるよ!

■Pharrell Williams - Happy

MVも同様にかわいい

MVは「カジノをモチーフに大勝ちした”幻想”=FANTASY」をテーマとしていて、音楽同様にMVもクールな表情を見せていたw-inds.のかわいい一面を久しぶりに楽しむことができるのでしょう。 まもなく30歳になるイケメン3人が笑顔でじゃれ合っている画が好きな方は必見。

次回予告(自身へのプレッシャー)

で、以前のエントリ(w-inds.「TIMELESS」ツアー雑感(9/11@国際フォーラム))で、w-inds.の歴史を語ると言っていたのですが、これをまだ書いていないことに気づきまして(笑)、現在概論を書いています。

明日には公開できると思うので、こちらもよしなに。

※書きました。以下の記事です。

w-inds.概論―w-inds.の最近の変化を5,000字で

といっても、「ヒップホップ」から「4つ打ち」を経て「ヒップホップ」に戻った、って話を長々とするだけですので、w-inds.ファンとJ-POP愛好家とジャスティン大好きっ子以外には響かないかもしれないです。 いや、十分すぎるか!


先日ブログで取り上げたHAZYさんについて、勢い余って(?)リミックスを作ってしまいました。最近取り組んでいる「4×5」のクロスをビートに適用することで、ラップとのズレが気持ちよくなっていることを願います。5連符を身体化するのに時間はまだかかりますが、これが最初のトラックメイクとなりました。

あと、ジャケット写真(プロフィール画像)出ないようにできないのかね!!(笑)

あと、あと、この曲のおかげで、BAPEが「ベイシングエイプ」だってことを学習しました。「ベイジング」だと思ってたよ!


2014/09/28

2014/09/28

転職活動のかたわら(ネットだけで交流されている方にとっては、私はどう見られているのか分かりませんが、現職は算数・数学の編集プロダクションです)、スタバでfacebookをサーフィンしていたら、嵐の大ファン(大野推し)である先輩の投稿が面白すぎてオータムブレンドを吹き出してしまい、ヘラヘラしながら画面を拭いていたら私信をいただいて30日の火曜日にモーニング娘。のコンサートに行くことが決まりまして、これは道重さゆみの卒業ツアーだと思われるんですが、OPがJuice=Juiceの回で、以前は「ひなフェス」でC-uteを見れたり、男性アイドルであればw-inds.のTIMELESSのツアーを見れたり、アイドルのライブに関しては引きが強いことに自信を持ちました。

道重さゆみがどれだけ素晴らしいアイドルであるかということは、寡聞ながら何も知りませんが(小堀の場合、アイドルに関する評価はすべてがテレビ基準であり、その意味では道重さゆみを僅差で「ももち」が上回っています。彼女のグループは解散しますが)、彼女がリーダーとなった2012年5月19日以降に発売されたシングル(『One・Two・Three』以降)はクオリティの非常に高い曲ばかりで、アイドルソングがクオリティタカスなのはDJの選曲から十分に存じているつもりですが、それは結局のところ「つんく♂」が好きなのである、ってとこに落ち着きます。

上述した通り、いまは転活中でして、冨田恵一『ナイトフライ録音芸術の作法と鑑賞法』を読んでいる以外は(これものすごい良い本だと思います。「思います」ってのは自分が全然理解できていないからなのですが・笑)、ビジネス関連本にどっぷり浸かっています。家計簿を見てみたら、この1週間だけで3万ほど「投資」して読んでいました。ウソでも何でもなくて「PDCA」とか「問題解決」とかの用語を知りましたが、「よく何も知らずに働けてたな」という正直な感想がはじめに、「三林さんの言っていた《罠》って、そういうことか」とちゃんと理解できた嬉しさが次に浮かび上がりました。そんなこんなで久しぶりに勉強だけにお金を使う1週間で、他に買ったものといえばユニクロで「+J」のカーディガンを買ったぐらいです(いまだに「プラスジェイ」なのか「プリュジ」なのか判断がつきません)。

まだ片足をひたしたぐらいで論じるのも難しいですが、感じたのは、「キャリアプラン」だとか「ライフワークバランス」だとか、ある観点では人生にとって大切な選択をするための情報や思考技術ってまったく広まっていないんだな、ってことでした。株投資なども同じですが、我々はすこしばかり「意識高い系」をイジりすぎたのではないか。反面教師として「意識高い系」をイジる分には問題ないかもしれないが、コンプレックスをブツける対象として選んでいた場合、一度立ち止まってもよいな。って、もしかしたらマトモすぎる話をしたかもしれません。とりあえずこれでもくらえ!!


昨日の話。

神宮球場にて、ヤクルト対阪神を観ながら書いています。「ヤクルト」は飲み物のことでなく(笑)、野球というマイナな球技をやっている球団のことなのですが、皆さんにも一度はファンになってほしいです。

ほとんどのスポーツ団体は「ホーム」つまり皆が自チームのことを応援してくれる場所がありまして(サッカーの日本代表であれば、日本がホーム、海外がアウェイですね)、ヤクルトは外苑前近くにある神宮球場がホームなのですが、このホームに集まる人を調べると、たいていはヤクルトファンでなく、むしろ相手チームのファンのほうが多くてですね(笑)。今日の阪神戦を客観的に観ても、阪神ファンが7割います(残りの2割はヤクルトファン。さらに残りの1割はよくわからず観てる。逆に阪神のホームである甲子園に行くと、ヤクルトファンを探すゲームができるくらい少ないです)。

スポーツ観戦において、これほど精神を鍛える場所はないでしょう。想像してほしいんですが、「ホーム」と呼ばれる場所=自分が絶対的に安心できる場所に、おそらく自分にとって良きものではない他者が大勢入ってきて、場を荒らして帰っていく。そんな場所が神宮なのです。ペリーが浦賀に来たことを思い出さずにいられません。

とくに阪神が勝っているときは尚更で、今日は能美が最高のピッチングをするし、相変わらず鳥谷は良いバッターだし、いま8回表で4点目が入り、「六甲おろし」(歌の名前です。ソウル・ソング)が歌われました。

そんな場所で、自分がどうするかといえば、HAZY「平成」のDatakestra Remixを聴いて、少しでも気を紛らわすしかありません(精神を鍛えるどころか、現実逃避してるじゃん!)。

このブログの読者がどういう方なのか把握していないのが痛いですが(一応アクセス解析をやっているので、毎日1人くらいaikoファンがやってきて、「シアワセ」についてのブログを読むことだけはわかりました)、日本語ラップがまあまあ好きな人にはぜひ聴いていただきたいです。どういう角度から聴いても面白いと思いますが、ライムの組み立てやフロウとしては非常に簡単な部類に入る曲ですし、ここは歌詞を全部覚えて、自身の声で歌っていただきたいと思います。

「ライムの組み立てやフロウとしては非常に簡単」というのはディスでも何でもなく(先日、ラップを全く聞かない友人と話した結果、「ディスる」ってのは余裕で伝わる。「ワック」はちょっと危ない。「ドープ」は意外とジャーゴンだった。「スワッグ」なんて私もわかりません・笑)、長所だと思って書いています。KREVAがどれだけ凄いラッパーか、いまさら書く必要もないでしょう(いや、意外と書く必要があるから、いまだにこうしてラップに関する記事を書くのですが)。彼によって日本語ラップは「技術的に」広まりました。彼の考えるラップのスタイルが全て正しいとはもちろん思いませんが、少なくとも基礎的なパースペクティブを提示したことについては絶対的に誉め称えるべきです(で、結局「KREVAが一番ヤバかった」とか言われるようなストーリーを描いてきたわけですし)。

で、HAZYさんに聞いてみたいのは「KREVAのことって好きですか?」ってことで、自分の予想は「わりと好き」か「自然とよく聴いてた」だと思います。少なくとも「今流行のラッパーをガンガン聴きまくってる」って感じではないです。というのが、前述した通り、「ライムの組み立てやフロウとしては非常に簡単」だからで、ラップ自体を成長させることより、「そこで何を言うか?」に主題がおかれてると思ったからです。

そして、何でもそうだと思いますが、誰でもできることだからこそ、その少しの違いが大きな違いを生み出す、つまりオリジナリティ=身体性に結びつくのであり、その意味で、HAZYさんのラップには非常に強いオリジナリティを感じました(リリックの独自性ももちろんありますが、ここではフロウの微細に注目しています)。それを感じるには、とりあえず自分で歌ってみると、ハッキリとわかるはずです。たとえば語尾の言い方とか、単語の一音節ずつの発声のタイミングとか(これを言語化できるといいんですが、それは今後の目標です)。

とか書いている間に、もう8回裏が終わりまして、ヤクルト負けが確定しました。阪神ファンが盛り上がっています。