koboriakira.com

遠足

2024/03/14

子どもと保育園の遠足へ。親が参加することは当日まで伏せるように指示されていて、実際に待ち合わせ場所に行くと子どもがとても喜んでいた(実はほんのすこし遅れてしまったので、むしろ最初にガッツリ寂しい思いをさせてしまった)。

近くの施設にみんなで行き遊んできたのだけれど、ちょっとだけ保育園での様子が垣間見えた。基本的にはみんな一人で遊びつつ、なにか波長が合うと一緒に遊んだり喧嘩してみたり。何度か書いているけれど、本人なりの社会があって、それは家庭内の社会とはまったく違うものなのだと思う。それを理解すれば、もう子どもが自身の所有物だとはまったく思えない。


最近DDDやテスト駆動開発について一段階理解(共感?)が深まった感じがして、開発が楽しい。

これまではわりと愚直にやってみては「なんか違うな」と思っていたのだが、本質を見誤っていたような気がする。とくにテスト駆動開発。「テストを最初に書かないといけない」みたいなことを最上位に置いてしまったりすると、この(誤った理解に成り立つ)宗教を嫌ってしまうようになる。


東京女子プロレスより、角田奈穂選手の卒業の知らせがあった。だいぶ前から決まっていたのだとは知りつつ、なんというか、本当にここ最近の流れがなんとも言えない感じなのがファンとしてはキツい。それはプロレスにおいては素材となりうるのだけれど、客観的にはそうかもしれないが主観ではそう見えないよ! という気持ち。これがファンってやつなのね。35年生きてはじめて知ったかもしれない。

本当に当たり前のことなのだろうけど、坂崎ユカ選手や原宿ぽむ選手、なんなら鈴季すず選手やらもふくめて、みんないずれ引退して二度と見れなくなる日が来るのだなと実感してしまった。音楽(記録された音楽)には引退はない。「引退がある」というがこんなに衝撃的なのか、と当の本人になってやっと理解した。


ちょうど書き終えたタイミングで、福島で地震。こっちは小さな揺れだけど、直感的に「なんかイヤな地震だな」と感じてしまった。日本人は地震のソムリエになりつつある。


「夜は家事だけやって寝よう。それが良い!」と思い立って2時間ほどで、その思いつきは揮発された。いまは26時だ。

DDDに関する松岡さんの講義が面白くて、あらためて自身のリポジトリを見直しながらコーディングしていたら、こんな時間になったわけだ。絶対によくない。ただこれが幸福の正体である。


昨日、とうとうブロックを家に導入した。保育園でも遊んでいるニューブロックのセットを買ってみた。

YouTubeにあがっているサンプルの組み立て動画を0.25倍速で子どもに見せながら、いっしょに組み立てる。「いっしょに」と言っても、自分が手を出す瞬間はゼロに近かった。最初は動画の操作方法を教えながら横にいたけれど、しばらくすると自分が離れても、そのまま完成までひたすら動画を戻したりしながら組み立てていた(集中力がいちばん持続するとこうなる。半分ぐらいの確率で挫折して投げ出しそうになるので、そのときは難しい箇所を説明だけするようにした)。

結果としてギミックつきのキャリアカーや船を作ったりできて、子ども以上に親が驚くこととなっている。あるあるのコメントばかりで恐縮だが「ちょっと前まで丸いブロックを三角の穴に通そうとしてなかったけ?」という気持ちだ。

「まずブロックを集めよう」と集めたり、使わないブロックを脇にどけたり、途中で投げ出したり、見本にあるけど実際には持ってないブロックの代わりを考えたり、その合間に公園に行ったり。これこそ幸福の正体である。


原宿ぽむ選手のMMAスタイルと、上福ゆき選手のセルフサミング。間違いなく、これこそが幸福の正体である。いやマジで。


子どもとお風呂に入っていたら「きっとそうでしょうねー」と答えていた(なんの話だったかは忘れてしまった)。会話は普通にできるけれど、ニュアンスがだんだん増えてきて、その都度笑ってしまう。


CDKを使ってECSにチャレンジ。バッチ系のタスクをやりたくて、Lambdaではなくコンテナを動かしたかったのだけれど(Seleniumを動かしたかった)、あと一歩が上手く進まない。ログ出力の仕組みも入れてちゃんと調べていかないとな。


留守番宣言

2024/03/07

九州で働いている同僚がこっちに来るとのことで、昨日は飲みに行った。お互いにアラフォーなんだけど、向こうはゲーム配信系のVTuberのパーカー、こっちはハイパーミサヲ選手のTシャツ(クラウドファンディングのことはまたちゃんと書こう!)と、お互いに趣味に振り切った格好だったのが良かった。当時の日本語ラップの話をしたりしながら延々と飲めた。


和田卓人さんの講演。ひとつひとつの話はそうだよなと思いながら、この姿勢や振る舞いが「当たり前」になっているか、というと全く違う。そのあたりのベースアップを狙わないといけないなと感じた。

先日同僚と仕事について話していて、面白かったのが「やりがいがあるから会社にいる」ではなく「楽だから会社にいる」だと組織は傾いていく、という話がよくあるテーゼらしい、ということだった。最近こういうことを考えることが増えたな。


先日、はじめて子どもが「ぼくお留守番してるから、パパ買い物行ってきていいよ」と言った。まだひとりで寝たりはできないし、この発言も言動が一致するかはともかく、そういうフェーズにさしかかり始めたのだなと感動。まだ3歳だけど、これから寂しいことばかりが起きる。もっと寂しくなればよい。


仕事机の上にまな板を起き、そこにサラダチキンを載せ、包丁で切りだした1枚にコチュジャンとマヨネーズをつけて食べながらハイボールを飲んでいる。もう仕事机で睡眠以外はできそうだ。リモートワークの影響の極みと言えよう。単純に自身の衛生観念がブッ壊れてるのかもしれないが。


久々のブログになってしまった。つまり仕事やプライベートの進展はあまりかんばしくない、っていうことだ。ただその中で東京女子プロレスだけは延々と観ている。3.3の「TJPW LIVE TOUR 2024 SPRING」は、はじめて子どもを連れて観に行ってみた。

去年にエンタメアキバでハイパーミサヲ選手のアクスタを子どもが買って以来、すこしずつ東京女子プロレスの面々を覚えてくれて、たぶん5,6人は顔(コスチューム)と名前が一致してきていた。くわえてもうすぐ4歳になるので、そろそろ1,2時間ぐらいなら座って観れるかもな、端っこに座ればちょっと離席もできるだろう。みたいな感じで当日券を手に入れた。

結果としては、帰り道に「楽しかった!」と言ってくれたけれど、なかなかツラい時間でもあっただろう。ポップとはいえ、やはりジッと闘いを見つづけるほどの集中力と体力はまだなく、試合の内容にかかわらず入場後はおもちゃで遊んだり、自分の膝の上に立ってみたり(最後尾の席なのでギリギリ迷惑ではなかったと思いたい)、最終的には「帰りたい!」と訴え、そのまま膝の上で寝てしまった。はじめての場所で、はじめての経験だったので相当つかれたのだろう。

そんな感じで特典会を横目で見ながら即座に退散したけれど、それでも良い体験になった。フォロイーとも喋れたし、子どもにとってもポジティブな思い出のひとつになったようなので(動画を見かえしながら「ここに行ったよね! また行きたいな」と言ってた)、また連れていきたい。次は2年後ぐらいか?


で、なぜ子どもを連れていったかといえば、それぐらいしてでも「見たい!」と思うカードだったからだ。とくにキラ・サマー選手そして高見汐珠選手のデビュー戦がとても気になっていた。

キラはオーストラリア人のレスラーで、まだバックグラウンドはちゃんと知らない。ただこの日の試合はすでに落ち着きがあって、同期で最初に勝つのはこの選手かもなと感じた。東京女子では比較的パワー系のレスラーに分類されるだろう。もっとキャラクターも知れれば、きっとすごい好きになりそうな気がする。デビューから応援できることの面白さや幸せってこういうところなんだろうな。

対して高見汐珠は、このデビュー戦で圧倒的に注目をひきつけた。会場でステッカーをもらったりしながら何度も「この人、本当にレスラーになるのか…?」と思っていたが、これは今日のために丁寧に張り巡らせられた伏線だった。一言で言えばポジティブな裏切りだ。とくに試合中の声がすごく良くて、キャラクター、試合内容、本人のポテンシャル、会場の空間にフィットしているような感じがした。「勝てそうだったか?」という質問にはNOと言わざるを得ない。しかしデビュー戦の時点で勝ち負けを越えたものを見せられてしまった。M-1で言えば「はやく2本目が見てみたい」ってやつ。


もうひとつのお目当ては、享楽共鳴(ハイパーミサヲ&中島翔子)対上福ゆき&原宿ぽむで、一方は子どもが、もう一方は私が応援しているので、実質親子対決のカードだった。試合はハイパーミサヲの勝利で、家庭的にはベストだ。

なぜ東京女子が好きなのか。その理由のひとつに「ビッグマッチでなくても面白い」というのがある。いわゆる「前哨戦」もあるけれど、そういったビッグマッチのためではない試合がたくさんある。ミサヲ選手はその目立った一人だが、原宿ぽむも上福ゆきも本当に試合ごとのテーマづくりやギミックが上手い。「誰が勝ったか?」ではなく「どんな試合だったか?」を気にさせてくれる。

そういえばぽむちゃんとかみーゆのイベントがそれぞれ月末にある。どちらも行けるかわからないままチケットだけ押さえてしまった。今年もズブズブの関係になることは間違いなさそうだ。


本当はもっと書くことがあった気がするけど酔いが回ってきたので寝よう。こんな感じでこぼれおちる記憶がたくさんある。


Into the Fight

2024/02/25

「ブログを書いていないとき」というのは死んでいる日に近い。実際「何をしたか?」と聞かれても、「仕事か子育てかLOST JUDGEMENTだ」としか答えられない(これらが死んでるという訳ではないのだが)。

じゃあなんでいま書いているかと言えば、ちゃんと気力が戻ってきたことと、そして2.25のDDTの「Into The Fight」のメインイベントが素晴らしかったことを覚えておきたいからだ。


このメインイベントはEXILE TRIBEの武知海青のプロレスデビュー戦だった。

これがメインイベントであることは一切問題がない。なぜなら後楽園ホールは札止めになるほどチケットが売れ、それはどう考えても武知「くん」が出るからだ。自分が配信を観たのも興味本位であることは間違いない。

エンターテインメントの快楽のひとつは「裏切り」にある。最上級の裏切りが今日あった。それは武知「選手」の入場、そして一発目のドロップキックだ。たった一瞬でプロレス初見の武知くんファンたち、そして武知選手がどんなものか観てみようとしていたプロレスファンたち、ほぼすべてを魅了したと思う。

頭で理解してはいたけれど、あらためて声援がどれだけ重要かということも体験した。2.14の「花より熱波3」における上野勇気対男色ディーノ戦でも声援の凄さを味わったけれど、今日の声援はもっとプリミティブなものだった。武知選手がリングから落とされたときの悲鳴、そう、悲鳴があった。応援や声援だけではないリアクションがこれでもかというぐらいあった。このリアクションが武知選手、そしてその他のレスラーたち全員を最高のコンディションにしていたのだ。