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12月18日。 『ザ・ゴール2』から『クリティカル・チェーン』を流れで読破。10年前に大学で聞いたTOCがやっと自分の身近なテーマになってきた。あの先生が話していた内容がどんどん思い出されていく。

N.E.R.Dの新作が出たことをSpotifyで知り聴いてみたら最高だった。というか2017年の最高傑作で間違いなさそう。みんなの評価を読んでいないが「Kites」は交通事故に近いレベルの傑作だと思う(このブログの投稿までに100回は聴いてるかも)。


12月20日。

また熱を出す。「熱を出す」なんて朝飯前で、「あ、もう1ヶ月経ったのね」ってぐらいのもんだ。ただ最近は毎回高熱になってしまうのが惜しい。今回も38.9度という高スコアを叩き出してしまい、早々に退社。

布団に横になりながら『LIFE』を見た。放送日を覚えていられないのでたまに見ることになってしまったが、見るたびに感動でいっぱいになる。こっちのほうが発熱以上に病気だ。

ただ今回はそれも仕方なく、内村の出身地である熊本をテーマにした回で、内村が熊本に帰ってロケをするシーンがあった。自分も3年前ぐらいに熊本に行ってアーケード街を見てきたので、同じ道をウッチャンが歩いているだけでちょっとヤバかった。

ここ最近のウッチャンは、もはや「面白さ」でなく「哀愁」とか「なつかしさ」のようなものが強すぎて、ちょっと気軽に見れるようなものではなくなってしまった(だから司会がちょうどいい)。でもそろそろ、10年代の内村光良のマスターピースのようなものが出そうな気がしている。たぶん舞台になるだろう。

まだ寝れなかったので『ユージュアル・サスペクツ』も見た。映画史に残る傑作、なのかどうかは分からなかったけれどとても面白かった。たしかに2回見たくなった。

---12月22日。 別名義の変名ユニット、というもはや「何をどう隠しているのか?」というツッコミは不可避であるが、とにかくDJとしてお呼びをかけてもらった。 自分のDJはともかく(いい感じのヒップホップでもかけようかと思っていたら、思わずハウスから始めてしまって勝手に焦ってた)、一緒になった出演者の方たちがとにかく良かったことは明記しておいたほうがいいだろう。

その中ではじめて見たのが「もつ酢飯」というヒップホップユニットだったのだが(DJ MOTSUと関係あるのかしら)、これが一番印象に残った。先週見に行ったCMBにも出ていたワッショイサンバさんとムノウさんのコンビで、二人のかけあいがとてもよかった。

やっていた曲を買えるか聴いてみたら無料とのことだったので、早速下のリンク先に飛んで音源を確保した。フリースタイルでもあれだけオリジナリティがあったのだから、曲はもっともっと期待していいと思う。

もつ酢飯はチョコレートマカロンの夢を見るか?

あとこの場でもUDFの簾ンデゲオチェロと一緒になり、本当に気の合う人だなと思った。自分で自分のことは理解できないので同じタイプかは断言できないけど、暗そうに見せて底抜けに明るいヤツってのはいつだって友達になれる。

帰宅後もまだ寝れないので、上のアルバムを聴きながら『クリティカル・チェーン』でも読んで睡魔を待つ。


12月15日。 すでに退場された協力会社の人たちと飲む。そのまま久々の麻雀になだれこみ、ちょっとだけ勝たせてもらった。


12月16日。

妻が道重さゆみのバスツアーに急遽行けることになり、出かけていった。一番身近な遊び相手がいなくなってしまい、仕方なくウイイレをやったり週次レビューをしたり。

夕方に池袋でイベントがあることを思い出し、池袋のカーリースクラムでUrban Drive Family(UDF)とHYDROさんのライブを見ることに。

会場の雰囲気がなかなか面白く、伝わるか微妙だけど「歌声喫茶」のような感じがあった。実際、入ったときにはバンドセットを従えたラッパーが即興でカマしていた。つぎの言葉を切り取るとディスに読み取れてしまうが、ひとつの部屋に円形状に座り誰かのラップを聴く、この感じに一番近いのはダルクなどの集団セラピーだ。そういうのもあっていいよね、と思う。

UDFは久しぶりにライブを見れてよかった。ez do dan子さんのラップはいつ聴いても面白い。大声を出すタイプではないので、もっと音響設備のいい場所で彼女のラップを聴けたら最高だ。HYDROさんも自分の道をそのまま突き進んでいる感じがして好きだった。

どうせ帰っても誰もいないので、イベント後もUDFの人たちと飲むことに。サポートで入っていたドラムの人がビックリするぐらいツボに入ってしまい、何度かパトロンの契約を結ぼうとしてしまった。自分もヒモ適正がかなりあるほうだけど、ときたまモノホンに会うと「自分はちゃんと働こう」と思える。

---12月17日。 起きたらSummer Rocketのワンマンが終わっていて、深い罪悪感を感じながら起床。新メンバが発表されて7人体制になるとのこと。夏のアイドルなんだし、人が増えるのは楽しくていいんじゃないかと思う。 『ザ・ゴール2』を読みながら時間をつぶしつつ、夕方からは「絶対忘れるな」というラップグループのセルラ伊藤さんが出場するフリースタイルの大会を応援しに行った。

「シンデレラMCバトル(CMB)」と名付けられたこの大会は、その名前の通りフィメールラッパーだけのMCトーナメントであり、セルラ伊藤さんは次点でギリギリ出場者に滑り込んだ。

となると懸命なブログ読者(の2名の方)はお気づきだろうが、つまりこれはサンドウィッチマンであり、トレンディエンジェルである。正確には「予選で負けた」訳でもないのだが(知名度的にトーナメントに参加できるかどうか微妙だったのだと思う)、その雰囲気をまとった人というのは強い。1,2回戦を余裕で勝ち上がると、好ゲームだった準決勝も勝利を収めてしまい、「マジかよ!www」とか言っている間に決勝。

優勝決定戦こそ緊張が上回ってしまい負けてしまったが、今大会を盛り上げたラッパーの一人であることは間違いない。本当におつかれさまでした。優勝したMC frogさんもおめでとうございます。

個人的に気になったのは、フィメールラッパーの半数ぐらいが「現場叩き上げ」系であり、「仲間を背負ってる」とか「○年やってきた」とか「フィメールラッパーのシーンを」とか、そういった言葉を選択していたことだ。私からすると、これらはもう「死んだ言葉」だと思う。すくなくとも彼女たちが「発明」した言葉ではないはずだ。

そんな言説が取り囲んでいた大会だったこともあり、「MCビキニ」という名前の通りビキニをでフリースタイルする(事務所に無理やりさせられている)ラッパーがいたのに対する風当たりが強すぎて辟易してしまった。

たとえばMCビキニの1回戦の相手も、(いつもそうなのか知らないけれど)ビキニを着ていた。つまりどっからどう見たってキャットファイトをMCバトル化させている訳だが、これにファックするぐらいならそもそもマッチアップしちゃいけないし、ステージに出すからにはちゃんと応援(ないしはちゃんとブーイング)してあげないといけない。

大会の空気感に関しては他にも思うところはあったが、もちろんいいラッパーを見つけられたことに感謝しているので一切不満はない。セルラ伊藤の3回戦の相手であるリルデビもキャラが立っていたし(最初はJuice=Juiceの宮崎由加かと思った)、ワッショイサンバもセルラ伊藤と同系の、感情と理性をギリギリのバランスで保ちながらラップするタイプで楽しかった。

次大会があるなら、いい頃合いで「セルラ伊藤 vs. ワッショイサンバ」のバトルをやってほしい。そのときは、たぶん「これがシンデレラMCバトルか」というような、大会のアイデンティティが前面に出てくるようなバトルになると思う。


12月6日。

別名義のライブ。親友のリリースパーティだったのでバチッと決めてやろうと思っていたのだが、自分の機材トラブルでいくつかミスがあった。アットホームな雰囲気のおかげで、ギリギリ事なきを得た(と思いたい)が、メンバにも共演者にもお客様にも悪いことしたなーと反省。

それにしても、他責するつもりはこれっぽっちもないけどTRAKTOR AUDIO 2 MK 2は●●だ(笑)。一世代前のほうが安心するし、それほどギミックにこだわらないならCDJに変えようかしら。

POLLYANNAははじめて見たがとてもよかった。「ああいうライブをできるような人生もありだったなー」と思わせてくれるバンドを見ると刺激をもらう。4*4=16は、どんどんライブが「舞台」になりつつあり、最終的には東葛スポーツみたいなことになったりする未来をイメージしてしまった。今からVJの勉強しようか迷ったほど。


12月9日。 ガーデンシネマで『ネルーダ』を見る。すぐ近くに映画館があるのだから行かないのは損だろう、という軽い気持ちで見たのだが面白かった。

引用したくなるような台詞がたくさんあり(実在した者と映画の中で生み出された者との会話やモノローグがあるのだから、そりゃあ使いたくなる)、覚えておこうと思ったのだが、映画のはじまった30分頃から尿意が止まらず(笑)、最終的には真実と虚構、と尿意の入り混じった、「これをマジックリアリズムというのか」って体験になった。

---12月10日。 別名義の曲のアイデア出しをしつつ、kobori akira名義の曲も久しぶりに作った。久々にラップを録音したが、また一歩目からやり直さないといけないぐらいのレベルになっていた。わたしも再デビューしないといけない。 曲は6/8拍子と3/4拍子を交互に入れ替えつつ、クロスリズムとしても遊ぶことができるようなトラック・ラップになった。技術的には貧相なものでも、アイデアだけは第一線にいるラッパーたちと肩を並べるものだと思う(多くのラッパーがこの手法を覚えてチャレンジするようになったら、すぐ抜かれてしまうけど)。

このあとミックス・マスタリングをして、はじめてのSpotify配信に挑む。もうCD BabyではなくTunecoreを使うべきなのかしら。


12月2日。 美容院の待ち時間中に『嫌われる勇気』を読む。

帰宅後ちょうど『めちゃイケ』と『IPPONグランプリ』、『さんまのお笑い向上委員会』が続けざまにやっていたので、カット野菜を鍋に放り込みつつ見る。ここ数年の『めちゃイケ』はヒール役を担い続けていたので、番組終了後になってやっとベビーフェイス化すると思っている。DVDとか発売される頃には「伝説の番組」みたいな。

『IPPONグランプリ』はいつも通り面白かった。堀内健の大喜利が見れるってだけでスゴい番組だと思う。あと最近になってやっと気づいたけれど、もはやバラエティ番組(とくにコンテスト系の)に《ドラマ》は必要とされてないのだろう。

自分でも驚いているけれど、明日が『M-1グランプリ』の決勝であることをつい先日思い出した。その頃には残念ながら別名義の活動が入っていて、人生ではじめての「どんなコンビが出るのはよく把握してない」かつ「生放送で見ない」M-1になるのだ。

これが何を意味するかは分からないけれど、自分の感情から分析するに、これが「どうでもいいなー」と思ってしまった。『にちようチャップリン』とM-1の何が違うのか、今の自分にはわからない(※翌日の日記で大きく変わりました・笑。詳しくは以下の日記を)。


12月3日。

モード・カフェ・ギャマンで週次のレビューを終えたあと、別名義のリハーサルに。自分のつくった曲をはじめて通しで歌ってもらい、やっと命が吹き込まれた。メンバに感謝を。

自分でボーカルをとらない曲をつくるのは久しぶりだったが、「思い通りにならない」感じも楽しめている自分を俯瞰して、なかなか悪くないじゃないか自分、と思った。

帰宅後、ファミマで買ったカルボナーラを食べながら『M-1グランプリ』を見る。例年にない感動的な展開で、ちょこちょこ泣いてしまいそうなシーンがあった。

これを認めるのはツラいけれど成長のためとして書こう。もう自分のようなM-1の見方は古すぎる。M-1グランプリそのものは歴史を持つし、それをずっと見ている我々(20代後半以上)も同じ歩みを辿っているわけだが、視聴者はそれが全てではない。そしてそういう観点から言うと、M-1の視聴者はすでに一周した(そして我々は「一蹴」された、とでも書きたくなる)。

M-1という「新しい漫才のルール」と、これを「攻略」しようとしたかつての芸人たち。そして今、漫才はこの壮大なドラマを超えたところで展開されている。「手数」なんて言葉は陳腐となり、お笑いはまた答えのない問いへと進んでいく。

今大会で最もチャレンジしたコンビであるジャルジャルを見れば、まだM-1はいくらでも面白くなるのだと分かる(そして福徳のあの表情は、M-1史上でもトップを争う名シーンだ)。そして「コンビ結成15年まで」という新しいルールのうえで勝ちをもぎとったラストイヤーのとろサーモンには、ギリギリで感動が勝って落涙した(敵方は「結成10年以内のコンビが出てこそM-1だろ」という老害的批判)。

「破壊と創造」という言葉を忘れていたことを思い出した。『ドキュメンタル』のゾンビタイムよろしく、バラエティという世界では一度死んだ者は必ず復活するのだ。それは人物のみにあてはまらず番組、大会も同様のようだ。『M-1グランプリ』がいま、また大きな産声を上げた。


11月27日。

別名義用の曲をつくる。キスシーンだけは完璧にイメージできたくせにデートに誘う言葉がまったく口から出てこないように、サビから生まれた曲ってのは宿命として「歌い出しがまったく決まらない」というペナルティがある。今回も完全にそのタイプで、今なんとかひねり出し、きっと明日からは「もっと違うパターンがあるよなあ」なんて考えながら車に轢かれそうになるのだ。

11月29日。

『ダイハード』を見る。童貞の友人が「俺はクリスマスになるといつもこれを見るんだ」と言っていたが、その気持ちもわからなくはない。

11月30日。

『ザ・ゴール』を読んだ。たまたま見つけて買って見たら、すべての仕事を放って200分間読みふけってしまった。「これは製造業界だけの話ではない」ってことは、きっと皆言っているだろう。自分も一緒だ。場合によってはブツとして買い直すかも(今回はkindleで買ったので)。

『ドキュメンタル』シーズン4第1話を見る。Amazonのバラエティは大体見ているが、『ドキュメンタル』はやっぱり他と次元が違うように思う。2015年のM-1を見て「松本人志からカリスマ性が失われた」ことを感じたが、それを逆手に取ったような番組/大会であることは間違いないだろう。「1000万」に価値を一切感じない大会なんて、誰が想像しただろうか(M-1もKOCも、今はそういった威厳はなくなったのだが)。

12月1日。

GTDツールをtoodledoからtodoistとtaskchute cloudに乗り換え。GTDを始めてからもう4,5年は経つだろうか。もうすっかりGTDのシステムがないと生きていけない人間になってしまった。それでタスクの整理中は、C.O.S.A × KID FRESINOの「Swing at somewhere feat.コトリンゴ」をリピート。

30秒間集中して音楽に向き合うことが難しい現代だが、なんとか150秒我慢して映像を見てほしい(別にこの150秒間が退屈だ、というわけじゃない)。そのあとのC.O.S.Aのラップがあまりにも一瞬で駆け抜けていき、はじめて知ったラッパーだけれど「きっとこれが最高傑作だ」と思うぐらいのバースをかましている。好きなフレーズはたくさんあるけど、ここで紹介するよりはまず音源を先に聴いたほうが楽しいはず。

あとやっとKICK THE CAN CREWの新作『KICK!』を聴けた。「あの頃のキックを」と心のどこかで思いつつ表面的には「2017年なりの彼らの音楽が聴きたい」なんて言っていたけど、まさかこうやって達成してくれるとは思わなかった。まだ一聴しただけだが「I hope you miss me a little」が一番刺さった。


11月26日。

何年かに1度の「映画見るシーズン」に入り、Amazonプライムからちょこちょこ映画をつまみ喰い。 『マジック・イン・ムーンライト』 は、自分みたいな「映画見る体力がなくてねー」派にもってこいの映画。ミステリ要素はとてつもなく薄いけれど、それを補ってあまりある童貞臭さがドツボに突き刺さる。「こうなってくれよ。絶対にああいうエンドにはなるな」という我々の願いがすべて実る、非常に気持ちいい映画。

ウディ・アレンはなんだかんだで『ブルー・ジャスミン』も見たし、『ミッドナイト・イン・パリ』もチラ見したし、映画監督の中では知っている人の部類。コリン・ファースは『英国王のスピーチ』以来の出会いだったが、よりファンに。エマ・ストーンもかわいいし、20年代の音楽も最高によかった。

ミステリ要素をもうすこし腹に入れたかったので、邦画からは _『探偵はBARにいる』_の1作目と2作目をそれぞれ。ちょうど新作の公開直前であるようで、それは映画館で見たくなるぐらいの出来栄えだった。「大泉洋ファン」の中にもいろんな派閥がいると思うが、**「憂鬱でコミカルな大泉洋がみたい」**という人にはたまらない作品なのでは。個人的には1作目の終盤、「スピード上げてくれ!」がとてもブルージーで印象に残った。素人目にだって「いい俳優なんだな」とわかる。

実はこの2作の間に『グランド・イリュージョン』も見ていたのだが、これはいわゆるB級映画なのだろうか。「とんでもないものを見てるな」と思っているうちに終わってしまったら、すくなくとも駄作ではないのだろうと思う。と書いても恥ずかしくないのかな(笑)。


Amazonプライムつながりで言えば、音楽もSpotifyからしか聴かなくなってしまい、「視覚/聴覚芸術にお金を払う時代は終わった」なんてテーゼも否定しづらい生活を送っている。

ただ当時の有識者は気づいていないだろう。そのような聴き方をしたがゆえに「なんでこの作品に対してお金を払ってからファーストコンタクトをとらなかったのだろう」という、新しい種類の後悔があることを。自分はこの感情を、PUNPEE の _『2057』_から学んだ。なにせ大泣きしながら聴いているくせに1円も払ってないし、さらにはアルバム名や曲名すら知らなかったのだ(他の曲を聴いたあとのオススメで流れたきた)。

似たタイプで言うと、フィロソフィーのダンスの『ザ・ファウンダー』もこれに近い。というかこれは普通にCDで買いなおすと思う。彼女たちの2作目にあたる本作は、「デビュー作が良すぎる」というハードルもしっかりクリアし、かつこれがまだマスターピースでないことが「次はどんなものを出してくるんだろう」というワクワク感に繋がっている、いいかえれば「青田買い」のアルバムだ。

個人的に好きなのは「ダンス・ファウンダー」と「ライク・ア・ゾンビ」。もうメンバも覚えたが、圧倒的な天才(というか自分と同じ肌感覚)である奥津マリリ、一番ドスの効いてるボーカルをとる日向ハル、アイドル声の十束おとは、この3者間をつなぐバランス感に優れた佐藤まりあで作り上げる時間軸的なハーモニー(同時にハモってる訳ではなく順番に歌っているだけだがハーモニーを感じる、という造語)が出来上がりはじめたことも感じる。

サウンド面でいうと、軽いけどしっかり鳴っているキックのように、どの音要素も「ちょっと軽い(古い)けど今風」という共通点を持って組み立てられており、それらは最終的には「ライブで生演奏できる」ことを目指しているんじゃないかと思う。現状はオケを流すしかないけど、最終的には絶対にバックバンドを従えるはずだ。

『BLUE BLOOD』のときのw-inds.を見てブッ飛んだ自分としては、この妄想だけですでにトリップ直前であることが恥ずかしい。この人達と一緒にライブをしたんだ、ってことがいずれとんでもない自慢になるだろう(お前も頑張れよ、って話ですが)。

ほかNONA REEVES『MISSION』やchelmico『chelmico』、BANANALEMON「I WANNA」を何度も聞き返す。BANANALEMONはSTYプロデュースのアイドルと知り、今後も要チェックであることを記録。あとキリンジの「AIの逃避行」もちょこちょこ聴いたが、いろんなところにCharisma.comが参加しているところが少し気になる。どれもいい曲なので、彼女が客演した作品が全部おさえたほうがいいかもしれない。