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XP祭り2023に登壇させてもらう。

はじめて45分間のセッションをやったが、さすがにオンラインでひたすら喋るのはなかなか疲弊するものだった。虚空に向かって言葉を投げ続けていると、だんだんと自身が病的に思えてきて、途中で何度か笑ってしまった。水を飲みながら「VTuberの千羽黒乃さんだったら”ちょっとお水のむねー”って可愛く言えるんですけどね」とか、どこに向けて喋ってたんだろう。


他のセッションも見たかったのだが、どうしてもスターダムの5★STAR GP優勝決定戦が観たくて切り替える。

今年は鈴季すずが優勝して、ファンとしては「もう今年とってしまうのか!」と驚いた。しかもスカイツイスタープレスの初披露で、とうとう鈴季すずというレスラーが完成してしまった感じ。彼女を知ってファンになったの、まだ半年ぐらい前の話だぞ?

ただ本音を言えば、鈴季すず対上谷沙弥による最終戦でスカイツイスタープレスを出したかったんだろう。フェニックスの対抗となるスカイツイスター。その試合のあとに舞華戦があったなら、この大会は本当にものすごくなっていたはずだ。こんなことを書いても嬉しくならないけれど、どうしても「上谷沙弥の不在」がリング周辺に漂ってしまったのは事実だ。

負けた舞華は、その前にやったMIRAI戦が壮絶だった。プロレスの枠組みのなかで、2人がアスリートとして全てを出し切ったような感じがあり、試合後のお互いの表情に「スポーツマンシップ」を見た気がする。いまのMIRAIがあらためて橋本千紘と向かい合う日が楽しみになった。

あとマライア・メイがスターダム最終戦。急なインフォメーションだったので悲しむヒマもなかったが、本当に良いレスラーだ。WWEやAEWなど、海外で活躍するのだろうか。絶対にこの歴史は覚えておこうと思う。


子どもが熱を出した。はじめて「熱でボーっとしている」様子があって、ずっと布団で寝かしていた。これまでは熱があろうがなんだろうが遊んでいたのに、ちゃんと人間らしくなってきた。


部屋を片付ける。要らないモノを捨てつつ、居間に集結していたオモチャを別の部屋に移す。

やってみたけれど、めっちゃ効果ありそうに感じた。居間が散らかっていたのは、結局のところ「あまたあるオモチャが散らかっていた」わけで、とくに小さなカテゴライズできないオモチャを引っ越すだけで、かなり楽になった感じがする。

思えば生活で出た燃えるゴミ以外に捨てた経験が最近ないな。粗大ゴミもそろそろ出さないと。


ブログを書いてない日は「なんにもない日」になってしまうのが怖い。数分前まで忘れていた。9.23は東京女子プロレス、9.24はDDT新日本プロレス、新幹線プロレスと一日通して見たんだっけ。感想書かないと。

9.23の東京女子は、メインイベントが豪華すぎた。坂崎ユカ選手がいない寂しさは当然ある。あるけれども、もうそれをとう乗り越えている団体なのだと感じてしまった。伊藤麻希上福ゆきの連携が見れて嬉しかったり、山下実優の圧倒的な王者感はあいかわらずだったり。そのなかで瑞希対山下実優よりも目を引いたのは、タッグ選手権を控える角田奈穂選手とかみーゆのぶつかりだった。10.9のプロレスでもっとも熱い試合になるのではないかと妄想している。

沙希様&メイ・サン=ミッシェル渡辺未詩&鈴季志乃は、やはり未詩選手とメイ・サンに魅せられてしまう。お盆を頭にくらってあんな表情できるアイドルいる? レーザービームのための踏み込みでお盆に足をとられてあんなに気持ちよく転べる? 自身も輝くし、相手をその倍輝かせる動きにいつも感動する。そしてこの世界観が沙希様によって作られたことを思うと、この物語が幕を閉じる悲しさも強くなった。

翌日9.24のDDTは、平田一喜選手と土井成樹選手がいっしょに踊ってくれたところで既に幸福感でいっぱいになった。そのあとフェロモンズに寝返ったアントーニオ本多、平田を加えたフェロモンズポーズも最高。火野裕士もこの数ヶ月で魅力がすごくわかるレスラーだった。またどこかのリングで見たい。

東京女子ファンとしては、いちばん気になる試合はマット・カルドナ対伊藤麻希のDDT UNIVERSAL選手権試合だった。私は今年の伊藤ちゃんしか知らないけれど、ながく観ている人からすると驚くべき変化・成長を遂げているんだろう。試合前、試合中、試合後すべてが最高の瞬間だった。伊藤ちゃんにローブローが一切効かないこともわかったし。


まだまだ感想が終わらない。いったん寝よう。

と言いつつ、njpwworldでのジュリア対世羅りさ戦、実況が村田晴郎さんだったので見直してしまった。こんなアナザーカットもあるの? 本当に時間が足りない。テーブルからエプロンにぶつける世羅りさ、激しく背中を打ち付けるジュリア、テーブルを支えている鈴季すずが1つの画面の中に収まっているのを見つけた。


村田晴郎アナウンサーが好きだ、というnoteを書こうと思っている。その下書き。


村田晴郎アナウンサーが好きだ。思えば女子プロレス観戦に深くのめりこんだ大きな要素だと思う。拙いなりにその素晴らしさをメモっておこうと思う。


はじめて村田アナの実況をちゃんと認識したのは、2022.10.1のスターダムジュリア鈴季すずの5★STAR GPだった。

これは試合そのものがすごすぎたのだけれど、あらためて観ても村田アナの実況の「間」や気持ちの入れる度合いがとても自分に合う。思うに技名を叫ぶタイミングが視聴者である自分と同じところが気持ちよいのだろう。

決してワードセンスが独特で、キャラが立っているわけではない。だけれど気がつけば村田アナの実況に乗せられてどんどん試合にのめりこんでしまうのだ。


実況が主役になるようなことはまったくないのだけれど、それでもたくさんの実況を聞くうちに、印象に残るフレーズも出てくる。

今でもよく思い出し、実況込みで観たくなるのは、3.18の東京女子、渡辺未詩対辰巳リカインターナショナル・プリンセス選手権試合だ。

渡辺選手の「開花式」ジャイアントスイングを食らうも、執念で身体を起こす辰巳選手が反則スレスレの首締めで反撃する。

さあこれは? 開花式ジャイアント…戻ったもどった! 花が閉じた

この「花が閉じた」というフレーズのように、一瞬差し込まれるこうしたコメントが試合をさらに面白くしてくれる。


どんどん面白く感じるうちに、大事な一戦や大会の実況が村田さんだと嬉しくなるようになった。その中でも、次の上谷沙弥白川未奈の試合は、とくべつ嬉しかった。

上谷沙弥が必殺技のフェニックス・スプラッシュを誤って白川未奈の顔面にあててしまい以降放てなくなってしまうも、5ヶ月また同じタイトルマッチで対戦したこのカード。誤爆によって試合は突如終了してしまった。

一度は飛ぶのを躊躇した上谷選手が、意を決して5ヶ月ぶりに飛んだとき。村田アナは次のように実況しt.あ

上谷沙弥にとっては、飛ぶに十分なコンディションをキープできているということか。ならばあとは気持ちの問題。フェニックスが、フェニックス足り得る気持ちをつなぎとめているかどうか。さあ、5か月前のチャンピオンが再び宙を舞うか。フェニックス・スプラーッシュ! 解禁!

そして記憶に強く残ったのは、このすぐあと。白川選手は、この必殺技を2.9で返す。

あー! 返した! さあ、ここからが白川未奈の時間です。時計の針が動いた!

この「時計の針が動いた」を聞いた瞬間から、白川未奈がフィギュア・フォー・ドライバー・MINAを決めるまで。4.23の横浜アリーナで最も印象に残り、そして今でも何度でも見返すシーンだ。

繰り返しになるけれど、あらためて試合そのものが本当に素晴らしい。それは当然として、その素晴らしさを増幅するような実況をしてくれるのが村田アナだ。


総じて素晴らしい試合の魅力を120%引き出してくれるような期待や信頼がある。当たり前だが配信のある試合でしか実況を聞けないのが寂しいほどだ(先月のTJPW夏フェス2023をもし実況したら、とたまに妄想する)。


再来週の「XP祭り」というカンファレンスのための原稿を制作。Qiita記事を発展させた内容をやろう、とまでは決めていたけれど、実際に書いてみると記事のアラが見えてきてしまい、あらためて「何を伝えようか」というところに戻ってきた。もともとは「進捗」がテーマだったのだけれど、結局は「計画づくり」の話がポイントなんだよな、というのが気づき。

そんなのを考えるなかで、ストーリーポイントや大きな見積りが効果的でないことを、(翻訳) ストーリーポイント再考 - forest bookで読む。これはその通りだ。ただ自身の感想としては「結局計画をつくることは変わりないじゃん」ということで、それが「なにかしら見積もる」のか「小さく分割する」のかの違いであるように感じた。「計画なんてしなくていいんだよー」という最先端の主張があれば楽になるのになあ。これもAIに頼るか。

「小さく分割する」ことの重要性は理解しているつもりだけれど、ハウツーとしては上手い気がしないので、また今度考えてみよう。


『GitLabに学ぶ 世界最先端のリモート組織のつくりかた ドキュメントの活用でオフィスなしでも最大の成果を出すグローバル企業のしくみ』という本も読み始めた。そのなかで「同意しない、だがコミットする」という考え方が書いてあった。

「同意しない、だがコミットする(Disagreeandcommit)」という言葉があります。責任者の方針について、他のメンバーは懸念や反対意見があればはっきりと意見を示す必要があります。そうした意見に対して、責任者も同様に説明責任(accountability)を果たさなければなりません。双方が意見を述べる責任を果たした上で責任者が決定したことであれば、それ以外のメンバーは賛否を問わず全員が決定を尊重してコミットし、全力で支援します。そうしたメンバーのコミットメントに対して、責任者は結果によって応えるのです。こうした考え方はマッキンゼー・アンド・カンパニーの「反論する義務」にも共通しています。
p.67, Kindle版.

上記はとても納得する考え方だった。組織でなされる意思決定において、賛成できないものは必ず出てくる。しかしゆえに「協力しない」は誤った行動だ。納得はできないけれど意思決定がなされたのであれば、その決定が成功となるように努める必要がある。

なおこの前提として、意思決定がきちんとされること、つまりは最終的な責任者が誰なのかが明確であることの大事さが説かれている。なんとなく決まったことではなく特定の人物が決めたことにコミットするほうがわかりやすいな、と個人的にも思う。結局は意思決定者を立てることの難しさ、意思決定者になることの難しさになっていくのかな。


東京女子プロレスの名古屋大会がストリーミング中継されていることに気づき、急いで見始める。青木詩織さんがレフェリーをやっていて、これがめちゃくちゃ良かった。東京女子の面々も楽しそうだったのが印象的。辰巳リカ選手の首締めが誤爆していたけど、HOTより極悪非道な誤爆なのでは。相変わらず原宿ぽむ選手はメッタメタにされていて、本当に大好きな選手にこんなコメントしていいのかわからないけれど、端的に言って最高だ。

そのあとの上福ゆき&桐生真弥&凍雅対角田奈穂&乃蒼ヒカリ&上原わかなの前哨戦は、いちばん興奮させられた試合。ここ最近の東京女子で、上福選手と角田選手の交わりはいちばんゾクゾクする。ひとつひとつの技や動きに感情がこもっていて、それは東京女子であまり見ない類のものだ。東京女子に恨みや憎しみは必要ない。しかし「この人には(いろんな観点で)負けたくない」という気持ちは必要だと思うし、その感情はさわやかなものからジメジメしたものまで、どんなものでもいいと思う。

瑞希&中島翔子山下実優&伊藤麻希のセミファイナルは「タイトルマッチ?」と間違うぐらい、激しい攻防の連続だった。そのなかで久々に画面越しに見る伊藤ちゃんがとにかく輝いていて「世界に行く」ってことの意味をやっと理解した気がする。評価とか地位とか、そういうものって本当にちっぽけというか、一所懸命やっていればその人が輝く場所はどこかに見つかったり、自然とそういった場所が生まれたりするのかもなと感じさせられた。

メインは赤井沙希&荒井優希愛野ユキ&宮本もかのタッグマッチ。令和のAA砲の見納めとして良い試合だった。本当に今年から東京女子を観れて「間に合ったな」という感じ。今年のテーマは「間に合った」だと思う。試合後、シングルマッチの約束をしたのも胸熱。なんとか会場に行ける日程だと嬉しいな…


週次レビューをしながら、まったく何にも進んでいないことに驚愕する。「驚愕」ではないな。前からそうだとは知っていたから。

あまり思い詰めた悩みじゃないので書いてしまうが、子育て中心でいると「スキマ時間」というのものは第一存在しないし、第二に無為に過ごしてしまうものだと感じる。ちょっと本を読む時間ぐらいはあるのだけれど、ふりかえってみるとよくわからない時間として消化されている。しかしこれを改善するほどのモチベーションというか、気力が残ってない感じ。


気力のない中で「元気」をくれるのがプロレスであり、とくに東京女子プロレスが筆頭になっている。理由はさっぱりわからないけれど、どうやら同性の頑張る姿よりも異性の頑張る姿のほうが共感するらしい。今日は9.10の京都大会を見て、メインイベントのレスラーの面々にたいそう元気づけられた。10.9のビッグマッチで、上福ゆき&桐生真弥組がベルトを巻く日を夢見る。


そんなことを考えるなかで、ふと「音楽はこれまで何を与えてくれてたのだろうか」と疑問に思った。すくなくとも「元気」ではない。

世の中には「元気をあたえる音楽」というものがあるし、それがストロングポイントのアーティストだっている。しかしあらゆる音楽を聴いてなお、元気をもらった音楽というのは自分の中に存在しない。この考察は仮説すら存在しない。ふと気づいたときにまた書こうと思う。

最近知ったカバー。


丸藤正道対ウィル・オスプレイのスペシャルシングルマッチを観た。

オスプレイ選手、今年だけでいろんな側面を見ている気がする。シリアスなオスプレイもカッコいいけれど、ときどきこういった少年のモードを見せられると、よりいっそうグッと来てしまう。あと本当に丸藤選手をお手本にしているのだと理解できた。


Open Interpreterを試してみた。これはたしかに驚きがある。自分でもボットを作っているから、内部実装はなんとなくわかったけれど、ローカルのいろいろを好きに使えるのはとてつもないメリットだろう。まだ何を作りたいかが決まってないから享受できてないけど、ちょっと作りたいものができたときに率先して使ってみようと思う。

で、ボットのほうは週次の目標をリマインドするようにしてみた。これをベースにやるべきプロジェクトを提案させたりしたいな。自分にとっては、systemのメッセージやfine-tuningされたGPTが必要なのだろう。私についてもっと知ってほしい。

もっと知ってほしい、といえば、いま一番取得すべきはYouTubeの視聴履歴だろう。Tracerという追跡アプリを使いながら思ったけれど、SpotifyやYoutubeなどの視聴履歴をGoogleカレンダーに同期すればよさそうと思いついた。


ずっと読んでなかった『愛するということ』を読み始める。

あらためてGiveの重要さを考えた。私はそもそもアウトプットも好きだし、なにかを与えることの喜びは知っているつもりだけど、与えることがすなわち「損である」と考える癖もあるなあと省みた。損得勘定そのものは重要であるが、ほんとうに自身を犠牲にする訳でないかぎりはあまり悩みすぎないほうがいいな、と。あとフロイトがやっつけられていて笑った。