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プロレスにハマるのは生活リズムとしては非常によろしくない。論文をたどるかのように、ひとつの試合からもうひとつの試合に飛ばないと全体像を理解できないため、結局こんな時間(25時)になってしまう。とくにちょっと前までは新日本を追っていれば楽しかったのだけれど、いまは複数団体を追い、かつその団体の絡み合いにまで気を向けるようになってしまったから、時間の消費も脳の疲れも激しい。


STARDOM WORLD非公式検索サイトは、2023年の情報がかなり整備されてきた。ほぼすべてを日本語に翻訳し、日付をきちんと記録し、出場選手を明確にした。対戦相手の区別はできてないけれど、なにか良い方法はあるだろうか。2022年までを準備できたら、フロントの準備にとりかかるつもり。


ブログを全然書いていなかった。しかし代わりに書いていたものがある。コードだ。

以前ブログに書いていた、「スターダムの動画サービスの検索システムを非公式につくる」というプロジェクトを立ち上げ、実際にちょこちょこ書いている。[STARDOM WORLD非公式検索サイト](/tags/STARDOM WORLD非公式検索サイト)とタグ付けよう。いまは次のタスクが終わった。

  • バックエンド側のLambda、RDSを構築
  • 投入するためのデータを準備
    • STARDOM WORLDをスクレイピングして、動画タイトル、試合タイトル、出場選手のタグ付けの情報から、なんとか活用できる情報を構築した

あとはデータを投入したあと、簡易的な検索APIとフロントを用意すれば完成だ。とりあえずこれで各ベルトの試合を一気にながめたり、もうすこし試合の時系列を追いやすくなるはずだ。

今回はじめてAWSのリソースをちゃんと活用するようチャレンジしているのだが、慣れてくるとterraformを利用してどんどん構築できてきて良い感じだった。一方でいまだにLambdaを利用すべきかシンプルなEC2を利用すべきかを迷う。本当は「サーバレスにするかどうか」は現時点では保留にすべきなんだろうな。ちなみにFargateを利用すれば解決しそうな気もしたが、費用の観点から断念した。


東京女子プロレスの感想もちょこちょこ書いているが、いったんキーパンチが止まってしまった。これは明日がんばって埋めよう。先週の感動はちゃんと記録に残しておきたい。


最近自宅でプリンを作るのにハマっている。いざつくると「こんなに砂糖使うのか」と思う。


結論から言うと、私の人生をすこし華やかにしたであろう興行だった。たったの900円で手に入れたWRESTLE UNIVERSEで観た今日の試合たちは、きっと明日、来月、来年、これからの私の行動(というか消費活動)に影響を与えるだろう。

この前の武藤敬司ファイナルではじめて東京女子プロレスを試合を観たにも関わらず、相当なスピードで東京女子プロレスをインストールした。たった1ヶ月のファンではあるが、今日のマッチメイクはどれも気合が入っており、直前までギリギリまで有明で観てから新木場のプロミネンスに行けないかを検討したほどだ。

スペシャルシングルマッチ - アジャコング vs. 荒井優希

アジャコング荒井優希のシングルは、アジャコング、荒井両選手の受けの良さを見れた気がする。アジャの重い一発を喰らっての荒井優希の倒れ方は美しい。最初は学芸会のようにすら見えるFinallyが、トップロープ、エプロン、正調と形を変えて浴びせてるなかでどんどん説得力を増していった。パイルドライバー、バックドロップに耐えるも最後のブレーンバスターで沈んでしまったが、こういう圧倒的強者との試合はもっと観たいなと感じた。

それにしてもアジャコングはすごい。

インターナショナル・プリンセス選手権試合 - 渡辺未詩 vs. 辰巳リカ

インターナショナル・プリンセス選手権試合辰巳リカ渡辺未詩の白昼夢対決。辰巳リカという選手の魅力にとうとう気づいてしまう試合だった。今日のベストバウトだったかもしれない。

辰巳選手は動きの派手さやオリジナリティは小さいけれど、どの攻撃も受け身も彼女のキャラクタがしっかり載っている。重要な試合であればあるほど、それに比例して面白い試合をしてしまう選手なのだと感じた。シークバーをどこに動かしても常に叫んでいる。メリハリという言葉を知らないのだろう。でもそれが最終的にドラゴンスリーパー、そしてホワイトドラゴンスリーパーの感動につながった。もしかしたら一番好きな選手になるかも、ってぐらいに。

渡辺未詩は、東京女子のなかでもシンプルにひとつひとつの技で金を稼げるタイプだ。自分を東京女子に連れてきてくれた選手の一人。もちろんジャイアントスイングが一番の持ち味だけれど、個人的にはショルダータックルを決めたあとの構えがいちばん好きだ。ちなみに顔も良い。キャラクターは辰巳リカがクレイジーを担当しているが、本当にクレイジーな表情をしているのは渡辺だ。サイコパス方面の表情がとても良い。

プリンセスタッグ選手権試合 - マックス・ジ・インペイラー&ハイディ・ハウイツァ vs. 山下実優&伊藤麻希

山下実優伊藤麻希の121000000と、マックス・ジ・インペイラーハイディ・ハウイツァのWasteland War Partyのプリンセスタッグ選手権試合もとてもよかった。

まずシンプルにWWPの2人が東京女子、ひいてはDDTに合っている(このあとにやったササダンゴマシーン&アントン組との試合もよかった)。ちゃんと凄さや怖さがあって、そこにコミカルと愛らしさがあるからだ。今回の試合は勧善懲悪のような外敵を退治するようなストーリーであるが、この試合を見ていたファンたちはさらにWWPを好きになったと思う。

山下と伊藤のタッグも、二人ともリミッターを外してからが本番のようなキャラクターなのが良い。王道のような展開で伊藤ちゃんが勝ったとき、とてもスカッとする瞬間だった。

プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合

マジラビ対決となるプリンセス・オブ・プリンセス選手権試合は、坂崎ユカの冷たさが伝わってくる試合だった。

試合序盤、坂崎は場外での投げ技を中断したり、絞め技をかけて瑞季にギブアップを促したりしていた。もちろん途中からギアが変わった様子はあったけれど、試合の最後までこの雰囲気は残っていたように感じた。ハッキリ言えば、2人の試合はもっと噛み合うはずだったけれど、何かがまだ足りないような感じで終わってしまったように見えたのだ。

試合は瑞季の勝利に終わったが、まだまだ坂崎ユカとの差があるような気がした。この2人の試合は、おそらく瑞季が本当のトップに立ったとき、坂崎ユカがチャレンジャーとして挑むときに素晴らしいものになると思う。


結論から言うと、私の人生をすこし狂わせられてしまったであろう興行だった。たったの6千円で手に入れた最前席で観た今日のハードコアマッチ、デスマッチは、きっと明日、来月、来年、これからの私の行動(というか消費活動)に影響を与えるだろう。

新日本プロレスやスターダムのようなメジャーな団体以外の興行に行くのも初めて、1階席に座るのも初めて、そして最前席に座るのも初めてだった。しかし2,3週間前に直感した「絶対に最前席を買って、鈴季すずの試合を観る」という判断は成功だった。

タッグマッチ - 優宇&松本都 vs 柊くるみ&青木いつ希

はじめて最前席で観たプロレスが、優宇松本都のタッグと柊くるみ青木いつ希のタッグの対決でよかった。シンプルにプロレスの楽しさや迫力、痛みを楽しめ、映像では読み取れなかったすべてが手に取るようにわかったからだ。

優宇が青木いつ希に放った逆水平チョップがいまだに頭から離れない。あんなの一発食らったら二度と日常生活に戻れなそうだ。いつもよりリングに近づいただけで、そのリアリティの解像度が数段上がったことが驚きだった。

松本都選手のプロレスは今日がはじめてで、とても楽しそうにプロレスをするところが素敵だった。今度の自主興行もとても気になるセットだったし、うまく時間が空けばぜひ行くことにした。

タッグマッチ - 世羅りさ&スーパーハードコアマシン vs 藤田あかね&ハートリー・ジャクソン

この気持ちを大事にしようと思うので明かすが、藤田あかねのリングインで怯み上がった。家でも使っている、あの金色の画鋲が本当にバットに巻き付いていたからだ。画鋲はキレイに光り輝いていて新品であることがわかった。

そんなこのタッグマッチは、スーパーハードコアマシンハートリー・ジャクソンたち男子勢のサポートを得ながら、世羅りさと藤田のバチバチの戦いへ進んでいった。

誰かが誰かに画鋲を刺しているところを目の前で観るのは初めてだ。あの瞬間、いつものように「うわー」と血の気が引きつつ、そして同時に目が覚めるような衝撃も味わっていた。

鈴季すずデスマッチ10番勝負 第9戦 - 鈴季すず vs 竹田誠志

鈴季すずと竹田誠志の試合は、すずをひたすらに応援しながらも、竹田の試合運びの上手さ、この会場にいるすべての人を楽しませてくれるエンターテイナーとしての上手さに感嘆するばかりだった。

葛西純エル・デスペラードのデスマッチでも実感したが、デスマッチに「悲惨さ」というのは実はない。あるのは「いまここ」の感覚で、目の前で行われている非日常が日常を上書きしてくれる快感だ。卑近に言えば見世物を楽しんでいるわけで、高尚に言うなら生きる活力をもらっている。

ハサミですずの額を切るとき、竹田誠志は各方面でそのパフォーマンスをしてくれた。あのとき、すずの額から血が流れることを想像する辛さよりも、はるかにそれによって盛り上がる自分を実感した。とてもシンプルに、血を流して戦う試合を観たくて、その試合を観て明日から頑張ろうと思える自分がいるんだとやっと自覚できた。とはいえデスマッチには一切詳しくないので、ひとつひとつの凶器攻撃に震えあがり、パイプ椅子に座りながらも身をもだえつつ観ていた。

すずの凄いところは、デスマッチでありつつも、きちんとプロレスのムーブを見せてくれるところだ。こんなにも近くでテキーラショットとジャーマンスープレックスを見れるなんて。とくにテキーラショットの華麗さは、モニター越しの何倍もすごかった。

試合中、何度も思い出して写真をがんばって撮ろうとしたのだけれど、ほとんど撮ることができなかった。そんなことをするよりも大声を出していたからだ。


朝からトラブル対応の一日。午前中に落ち着いたけれど、やっぱりこういう仕事がいちばん性に合ってる。また新卒の研修教材について関わるようになった。また職務経歴書にひとつ書けることが増えそうで嬉しい。


降園後、病院で子どもの予防接種を受けてきた。

病院に入るなり「おせきでてないから、病院はいかなくていいの!」と必死に訴えていた。直近の予防接種はもう1年以上前だから、はじめて論理的に主張ができるようになってからの注射になる。この時点では注射とは想定していなかっただろうが、もうすでに「病院=イヤなことが起こる場所」だと理解しているから、子どもの頭のなかで必死にキャンセルするための論理を考えていたことだろう。私だって同じ境遇なら同じ行動をするはずだ。

病院でひと悶着あったが、とりあえず予防接種も終わり、すこししたらもうご機嫌になった。「注射がんばったから、今日はトミカを買いに行こうか」と声をかけ、一緒にヤマダ電機に行き、幼稚園バスのトミカを買ってきた。ひさしぶりに買ったのでとても嬉しかったようで「今日はがんばったからトミカを買ったんだ」と何度も自慢していた。

そのあと今度は子どもから「パパもがんばったらトミカを買ってあげるね」と言われた。俺はトミカを買ってもらえるような一日を過ごしただろうか?


再開

2023/03/13

気づいたらブログが止まっていた。忙しかったこともあるけれど、土日の余暇のすべてを春ゆきてレトロチカに充ててしまったことが一番の原因だ。理由は明日書く。とりあえずルーティンを取り戻そう。