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2020年4月1日、水曜日。エイプリルフールは面倒なので無視。

理由あって休職の準備を進めている。今週で終わりを迎えるので、今週は業務を一切していない。素晴らしい「成果」」だ。新型コロナウイルスのせいで普段のマネジメントと多少異なるスキルが必要とされるが、次のリーダー・残るメンバーが上手くやってくれることを祈る。


この1年間を振り返ると、マネジメントを意識的にやった一年だった。とくに意識したことを振り返ってみると、こんな感じだったように思う。

  • 「友人」に先立って「仕事仲間」であることを意識させる* 「一緒に仕事をしてくれていること」に対しては素直に感謝を表す* メンバーの行動を客観的に描写して、本人の自己理解を促す* メンバーをどう評価しているかを定期的に伝える* メンバーの特徴・現状に応じて、自分の期待の提案を使い分ける* 仕事に慣れてない、まだ信頼関係がないメンバーには、期待する「行動」を伝える* 主体的に動けるメンバーには、期待する「ゴール」を伝える* チームの運営ルールはぜんぶ相談する。ただし決定権は自分がもつ実務レベルの貢献のほか、メンバーの効力感を高められたことが大きかった。各メンバーがひとつ「殻を破る」ような動きを見せてくれたことは、本人の姿勢は言わずもがな、自分がリーダーをやってよかったなと感じたこと。

チームの人数が10人を超えていたためやりづらい点は多々あったし、もうすこしエンジニアとして貢献したくもあったが、それなりに良い経験だった。複数チームの管理が今後のキャリアパスの短期目標になるだろう。なんて、久しぶりに仕事の話。

---フジテレビのバラエティは好き嫌いがハッキリ分かれるが、今日の志村けんの追悼番組は最高によかった。もし「自分が一番笑った瞬間」を尋ねられたら、たとえ笑いの量が劣っていようとも、絶対に今回の追悼番組のオープニングを紹介することに決めた。 コロナウイルスの影響で演者どうしの距離感が距離感が極端に空き、このスペースを埋めるために大きな遺影が置かれ、その全体を写すために(おそらくクレーンカメラから)引きで撮られた映像は、まぎれもなく「コント」である。高木ブーの「志村けんは死なないの、ずっと生きてる」はオカルトではなく真実だった。そう自分は評価している。

これで志村けんの最後のボケは「故人を偲ぶコメントを(写真経由で)邪魔した」ことと、「どう考えても遺影を突き破って飛び出てきそうなのに、まさか出てこない」ことになった。ご自身の仕事を最後まで貫いたのだ。カッコいいと思う。

令和2年、2020年。ノムさんが亡くなり、志村けんが亡くなり、私は大人になる。


2020年3月31日、火曜日。

新型コロナウイルスの影響で株価が下がっている。日経平均は一時期16,000台に突入し、すくなからず自身も影響を受けている(数万程度の話だけど)。

それでせっかくならスクレイピングの実践編として有価証券報告書を扱ってみようと思い立ち、調べてみたところ、EDINETで有価証券報告書をAPI経由で取得できそうなことが分かった(XML形式、拡張子はxbrl)。試してみよう。

XBRLファイルのダウンロード

まず下記のURLにGETを投げることで、dateで指定した日付に好評された資料一覧を取得できる。 https://disclosure.edinet-fsa.go.jp/api/v1/documents.json?date=2020-03-31&type=2 このレスポンスのうち、formCode =030000 かつ doc_type_code = 120 であるものが有価証券報告書だ。上記のレスポンスだとダイトロン株式会社などがあてはまる。

つぎに該当の企業のdocIDを参照して次のようなGETを投げる。 https://disclosure.edinet-fsa.go.jp/api/v1/documents/S100IB58?type=1 するとXBRLファイルの詰まったzipファイルがダウンロードできる。ちなみに type=2 にすればPDFがダウンロードできる。

このzipファイルを解凍したうえで必要なXBRLファイルと中身を見つられればスクレイピングも可能そうだ。Pythonでzipファイルを解凍したことがないので、次はこれを勉強しないと。


謝罪させたい人について。

私は仕事もプライベートもミスや判断の誤りが多いので、上司・部下・友人・配偶者問わず、いろんなところに謝っている。なので謝罪は日常茶飯事なのだが、ときたま謝罪を要求してくる人に出くわす。こういう人の気持ちがあまり理解できない。

自分だったらどうするかなと振り返ってみると、評価するだけだった。つまり「それは私の考えより正しそうに見える」とか「それは検討するに値しない」とか。それで終わりであって、「だから〜は謝罪するべきだ」という論理には行き着かなかった。

たぶん自身が理解・納得できない話はイコール悪で、殲滅しなければいけないのだろう。なんて久しぶりに考えたけれど、私の態度がメジャーでないことは理解している。明日もSNSは荒れるんだろう。


2020年3月30日、月曜日。 起床すると、真っ先に配偶者から「志村けんが亡くなったって」と連絡があった。居間のテレビを点けると、ワイドショーでは、

「志村けん 死亡」

とテロップが載っていてまず笑ったのが最初。そしてまったく落ち着くことのない悲しみを味わいながら、「なんかGoogle検索の予測変換みたいだな」ともう一度笑った。

これから色々と追悼のメッセージがあるだろうが、私が本当に追悼するタイミングは芸人たちのコントになるだろう。バカ笑いさせて/しているときに、ふと大泣きするのだ。


ブログのgit管理をキッカケに、これまでチャレンジしたことのなかったCI(継続的インテグレーション)をやってみようと思い立った。 TravisCIを使ってみたかったのだけれど、はじめてのTravisCI -テストとデプロイを自動化しよう!以外で読みやすい記事がなさそうなので公式ドキュメントを読むことにした。

30分ほど読んでみたがすぐに使えるようになってきた。とくにDockerを利用できるところが素晴らしい(仮想環境だから当たり前といえば当たり前か)。ブログのマークダウンを常にPDF化していく仕組みを作ることができた。

つまりコーディング(執筆)だけに集中すればよく、デプロイ(PDF化)は自動化された訳だ。CI体験としてはかなり素晴らしい初体験となった。

---都知事の会見を見ながら夕食。はじめてマジメに現状の公式情報を把握したけれど、まあこんなもんだろう。「どこも行くなよ〜」と言いたいんだろうけど、自ら言ってしまうのは難しいんだろうなと感じた。 ネット上ではロックダウンの噂があったらしいことも、会見内の質問で知った。トイレットペーパーの件をすでに忘れているのは、Twitterのメディア性に(「なう」が重要であること)よるものだろう。今後は会見の質問で「納豆が完全に売り切れた、とネットで騒がれていますが本当ですか」とか「トイレットペーパー券が検討されている、とネットで騒がれていますが本当ですか」とか、そういった質問で埋まるのかなと考えた。

「特定業種」に対する補償もネットで騒がれている(Travisのビルド中に見た)ことは想像通り。音楽業界も署名活動があるみたいで、ちょっと視界に入ってしまった。たぶん東日本大震災のときには復興ライブとかをやった人だろう。まだやってるのかな。

私のようなハグレモノは、こういう補償を声高に訴えたり署名に参加したりする人がせめてトイレットペーパーやマスクを買い占めたり、1週間かけても食べ切れないぐらいの納豆を確保したりしてないことを祈るだけだ。

---こぶしファクトリーは、人知れずに無観客ライブで解散することになってしまった。自らの判断でライブができないので、どういう気持ちでライブに臨んだのだろうと想像した。 『桜ナイトフィーバー』の頃から音楽的に好きになって、『これからだ!』で完全に(私が彼女たちに)落ちてしまったけれど、最終的には「解散」というより「倒産」に近いような結末を描くことになった。こういう結末であってもきちんと応援できるヲタクの人たちにリスペクトを。

ライブビューイングもBSテレ朝も見ない私は、とりあえずYoutubeで彼女たちの動画を漁ることで個人的な追悼を終えようと思う。お笑いはその瞬間しか追悼できないが、音楽は複製芸術だ。

https://youtu.be/s2XR65k3ptc https://youtu.be/GPFwLgz_Tz4

https://youtu.be/sRnDU6GQpvk


2020年3月29日、日曜日。

都からの自粛要請が出ている。金曜日に品川シーサイドのイオンへ出かけてみたが、この前は「写真撮影NG!!」なんて立て札のあったトイレットペーパーのコーナーが完全に占拠されていた。とうとうお尻を紙以外の何か(配偶者が植えたチューリップの葉っぱとか)で拭くことを検討しないといけなさそうだ。

しかしその他は何ら変わりない。家から「出れない」ことのストレスは人並みよりは少なく、その時間を有意義に使うことも無意味に浪費することも、どちらもできる。前者は久しぶりに料理をしたし、後者は逆転裁判の4〜6や『メダロットクラシックス』をやりなおしたりした。

料理は『家事ヤロウ』に触発されて、和田明日香さん紹介の卵焼きを作る。海苔の佃煮と片栗粉を使って卵焼きモドキを作るのだけれど、海苔美味しいですよね、ということで早速。配偶者は卵を巻かないと(見た目的に)食べられないとコメントしていた。


オリンピックの延期や「お肉券」について。

みんな色々と日本のことを憂慮しているのだな、とあらためて思った。私はオリンピックが実施されようが延期されようがどうでもいいし(住まいの位置が会場と近いのでちょっとイヤなぐらい)、もし「お寿司券」を貰ったら近くのセブンイレブンでカラーコピーしてバラ巻くことを夢想するぐらいの頭の良さがある(自らへの皮肉)。

SNSでは政府やWHOの行動に対する文句が見られ、テレビではオリンピックの延期やオーバーシュート(邦訳すると「感染爆発」。こちらのほうがいいですよねえ)に関する話題が挙がっている。それよりも「トイレットペーパーが買い占められたまま、オリンピックが始まっていたらどうなったか」をバイキングとかで取り上げるべきだと思う。

---ところでこの日記を、できるかぎりプレーンな形式で保存しておけるようにマークダウンで記述することにした。これまでも同じようにはしていたがRe:VIEW形式にも変換できるようにしたので、PDF化も簡単となった。 VSCodeをZenモードにできることも覚えた。今年の執筆環境はこれで完成かしら。


「もっと早くやればよかった」と思うことは無限にありますが、今年はこれが一番かもしれません。 というわけで**「Twitterのフォローを全て外して、リストに放り込む」**

ということをやりました。これほど清々しいこともない。たった2時間ちょっとの雑務でこれだけ気持ちよくなれるなら、もっとフォローしておけばよかったと思いました。


Twitterを始めた大学の頃(調べたら2010年だったらしい。たしかに大学前半はmixiだったかも)から、10年近く悩んでいたことに「タイムラインの政治性」がありました。

カッコつけずに言えば、 **「たくさんツイートしている人のツイートを見ないといけない」**ってだけのことなのですが、なんか「声のデカい人のことばかり詳しくなってしまう」ってのが悔しかったんですよね(笑)。それでウジウジと10年悩んだ結果、「全部読むのを辞めよう」という結論にいたりました。

その代わりに「リスト」機能を使って、「友人関連」と「公式アカウント」みたいにザックリ分けました。今日やった雑務は、数百人のフォローをすべてリストに放り込む作業でした。

こうすることで読みたいときに相手のツイートを読むことができる。 こんなシンプルなことが自分の求めていた仕様でした。

「読みたいときに」ってのが重要で、これまではTwitterを開いたら最後、そのタイミングにたまたま一致した、または何かしらロジックがはたらいたうえで「読む気じゃなかった」ツイートが流れてくる。さらに最近は広告も面倒だけど、それ以上に「フォローした人が好いているツイート」まで流れてくる自体で、まったく食指が伸びませんでした。

---私にとってのTwitterのメリットは、興味ある事柄をフォローする(パッカーズの最新情報を手に入れたりする)以外には、年賀状のようなもので、ときたま相手の無事や最近の状況を確認することでした。 つまり相手の使い方と関係なく、こちらが気にしたタイミングで読めることが重要である、ということに気づいた。というか気づいていたけれど、面倒でやってなかった訳ですよね。やれば「あっ」という間でした。森高千里のアルバムをまだ2枚しか聴いていません。

20年前だって「相互リンク」とか言われてたぐらいで、おそらくTwitterも「相互フォロー」がまだ常識になっているでしょう。そのためこの整理によって、相手からすると「フォローを解除されたのだ。こちらも解除してやれ」という反応もあるはずです。

でもそれは全く関係ないことで、結局は自分が相手に興味を持ち続けていることが重要であって、私への興味を引き続ける必要はないんですよね。なんでもっと早く行動しなかったのだろう。

---というわけで多分ですけど「私も同じ気持ちだよ」という人がいるかもしれないので、ちょっとしたレビュー含めた記録でした。 ちなみに森高千里のアルバムを聴く中で一番よかったのは「勉強の歌」でした。紹介がてらMVも検索しましたが、ダンスも、ダブルのジャケットも、3分半頃に食べるにんじんも、まあ全てヤバいですね。

https://youtu.be/GoEvsP63NSc


クローリングの実践を兼ねて食べログの収集を試してみる。とりあえず上手くいったので、このあとはAWSやGASと絡めて、「Slackで特定の地域を指定したら、その地域の3.5以上の店を集めて、Googleマップにピン留めて、そのURLをリプライする」みたいなのを作れるかなと想像。

すこし調べてみるとLambdaのほかに、Lambda同士の連携をスムーズにやるためにStep Functionsというの機能を使えるみたい。ためしに触ってみたけどまったく上手くいかなかった。また1週間ぐらいかけて勉強しないと。