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2023.12.01、東京女子プロレスの10周年記念興行「We are TJPW」を観戦してきた。

そして12.06、坂崎ユカの卒業記念興行を観戦してきた。

どちらでも素晴らしい興行で、本当に生で観れてよかったというか「また書くのか」って感じだけど、マジで「間に合った」以外の感想が浮かばない。それぞれちゃんと本当にまとめなおすけど、この10年間の最後に立ち会えたこと、そしてこれから先の10年を応援できることの幸せを感じる。

結論から言うと、私の人生をすこし華やかにしたであろう興行だった。たったの900円で手に入れたWRESTLE UNIVERSEで観た今日の試合たちは、きっと明日、来月、来年、これからの私の行動(というか消費活動)に影響を与えるだろう。
ふたつの3.18〜GRAND PRINCESS ‘23

と書いた通り、私の行動と消費活動は大きく変わった。想像の4倍、いや5倍くらいの影響を感じている。

あの日は鈴季すず選手が見たくてプロミネンスの興行のチケットを取った。新木場駅の松屋でアジャコング荒井優希までは見届けたのを覚えている。まだあれから9ヶ月だ。しかしこの9ヶ月は本当に楽しい時間だった。

いまだに音楽がこの世の至上だと思う。そして音楽は私にとってアウトプットする対象でもあった。しかしプロレスは違う(会場で声援を投げたり、一言だけヤジを入れたり、その創作の過程に加わることはあれど、ファンは0から1を生み出す訳ではない)。その心地よさというか、自身が一切アウトプットに関係しないであろうという安心感が、確実にハマる原因になっている。


友人の出版したAItuberに関する本を、半分ぐらいまで読み進めた。VoiceVoxを始めて利用してみたけれど、こんなに簡単にずんだもんって喋れるの? ビックリしてしまった。明日で読み終えて、感想を下書きするつもり。

AWS SAAは模試に突入。あと3週間ぐらいで本番なので、こっからは興味とかじゃなくて詰め込んでいく。「覚える必要ある? そのとき調べたら?」という疑問を持たないことが試験に受かるコツ。


明日12.1の東京女子プロレス10周年について。「10周年」というものに対しては当日しっかり祝わせてもらうとして、タイトル戦の展望を書こうと思う。

上福ゆき選手はベトナム人女子レスラーのビバ・バン選手とクイーン・オブ・アジア選手権試合、そして原宿ぽむ選手はマックス・ジ・インペイラー選手と”ぽむぺいらー”を組んでふりーwifiとプリンセスタッグ選手権試合と、大好きなレスラー2人がそれぞれタイトルマッチに挑む。

かみーゆがベルトを保持してリングに入るシーンが見れるのがとても楽しみだし、できれば保持したままリングを降りれるよう応援したい。比較的大柄なバンに対してフェイマサーが炸裂するか。絶対に面白くなると思う。

そしてタッグ選手権は本当に先が読めない。

いまのふりーwifiは東京女子の中でも「最強・最高」に近い勢いがある。なにより角田奈穂選手の充実っぷりは凄まじく、入場から退場まですべてが神々しい。このままシングル戦線に乗り込んでいくのだろうと感じる。

しかしそういった流れと関係ないのがぽむぺいらーだ。なにより5月に行われたマジラビとのタッグ選手権に破れたあとも、ときおりタッグを組んでいることによることによるチームワークの向上に期待感が高まる。インペイラーの頻繁な参戦もあって、もはや「即席タッグ」ではなく「東京女子の名タッグのひとつ」であろう。

11.26名古屋の前哨戦は、ふりーwifiの5Gをすね蹴りで阻止するなど相手の必殺技を封じつつ、こちらの必殺技である合体式のぽむ・ど・じゃすてぃすは出さないという完璧な試合運びだった。

明日は正直五分五分の試合になると思う。そしてなんにせよ試合終盤のカッコいいぽむが見れるだろうから、それがとてつもなく楽しみだ。そしてできることなら、ぽむがベルトを巻く、その瞬間に立ち会いたい。


なんて書きながら。寝る前のこれに完全にヤラれてしまった。2人のキャラクターが好きだし、その2人がときおり見せる別の側面が本当に愛おしい。


東京女子プロレスの対談動画が上がっていた。フル版はWRESTLE UNIVERSEで視聴可能。

「速報★バトルメン」でも坂崎ユカ選手がゲストで登場。彼女の10年間を振り返るコーナーがあった。

どちらを観ても、東京女子が始まる「以前」がなかなか大変だったんだなと感じた。東京女子には「努力」こそあれど「苦労」は似合わないとも思った。そういう酸いも甘いも飲み込んだものがプロレスだとは思いつつもだ。

そして明後日12.1の興行がどんどん愛おしくなってきた。毎回書くのもだんだん気が滅入るが、本当にさっきハマっただけだぞ? なのになぜこれほどまでに深く魅入られてしまうんだろう。


「マクロ管理法」という食事のとり方を調べた。はじめてこういうことをやってみたが、この計算ではじき出された数を見ると、どう見ても脂質がオーバーするのでは? と思った。タンパク質をたくさん取るのも大変だけれど、それ以上に「油をどうとらないか」を考えないといけない。


/2023/11/28/

2023/11/28

やっぱり日記は書かないとダメだ。というわけで。

先日、副業の募集でドンピシャなものがあったので応募していた。

結果は不採用。スタートアップ企業で、お試しで数時間だけ働かせてもらったのだけれど、凡ミスを一つやらかして印象が悪かったのと、丁寧な姿勢を見せるべきだと思って「ここは〜ですね」みたいな「俺わかってるよ!」アピールがマイナスに響いたのかもなと反省している。むしろいつも通り「勝手にやっておきますねー」が正解だったのか? 死ぬまで回答は明かされない。

ふと思ったけれど、人生において「正解を知る」って経験は本当に限られてる。たいていは「想像した正解と想像したミス」を突き合わせているだけで、そもそもそれがミスだったのかも、ゆえに正解が何であるかも私達はわかり得ない。さらにこの「正解かどうか」というx軸に対して「常識的かどうか」というy軸を付け加えた二次元は相当ややこしくなる。「好ましいかどうか」というz軸も足してみようか。頭が爆発する!


そういえば東京女子プロレスのことは、別途Twitterのアカウントをつくって投稿している。「日本語で書くのは避けたい」という直感を信じて、英語で書きまくっている。DMでやりとりする海外の友人もできたりして結構楽しい。

その影響もあって、あらためてIELTSの取得にチャレンジしてもいいかもなと感じてきた(過去にTOEICにハマっていて、そのときは785点が最高。TOEICを再開してもいいんだけど、やっぱり喋れるほうが楽しいかもなと方向転換した)。いくつか動画を見たりしながら、高校時代のフリースタイルを真似てブツブツ喋るようになった。

というか東京女子を見れば見るほど、本当に素晴らしい団体だと強く思うようになってしまう。いつかこの熱も冷めてしまうだろう。それでもこれだけ心を動かされたり、それこそ「明日も頑張ろう」と思わせてくれたり(音楽は「明日も生きよう」と思わせてくれる。ただ「頑張ろう」って思ったことはなかった)、自分なりに良い人間であろうと誓えたりしたのは、絶対に東京女子のおかげだ。

今日は健康診断で、年に一度の採血と人生初のバリウムを経験してきた。いつもは本当に世を恨むというかネガティブな感情だけで過ごす時間なのだけれど、本当にアホだとは自覚しながら「東京女子のみんなも頑張ってるんだから、自分も弱音を吐かずに頑張ろう」と決めて病院に行けた。書いてて泣きたくなるけど本当の話。

採血を終えた(ちなみに採血を担当してくれた看護師さんは人生最高に良い人だった)帰りに、SUMMER SUN PRINCESS’23の瑞希伊藤麻希を見直しながら帰った。いまはYES WONDERLAND’23の辰巳リカ鈴芽を見直している。辰巳リカ選手のことを知るほど、そしてそれに憧れた鈴芽選手の気持ちを汲み取れるようになるほど、この試合の魅力は大きくなっていく。過去に辰巳リカ選手のことを「メリハリを知らない」と表現したが訂正すべきだ。「メリハリを超え続けている」というのが正しいのではないだろうか。


このブログは「明日になれば忘れてしまう」という強迫観念のもと書かれている。

昨日子どもがバイクの練習をしていると、自然と足を離してバランスを取るようになってきていた。かくれんぼをすれば、見つけてほしくて顔を出す時期はもう卒業して、大きな葉っぱで顔を隠したまま草陰に身を潜めるようになった。2択のクイズを出しては、私が間違うほうの選択肢になるようにコントロールするようになった。あさっては初めてお弁当をつくって持たせる予定なので、弁当箱も購入した。

そんなことを片っ端から忘れていくのだ。記憶はあてにならない。記録はもっとあてにならないかもしれないが、記録がないよりはマシだろう。


何故こんな序文を書いているかと言うと、11.23に観に行った「東京女子プロレスで感動させてよ’23」が最高だったからだ。忘れてしまう前に、すこしでも記録しておこう。

本大会は、有志によって企画された特別な大会だ。背景は11・23「東京女子プロレスで感動させてよ!‘23」に関して知っておいてほしいこと | KEN筆.txt息子の30年、聞きたかった コロナに消えたある母の夢:朝日新聞デジタルに詳しく書かれている。

私は今年からのファンなので、当然そんな背景は知らなかった(行く直前に上記記事を読んでやっと理解した)。しかしこの興行は絶対に見逃してはいけないだろうと直感し、チケット発売の5分前からパソコンに張り付いてチケットを用意した。


かくして北側の最前席で観戦できたのだけれど、興行の始まる直前から始まって会場を後にするまで、そのすべてが最高だった。ライターの文体をできるかぎり真似ながら記録しよう。

第1試合の中島翔子vs原宿ぽむから場外乱闘は始まった。マックス・ジ・インペイラー対策としてハイパーミサヲが仕掛けた「好きなものをリングから場外に向けて並べる」という作戦は1.47メートルの大怪獣にも当てはまり、見事に場外からの不意打ちに成功した。リング外から流れを掴みかけたぽむだったが、すぐにその流れは止められてしまう。その後はしばらく中島のペースで試合が進んだが、持ち込んだガメラ人形による攻防をぽむが制すると、必殺技のぽむ・ど・じゃすてぃすを発射。しかしこれを避けられてしまい、ノーザンライト・スープレックス・ホールドで中島が勝利。

第2試合は、まっするでお馴染みの(初見なのでまったく知らないですすみません)新沼袋怪談形式の3WAYマッチ。怪談師に扮した今林久弥の「お前だー!」の衝撃で、セコンドふくめ次々と気を失っていくレスラーたち。しかしその中で唯一、今成夢人は倒れることなく今林にカウンターを「お前だー!」をぶつける。幾度の「お前だー!」の攻防の末、今成が試合を制する。試合後に今成は、その勢いのままスーパー・ササダンゴ・マシンとアントーニオ本多、そしてこの興行のキッカケにもなった人物へ、違った「お前だー!」を決める。この興行の感動的な場面の一つとなった。

第3試合は、辰巳リカvsデモニオ・ドスのシングルマッチ。2019.8.4の鶴見青果市場と同じ顔合わせになったこの試合は、おそらく見逃し配信では見ることのできないシーンが数多くあった。ゴング後早くも場外乱闘となった両者であったが、彼らの場外は「会場の外」であった。観客を引き連れたまま会場を飛び出て、そして横断歩道を渡ると、そこはロッテリア。店外でプロレス技を決め、店内ではポテトを注文する狂気を見せた辰巳が、ヒップアタックでデモニオ・ドスを制する。

メインイベントとなる第4試合は、坂崎ユカ瑞希のマジカルシュガーラビッツにハイパーミサヲを加えたメンツと、山下実優愛野ユキ乃蒼ヒカリによる6人タッグマッチ。この試合もやはり早々に場外に飛び出すと、ハイパーミサヲが山下を花火の準備された荷台にしばりつけ、そして点火。坂崎、瑞希も手持ちのロケット花火を次々に山下へ向けて発射。気づけば乃蒼も打っていたような。煙の充満する中、会場外のトラックの上には瑞希の姿が。笑顔のままフライングボディアタックを決める。やがてリング内の攻防に戻っていくが、やはりこの試合は花火がテーマとなったか。坂崎ユカが”バーニング・ビーナス”愛野ユキに、本物の火花が散る”バーニング”マジカルメリーゴーランドで決着あり。選手だけでなくリングにすらダメージを与えるフェイバリットであった。


ハイライトをざっと書いてみたが、たぶんこのあと何度も配信を見返すことだろう。東京女子が「いま提供する」魅力が好きでハマった訳だけれど、その文化というか「なぜ現在これらのレスラーがいて、こういう試合をしてきて、それを応援してきたファンがいたのか」を超高速でインストールするような興行だった。そりゃあ10年続くわ、が第一の感想。なんで私はそこにいなかったのだ、が第二。

さらに最前席の特典として、大会の出場選手全員との集合写真も撮影してもらうことができた。しかも撮影場所はリングの上! はじめてリングに触れ、ロープをくぐり、リングの上に立つことができた。試合内容とは違った意味で、でも同じくらい感動した瞬間だった。


そんなわけで表題通り感動続きの興行だったのだけれど、本当に個人的な感動の瞬間はまさかの第2試合に訪れた。

今成選手のマイクが熱を帯び、リングを叩き出したそのときリングサイドの観客がなぜかリングに集まり、一緒になってリングを叩き始めたのだ。

あとから聞くと、FMWなどで起きた文化のひとつだったのだけれど(refs: あの大仁田厚率いる超戦闘プロレスFMWが、なぜか青森県弘前市でプレ旗揚げ戦をした観戦記 | さいとうサポート)「きっと古参の人がうまくやるのだろう」と思って自分はそのままぼーっと座って見てしまっていた。

そこに、近くにいたぽむ選手が私を手招きして、隣に誘ってくれた。そして一緒にリングを叩いた。もう一度書くけれど、原宿ぽむ選手の隣で今成選手を盛り上げたのだ。私のあの日の時間感覚は、この瞬間からめちゃくちゃになった。

この経験は本当に忘れられないものとなった。もう二度とないかもしれない。自動書記のペースで書かれたこの3000文字弱のテキストは、この経験を忘れないためのものだ。


絶対にブログに残すのを忘れそうなので。とりあえず自分が行ったことを記録するだけでも。

DDTプロレスの「Ultimate Party 2023」は、はじめてDDTを生で観戦するには最高すぎました。赤井沙希の引退をこの目に焼き付けたほか、DDTの観客と勝負する東京女子プロレスのニューカマー6人を本気で応援したり(その中でもやはり荒井優希選手が群を抜いて輝いてた。そこに相対する鈴芽選手と遠藤有栖選手も良かったし、実はいちばん宮本もか選手が気を吐いてたと思う)、高橋ヒロム平田一喜のダンスで熱狂したり、マット・カルドナがどれだけ素晴らしいレスラーがやっと理解したり、人生二度目のクリス・ジェリコの生観戦で”Judas”の合唱に加わったり(試合は今年のベストマッチだったかも)、最後にクリス・ブルックスと上野勇希の引くギリギリまで魂を削った試合にやられたり(感動するより先に疲れてしまったのが本音でした)、第1試合から最後まで無駄のない、「行かなくてもよかったな」と一ミリも思わせない、そんな大会でした。両国国技館のマス席に座ったのも初めてですが、帰りに腰痛が3倍ぐらいになったことも含め、最高の体験でした。